今年2025年のEAS(ヨーロッパアライナー学会)は、ギリシャのロードス島で開催されました。
EASと言えば、昨年2024年には当歯科医院が提供している
スーパーエナメル®️という歯を削らないノンプレップベニア治療と
見えない矯正治療の王御所 インビザライン®️との
コンビネーション治療のケースプレゼンのポスター発表が
見事「ベストポスターアワード』という
最高の賞をいただき
その記念に国際誌の一つであるクインテッセンス発行の
JAOに詳細内容を長々と掲載させていただく栄誉を授かったいう非常に御縁深い学会。
ちょうどEAS学会開催の前に、ギリシャでは地震が多発していたので
(私が到着する前日にもロードス島で現地時間6時20分頃マグニチュード5.5の地震があり=揺れた程度)
地震が滅多にない古代岩盤上にある岡山から、あえて地震頻発エリアに行くのもどうかな〜とは
一瞬思ったのですが、
まあ、人生一度きりですから国内旅行に行くのと同じくらいのリスクだよな〜と
考えることにして、ロードス島のEASに参加してきました。
もちろん、家族からもどんと行ってこい!とw
そして無事帰還してまいりました。
今回は、EAS学会の専門的な内容は多分みなさまはご興味ないでしょうから、
情報がほとんどないロードス島の観光について
ご紹介していきますね!
ロードス島の日本での知名度は低めではないでしょうか?
日本からの直行便がありませんし、
るるぶの『ギリシャ エーゲ海』にわずか見開き2ページ情報があるだけ。
非常にマイナーな観光地という印象になっているのではないでしょうか?
ところが、この島はたくさんの国から直行便があり、大型クルーズ船も寄港する島としてヨーロッパでは大人気で有名。
オーバーツーリズムの問題を抱えるような人気リゾート島なのだそうです。
住民一人当たりの観光客数は26.33人という発表があるぐらい。
日本人や中国人、韓国人は全くと言っていいほど見かけないけど
主に白人の観光客が多く島の観光地は大賑わい。
海に囲まれているため凶悪犯罪も少なく(凶悪犯罪が多発することで有名だと観光地にお客が来なくなるからね)
道も単純で、タクシーも安心、
バスが安くて気配りが最高に良い。
夜もさほど怖くない(とはいえどこにいても女性の一人歩きはやめましょう)。
見所が旧市街と数カ所のエリアにギュギュギュっと固まっていて
そこに行って歩き回るだけで十分数日楽しめる。
イタリアのベネチア(ベニス)よりも物価が安いし楽しかったです。
もちろん、リゾート島ですから真っ青で透き通った地中海の浜に寝そべって半日過ごすのも良いし、
ホテルのプールサイドに寝そべってカクテルを楽しんでも良いし、
海岸のパラソルの下、水着で寝転がる人々を眺めていてものんびり時間が過ぎて行きます。
また、トルコに近いからツアー等でトルコまでフェリーで行って帰ってきても良い。
そんなゆっくりとした時間が流れる中世の面影を残す楽しく安全な島でした。
今回は、私が体験してきた「るるぶ」も、「地球の歩き方」も教えてくれない
最新の島情報を数回に分けてお伝えします。
ロードス島には日本からの直行便はありません。
そのため
南周りか、北周りを選択して数ヶ所飛行機を乗り継いで行く必要があります。
今回、私が選択したのは、
羽田発、ヘルシンキ経由便で、これが最小の乗り継ぎ回数で最短の移動時間でした。
羽田21時50分発→ヘルシンキ翌日4時09分、トランジットが2時間11分、
ヘルシンキ6時20分発→ロドス10時10分のFinnairを選びました。
私の場合、これに岡山からの移動が追加されるため
岡山からは、往路に22時間40分かかっちゃう。。。
帰路は25時間45分も!
