前回はあまりに嬉しいEAS(ヨーロッパアライナー矯正歯科学会)ベストアワード受賞の話題にいきなり入っちゃいましたが、今回は、まだ途中だったドバイDubaiでの研修後半について、書きますね。

ドバイは長い間タックス・ヘイブン(Tax Haven,租税回避地)の国として有名で、

事業をすると日本では高い税金を支払う必要があったり、高い社会保険料を支払う必要がありますから、

高額所得者には租税率実態80%ともいわれる日本に居続けたら

税金ばかり取られるから事業の伸びしろがないと言われたりしますよね。
じゃあ、せっかく儲けたものをいかに税金払わなくて済まそうか?という事で、

沢山の事業家や起業家、それを目指す若い人達がとりあえず、

一度はドバイを視察に行くのが今やルーティンになっているようです。

ま、観光地としても楽しいですしね。

 

 

ドバイ行きを対象としたセールを、4月18日から5月3日まで開催

 

私自身は岡山の社会保険料の高さには辟易しますが(歯科医師国保なのでカバーされる内容も限定されていてショボいし)、

決して高額納税者ではない為、別にドバイに資産を移す必要など最初から全くないのですが、

ドバイではそういう高額納税者や高額納税者になりたい夢をもつ人達を相手に商売する人も沢山いるようで、

そのうちのお一人が竹花さんという、SNSで成功を勝ち取った事業家さんです。

 

 

 

それとサロンを全国展開されている辻さんのお話も聞いてきました

(辻さんの歯はホワイトニングではああはならないので

やっぱりオールセラミックだそうです)

 

 


あ、私は全く儲けてませんから、あくまでもドバイで開催されたデンタルショーに行くついでにセッティングされていたので、くっついて行って単に受講しただけです笑😆

 

 

何しろ普通の歯科医が持っている日本の歯科医師免許は日本だけでしか有効ではありませんし、

そもそも対人医療サービスですから歯科は言葉と文化の大きな壁がついて回りますから

現実的に歯科医が海外にどんどん流出していける環境にはなっていません。

今回はどうもこの勉強ツアーの主催者さんがこのドバイを使って節税したかったのかな?と思ったくらいのもので…

私はあまりこれについて興味は最初から無かったのです。

まぁ、せっかくこの竹花セミナーに2日間使って習ったので、

習った事を忘れないようにまとめておきますから、ご興味を感じられる方は参考にしてください。

 

ドバイは今はドバイで事業をするときにはかなりのお金を国に納める必要がある国に変わったという事でした。

(つまり魅力なし)

例えば、こんなちょっと古い内容に引っかかると

 

わ~!ドバイってフリーゾーンで法人税ゼロの

無税の国なんだ!って羨ましく思う事となるのですが、

実際はどんどん国王が税制を変えてきます。

 

2023年6月1日以降の会計年度で、法人の課税所得に対して税率9%を適用する。課税対象となるのは年間所得が37万5,000ディルハム(約1,163万円、1ディルハム=約31円)を超えるUAE国内の企業で、同金額以下の小規模事業者は対象外となる。個人所得は引き続き課税対象とはならない。また、UAE国内でビジネスを行っていない外国投資家や、投資に対するキャピタルゲインと配当についても対象からは外れており、国際的な金融ハブとしての立場維持に配慮したものと考えられる。

 

ようは、元々何もない砂漠だったのに

そこにあれよあれよと建物群を建設誘致した国策が今は一段落して

課税しても海外から資本を集められるエリアになっているという判断に至ったという事でしょうね。

ドバイに進出又は移住するにあたっての税務リスク

日本で役員給与を高くもらったり、個人事業主として儲かっていると、日本での課税を免れるためにドバイや香港、シンガポールなどのタックスヘイブン(租税回避地)に進出又は移住を検討するケースがありますが、ドバイに進出又は移住するにあたり、以下の点に留意する必要があります。

 

(1)外国子会社合算税制(タックスヘイブン対策税制)

株主が日本にいる場合において、ドバイに事務所を持たず、人材も雇用しないまま、国税庁が定める一定の取引にとどまってしまっている場合は、日本国内で取引を行ったものとみなされ、ドバイ法人の利益が日本の株主の所得に合算されてしまいます。

 

