実は英語を聞き取れているのかも♪ | 船津洋 『子どもが英語を話しだす』 ~英語教育のために、今日も東奔西走!~

船津洋 『子どもが英語を話しだす』 ~英語教育のために、今日も東奔西走!~

英語教育に携わり23年。その甲斐あって、ネイティブ並みに洋書を読む小学生、英検1級合格の中学生、英語で難関大突破と、嬉しいご報告を続々頂きます。
――かたや「日本人の英語力、依然としてアジア最下位」の現実。
英語教育を天職だと光栄に思い、まだまだ奔走します!

昨日は大人のレッスン

今回は、少し気分を変えて、

大人用のトラベル英会話♪

いっつもは多読だから少しきついんですよね~

ワイキキのハイアットから

レンタカーでビショップミュージアムまで行く、

その道順をバレーパーキングの係に尋ねる、

と言う設定。

150語くらいの短いスキット。

最初に一度聞きます。

聞き終わったら、

内容で覚えていることを聞きます。
$船津洋 『子どもが英語を話しだす』 ~英語教育のために、今日も東奔西走!~

するとほとんど聞き取れていない。

聞き取れた単語や文章があっても、

頭に残っていない。

そんな状態です。

次に、内容を説明して、

倍速をちょっとだけ流します。

で、最後にもう一度聞きます。

目を閉じて。
$船津洋 『子どもが英語を話しだす』 ~英語教育のために、今日も東奔西走!~

すると、、、。

全部聞き取れている。

(ノ゚ο゚)ノ


ほんの10分前に聞いた時には、

良く聞き取れなかったのに、

10分後には全ての単語が聞き取れている。

わずか10分で

これどういう意味だか分かります???

実は・・・

10分前も聞き取れていたんですよ。

いや、聞き取る能力はあった

ただ、「聞き取らなきゃ」と心がはやる。

ε=(。・д・。)

すると、緊張する。

で、所々しか聞き取れない。

しかも、次々に会話は進むわけです。( °д°)

すると、文章を日本語に訳している内に、

どんどん次へ、、、(・_・ 三・_・)

さらにパニック。

で、終了。(T_T)

聞いた英文は、日本語に訳しちゃダメ

でも、習慣とは恐ろしい物です。

頭が勝手に訳しちゃうんです。

だから、耳から入った英文に集中できない。

さらに、訳して理解しようとしていると、

それは記憶なんですね。

丸暗記しているのと同じ。歴史の年表みたい。

だから覚えられるわけがない。

でもね、

道順を聞いて、日本語に訳さず、

「右」とか「左」とか、ランドマークを

想像すると、イメージとして記憶に残るんです。

丸暗記は無理でも、

イメージ化できれば記憶に残ってしまう。

この辺がミソですな。

ところで、話は戻りますが、

要は我々聞き取れないのは、

緊張してパニックに陥っているだけで、

冷静に接すれば、十分聞き取れるんです。

レッスンでの1回目のリスニングは、パニック状態。

2回目のリスニングは安心して道順に集中できた。

だから聞き取れた。

ただそれだけのことなんです。

みんな英語は取れているんですよ。

もっとも、、、

多少の能力の差はありますけどね。