「隣のとび職」  | 歯無しに困った歯科医者?

歯無しに困った歯科医者?

実はおいちゃんの作品です。自分でオツム年令のバロメーターと思って
いつまでも固まらないように
柔軟な発想で色々な角度からメッセージを書きたいと思ってます。

大分から来て一年間隣の家に住み込んでいた

とび職の連中が帰って行った。



人数はだいたい6、7人。年齢は見たところ

20代~40代か?

おいちゃんの部屋の窓から彼等が寝る部屋まで

僅か約3M..。

聞こえてくる大声には直ぐに慣れたが何とも賑やか

だった。



毎日6時半頃から眠そうな声が聞こえてきたが

ピッタリ7時には仕事へ。

夕方は弁当か自炊か分からないが疲れたせいか会話が

ほとんど聞こえてこない。

漸く9時頃から寝る準備と翌日の打ち合わせか

ガヤガヤガヤガヤ。。

時々聞こえてくるのは携帯電話の会話。

相手は家族や彼女のようだった。。

言葉は乱暴だが汗臭い会話が妙に好きだった。

週末にはたまに帰省していたようだが

さぞ疲れも溜まっていたいたことだろう。


ある日二階に置いていた娘の机を処分しようと

思ったが重い上に階段が狭い。。(汗)


隣人のプロに相談したところ快く引き受けてくれて若い衆二人で僅か10分でベランダ経由で運び庭に落としてもらって万事終了。

「流石に本職は違う!」とただただ感心。


一方では世の中、日中からパチンコをしているサラリーマンや駐車場で寝ている連中が何とも多いことか。


どんな仕事でも

一生懸命汗水垂らして頑張る人間は本当に美しい

もんだと思わず比較してしまうのは筋違いであろうか?


“あの”活き活きとした荒い声が聞こえてこなくなると思うとチョコッと寂しい。


今は赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。