FinnairはJALと連携しているので、
岡山でJALに荷物を預けたらそのまま荷物はロドス島で受け取るという流れでした。
ですから移動は超楽ちんでした。
JAL会員(最下層の)なので、JAL便は座席を早々と無料で指定できましたが、
Finnairは事前座席指定には追加料金がかかりましたよ。
私はそこまで大柄ではない女性なので(身長160cm)
どこのエコノミー席に当たってもさほど苦痛ではないのですが、
流石にトータル24時間近くの移動ともなると真ん中席は苦痛ですから
課金して窓側をキープしましたが、
その課金が後に効いてくれ、
ラッキーにも往路でプレミアム席(真ん中席空きあり)に移動してもらえました。
(帰りはJAL便で人気がなさそうな当たりの真ん中空席の窓側席を取っておきました)
羽田→ヘルシンキ便は利用者がとても多いため当日はエコノミーに全く空席はなく、
2歳と4歳くらいのお子さん連れの若いお母さんが真ん中席と通路側席2席しか確保されずに
(安く行きたいだろうから当たり前だとは思いますが)
別の番号の通路側に当てられた(課金なしだとこうなる)旦那さんと
課金ありの窓側席の私と席を交換するようにCAに頼んでいたようで、
流石にそれはないわということで、
CAさんの計らいによりラッキーなことに
プレミアム席の窓側席(しかも真ん中は空席)に交代してくれと頼まれたため
お互いラッキーでしたねと言い合って変えてもらいました。
こんなことがありますから長時間フライトの際は
エコノミーの選択しか出来なくても(移動にかけられる金銭的余裕ってなかなかない)
多少課金してでも座席は事前に指定しておくと運が回ってきますよね。
Finnairのエコノミーで提供される料理はこんなもので、全然美味しくないです。
帰路便のJALの提供料理にどんなに癒されたことか。
しょうがない、現地、ギリシャの料理に期待しましょう。
エコノミー席で熟睡するために、
私はいつもこのシートクッションを持参しています。
イスのフルリクライニングと、このシートクッションと、足下の荷物での嵩上げにより
エコノミー席でもほぼフルフラットな体制を確保でき、
熟睡が可能になります。
とはいえ、今後加齢が進むと狭い空間での長時間移動はどんどん辛くなるのかもしれません。
航空券は今回はBooking.comが一番安かったのでそこで取りました。
かなり早くから予約されていた先生は
シェラトンホテルと南回り往復航空券セットで(確かドーハとアテネ経由)25万円程度で取られていたようですが、
私は前回の海外出張時にまだこの学会への参加を悩んでいたため取り遅れてしまい、
往復航空券だけでエコノミーのくせに約30万円もかかってしまいました。
航空券の取り方は様々な取り方があると思いますから
上手にとって移動費を浮かすことが出来ればラッキーですよね。
予約が遅くなればなるほど安価な行き方は売り切れてなくなってしまうので、
できるだけ早めに確保しておきたいものです。(反省)
今回のホテルは、学会会場がパレスホテルというイクシアエリアの会場でしたから、
その隣のホテルで、知人の矯正歯科医も宿泊されるとお聞きし、
ネットでも高評価だったので旅程の最初はディオニソスホテルを選択しました。
シェラトンも良かったのですが、もうすでに学会の日にはスイートしか空いていなかったので
その選択はありませんでした。
が、たまたまご一緒した都会の矯正専門医のお友達お二人がそのスイートに泊まられたため
スイートの部屋の見学だけはさせてもらえましたw
バカ広かったし、家族で住めるくらいの部屋数があり
他の部屋にはないゴージャスなバスタブも唯一ありましたから
地方の一般開業医との格の違いを実感できましたねw
インビザライン富豪恐るべしです。
海外の学会やイベントに参加するとそういういわゆる成功した歯科医の先生と
心やすくお知り合いになれるので
田舎の保険医でもちょっとだけ頑張って参加してみると
色々と学ばさせていただくことが多かったりします(社会の仕組みを知ることが出来る)。
学会やイベントと重なると人気ホテルも航空券もすぐに売れてしまうため
早めの決断と予約が大切でしたね。
とはいえ、そのディオニソスホテルはとても良いホテルで
全室バスタブ付きで、朝食もとても充実していたので
多くの日本人にはお勧めだと思います。
朝食付きパーシャルオーシャンビュー2泊で23,600円程度と宿泊費もお安めです。
部屋のセーフティーボックスの使い方が不明だったり、
トイレットペーパーでも水洗しないでねとか、
荷物を預けておく部屋に鍵がなく誰でも入れたりという
ヨーロッパ割安ホテルあるあるホテル事情を飲み込めば
とても綺麗で快適なホテルで個人的には不満なしでした。
ホテルには空港からタクシーで行きましたが、
バスでの移動も可能でしょう。
空港にはEASスタッフがブースを設けてくれていましたが、
バス乗り場を尋ねたら、バスは日本とは違い時間があてにならないから
そこのタクシー乗り場からタクシー一択だと素敵な笑顔で一笑されました。
そういえばバスに大型キャリーケースを上げ下げする元気ももうないかも・・・と思い、
空港を出てすぐにあるタクシー乗り場の案内係の人に声をかけてどれくらいの料金がかかるのか?
