1級建築士の手当てはいくらが妥当? | 船井総研 設計事務所コンサルティング日記

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株式会社船井総合研究所の設計事務所専門コンサルタントが、日本全国を飛び回る中で感じた事をゆる〜く綴る日記です。

設計事務所の給与制度の中で、『資格手当』をつけれられている事務所さんが多いのではないでしょうか?

『資格手当』のメリットは、資格を取得することで(するだけで)毎月の給与水準が上がるため、所員さんが資格取得の奨励になります。

船井総研で開催している設計事務所経営研究会のメンバー様、約20事務所の方にアンケートを取ってみると、1級建築士の資格手当で1万円~6万円、2級建築士で5千円~2万円とかなり開きがあります。

これは事務所さんの売上構成比にしめる、官庁比率が高いところが『資格手当』が高めで、反対に民間比率が高いところでは低い傾向にありました。

労働分配率[粗利(売上―外注費)にしめる給与・役員報酬の割合]も官庁主体のところが60~65%、民間主体のところが55~60%と、事務所がどの仕事を狙いにいっているのかで、事務所経営は少し変ります。