(2)居住者認定

非居住者になることによって、上記aの外国子会社合算税制(タックスヘイブン対策税制)や個人の所得税を不当に免れようとする者に対しては、たとえ年の半分以上国外にいたとしても、日本の居住者として認定される場合があります。

 

(3)移転価格税制

日本法人がドバイ法人に不当に高い金額で物品を輸出することにより法人税課税を免れようとした場合は、移転価格税制が発動されます。

 

(4)国外転出時課税

たとえば1億円以上の金融資産を保有している者が国外に移転しようとする場合、移転時にその含み益に対して所得税等が課税されます。

 

 

結局、年間200日は日本国外に居なければ日本居住者になりますし

 

海外居住者として日本の所得税をのがれるためには

(元々、日本の中小企業は6割から7割は赤字決算で所得税ゼロなので、

個人でも複数企業したりして所得分散しそれぞれ赤字にするスキルは今や公然と認知奨励されているので

(例えば、サラリーマンでも副業やマイクロ法人起業を推奨される時代になっていますよね)

個人事業主や中小企業でなぜに?わざわざ海外?というそもそもの疑問はある)
その国の税務や申告に詳しい自称専門家にずっとお金を支払い続ける必要が生じるわけですから

何?それ?それで儲けてる人の鴨葱なんじゃない????

って感じですね。

 

日本の税制に疎い人間がドバイに行ってもカモられるのがオチ。

って事です。

 

そういうことを再確認するために今回のドバイ研修では何故だかマル2日を費やすスケジュールが組まれていました。

またその移動が半端なく不便・・・・・・

(ドバイは交通網がまだ需要と比較して不十分でタクシーやUberを使うにしても

ガソリン無税、所得税無しなので安いのですが

なかなか来ないし、道は劇混みだし)

 

トホホでした。

が、面白い事もありました。

 

まあ、獲物を待つ蜘蛛たちが跋扈しているのがドバイというイメージを持っちゃいました。(あくまでも個人的な感想です)

そうはいっても

世界中からお金持ちが集まる国、ドバイに魅力を感じている人はいるでしょうから、

竹花さん関連も貼っておきます。

 

超人気のインスタグラマーさんです。

 

日本の税制の重税感に嫌になる人は多々いるでしょうが、

とりあえず日本に住んで日本で生活するという選択を多くの人がしていますよね。

若い人はどんどん海外に出稼ぎに出ていけばよいと思いますが、

ある程度の年齢になったらやっぱり日本は長寿の国で国の介護医療サービスが秀逸なシステムを誇っていますから

日本でよいのではないか?と思いましたね。

ほとんどすべての医療を保険診療費ベースで受けられるこんなに恵まれた国は滅多にないですよ。

と高齢者になりかかって来た一歯科医は思ったのでした。

 

ドバイは本当に成金成金成金の国。金金金金。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何もない砂漠に作られた金の亡者たちの国でしたね。
アラブの風土や歴史が好きな人は、

そういう雰囲気が残されている場所もあるようでしたから楽しめるのかもしれませんが、

私はラクダは鳥取砂丘で見慣れているし、

砂漠も鳥取砂丘と何が?って感動もできないし、

高いビル群やショッピングモールは海外のどこかでいつか見た風景と基本変わらないし、

食事は何故か今回はツアーガイドさんセレクションでマメマメ尽くしで

またこの中近東料理ですか?って感じで

日本に軍配が上がっちゃうしで

あまりドバイは好きにはなれませんでした。

とはいえ、女性が一人で歩いていても安全な国ですし、

携帯やPCを机に置き忘れてもずっとそこに置かれたままが普通という

監視カメラ満載の安全さを誇っており(何か犯罪を犯したら超恐ろしいらしい。そこは中東の国)

戦争が起こるとドバイのマンション価格は超高騰するような安全な国なので

(今はロシアやウクライナから避難してきた超富裕層が多いらしい)

ちょっと遊びに行くには大変人気が高いようです。

 

とにかくお金をたんまりと持っていってみてください。

 

かくゆう、私は無料で楽しめるドバイモールの噴水や巨大水槽を単に眺めて回っただけなので

ドバイ国内ではほとんどお金を使わずに帰国しました。

 

 

 

 

 

飛行機はエミレーツ航空の相変わらずのeconomy

エミレーツ航空の内装はそれだけで豪華で快適でしたから

 

 

よい経験は出来ました。