いつもお世話になっております。
船井総研の浅野です。
本日は選考プロセスのグループ面接についてです。
グループ面接の趣旨は、複数の学生を比較しながら検討し、選考プロセスを進めさせることにあります。
一番の目的が、複数の学生を比較検討すること、というものなので、その環境づくりが大切です。
まずは、相手のことをよく知るために、こちら側が相手のことを引き出してあげます。
緊張して自分のことをきちんと話せない学生がよくいますが、それはお互いにとって損です。
素の状態であれば採用して得になる可能性もあることから、相手が素の自分を出せる状態に導いてあげることも面接官としての使命となります。
そのためのコツとして、最初はこちら側も自己紹介をすることです。
格式ばったものではなく、明るく楽しい雰囲気にするためなので、趣味や好きなものをこちら側から言ったりするのも効果的です。
話がはじまったら、こちらは話しすぎず、向こうに話をしてもらう流れを保ちます。
最初のほうは趣味や考え方などを聞き、それを肯定してあげます。
学生の話を肯定してあげることで敵意識が薄れてくる傾向がありますので、人は共通点を見つけるだけで仲間意識ができるのです。
仲間になったら、あとは質問をしていきます。
質問の種類自体は少なくて問題ありません。
なによりひとつひとつの質問を深堀していくことが重要です。
表面的な多数の種類の質問をしても、やはり表面的な人物像しか見えてきませんので、できる限りひとつの質問を深堀することでその学生の人間性や考え方が見えてきます。
その企業にあった優秀な人材を見極めるためにも、質問項目の選定と深堀の方法を充実させて頂きたいですね!
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!