ボッタクリを気にしながら確認して見たところ、
きちんとエリア毎の料金表をくれました。
おかげで安心してタクシーを利用できました。
このように、見知らぬ土地での最初の印象というのはとても大切だと思いましたね。
特に外国ではタクシーの印象は重要でしょう。
日本も観光立国になっていくならばそういう気配りがあっても良いように思いました。
東京や大阪でタクシーを利用するとわざと遠回りしたなと感じてしまうことがあったりしますからね。
道も建物もどんどん変化してしまうしタクシー運転手歴が浅い人に当たると最悪
岡山でも案外そうなのかもしれませんが、自分自身は岡山弁で話すため地元民だとわかるのでボッタクられません。
空港からホテルがあるイクシアエリアへはタクシー代21ユーロと明記されています。
安心安心。
旧市街地近郊エリアは人気エリアでロードスシティーですが、そこだと27ユーロですね。
安心。安心。
最初に宿泊したディオニソスホテルはお勧めできます。
スタッフの皆さんも素敵な方々でした。
朝食の盛り付けが適当すぎて伝わらないですけど、
バリエーションに富んだ地元食材をふんだんに使った料理がとても美味しかったです。
(個人的にはのちに泊まったシェラトンよりこちらがこじんまりしていてよかったです。)
各ホテルは様々な趣向を凝らしていて、少し歩けば夜遅くまでディスコ音楽がガンガン流れている元気な若者しか行かないようなホテルがあったり、歌手がずっと歌っているホテルがあったり、
日没時刻も遅いですから(夜8時ごろまで明るい)夜遅くまでそれぞれのホテルで皆さん楽しんでいる様子でした。
早く寝たい人は出来るだけ高層階を選択した方が良いでしょうね。
この辺りのエリアには
海岸に沿って複数の大型リゾートホテルが立ち並び、
スーパーマーケット(お土産や飲食品を売っている小売店にはSuper Marketの看板が出ているのでわかりやすい)や
レストランも多数並んでいるので
困ることはありませんが、
旧市街に行くために毎回バスやタクシーに乗る必要が生じますから
通常ならば空港から素通りする場所だろうと思います。
観光へのアクセスが良い旧市街近辺にいくらでも大型リゾートホテルがあり、そちらの方が島中観光するには便利です。
観光が主ならばロードスシティーエリアに宿泊するのがおすすめでしょうね。
イクシアエリアからバスで旧市街近くへは1.8ユーロ程度です。
タクシーならば10から15ユーロ程度。
タクシーによってバラつきます。
バス停でバスがなかなか来ずに複数の人が待っていたら
近くのタクシー待機場(浜側の空き地にある)からタクシーが来て
乗合いOKでロードスシティーまで乗せて行ってくれた時もありました。
その時は1人分は多少割安でした。
ホテルフロントにタクシーを呼んでもらうと多少割高になりますが、
そもそもチップという制度があったりするエリアですから
円安でセコクなってしまうのは日本人ぐらいかもしれません。
元々ロドス島は物価が安く、人もほどほど適当で、とても助かります。
エーゲ海の島には他に有名なサントリーニ島もありますが、
こちらはとてもバブリーな価格設定になっていて、バブルな人がわんさか盛り上がる場所になっているそうですから
行かない方が良いと多くの人から言われました。
どちらも似たような風景の島ですからまあ、安くても十分楽しめるロドス島が良いでしょう。
ただし、ロドス島には青い丸屋根はありません。
イクシアエリアでは、とてものんびりとしたギリシャの島感が味わえます。
坂を少し下ると(海べりなので多くが山の傾斜地を切り開いてホテルを建ててあるため、
この時節柄多少の津波が来てもちょっと安心できそうです)
浜辺に出るのですが、ここの浜辺は丸石がゴロゴロ流れ着いている浜辺。
砂が体につきませんからそのままゴロッと横になって甲羅干している人もいましたよ。
そして、この丸石がギリシャの芸術や道を彩っていきたのですから
実に素敵!
大昔からこのサイズが揃った多色の丸い石、使えるな!!と考えたのでしょうね。
島の観光地の至る所にこの丸石が素敵に利用されていました。
もちろん様々な趣向のビーチパラソルエリアも用意されています。
のんびりするには良い場所です。
(続く)