25日に社民党の福島氏が沖縄を訪問した。
この件で首相は閣僚としての訪問に不満を口にし
党首としての訪問なら致し方ないという旨のコメント
をしたが会談を受け入れた沖縄側から見るとその目的から
して“閣僚”としての訪問と受け止めるのが自然な感覚で
あろう。
福島は現地で叫んだ。
「辺野古に基地を造らないよう一緒に頑張りましょう!
命がけで造らせない!」
一方で仲井間知事と稲嶺市長は共に「頑張って下さい」
とのコメントを残したがこの言葉の本当の意味を福島氏は分かっているのだろうか?
首相が沖縄を訪問し辺野古への移設方針を表明した後に
同じ与党の一閣僚が来県して首相を批判し
「一緒に反対しよう!」という正に政治版茶番劇である。
知事、市長共に二人の本音を少々汚い表現で置き換えると
「一体あんたら閣僚や首相は何やってんの?
愚痴や反論を言いたいなら閣内でやって
話しを纏めて来てくれよ。
いい加減にしてくれ!」
とでも吐き捨てたかったのではなかろうか?
現内閣に翻弄されながらも苦渋の礼を示した
沖縄の精一杯のリップサービスではなかったか?
と想像する。
尚、仲井間知事と稲嶺市長は結果として
福島氏に対する感情が同じであっても
過去のプロセス、立場を考えると二人の質が異なる
ことだけは最後に付記しておきたい。