ロングウォレット【LW-01】の発注を頂きましたので
作りながら製作過程を紹介していきます。
今回はセミオーダー形式で
革の色、糸の色など相談しながら
細かい仕様を決定し製作にあたります。
もちろん「名入れ」もしていきますよー
まずは革選び
カットされた革をよく使います。
半裁などよりも無駄なく使え品質も安定していると思います。
一番外側のカバー部分は一番「顔」になるので
傷などが少ないものを選びますが、
面積も大きいので意外と時間がかかったりする場合もあります。
(優柔不断?)
シワやトラ模様は革製品の「味」としてご理解頂ければ幸いです。
さて、革を選んだら
グレージングと呼ばれる工程。
ガラス板やスリッカー等で擦ります。
程よい力加減が必要です。
比較で細長い端切れを置いてますが
このようにツヤが出て毛穴が締まります。
使い始めの汚れも付きにくくなると思います。
人間の肌も簡単にグレージングできればイイですねー
今回のロングウォレットは
ヌメ革メインですが、一部は黒の革でご指定頂きました。
FUNCのスマホケースも黒とヌメを使ってますが
素敵なコントラストが生まれて大好きです。
染色中
ムラがなくなるまで染料を重ねていきます。
染色後はレザーフィックスで仕上げ(色止め処理)をします。
FUNCは機能性(functionality)を第一に考え
使う人に寄り添った作品作りをしています。