たいへん、ご無沙汰しております。

この前はドバイの国際歯科学会参加について書いていましたが、

ドバイの体験をすっかり忘れ去ってしまうような

大快挙!

歯科医人生の中でベストワン!ともいえる

大変すばらしい賞を受賞してきましたから

スーパーエナメルを愛してやまない数多くの日本の皆さまに

早速ご報告させていただきます。
 

Dr.ふなちゃんも もう若さはなくあと数年で60歳になろうとしていますから

歯科医人生も後半に入って来て昨今は、出来れば臨床の第一線から徐々に退いて

後に続いて来る若い歯科医師たちの指導に注力し始めていることは

以前にも、ブログ内に書いていますよね。

ですから、船橋歯科医院は、

大学病院から第一線でどんどん活躍していこうという若い歯科医師たちや

大学病院勤務後に一般開業医で多くの臨床研鑽を積んでいこうとしている若い歯科医たちが

複数臨床を担当しに来てくれていて、

一般診療をどんどん担ってくれるようになってきています。

そのおかげで、こうやって60歳前で海外にいろいろ行って知見を広めて来るという事が

安心してできるようになっているのですが、

(歯科医以上に、ベテランの衛生士さんや有能な受付助手さんが頑張ってくれているお蔭も大きいです)

そういう事が出来る歯科医って実はかなり稀なのはよ~~く知っています。

歯科医院というところは、秀逸な歯科医の代わりをなかなか確保できないのが一般的ですから、

ほとんどの歯科医は海外で勉強してきたいな~~と思っても

実際にはなかなか行くことが出来ず、

国内でウロウロとセミナーや勉強会や学会に参加するしかなく

せっかくの短い休日を殺し身体が悲鳴をあげてきているのに目をつぶりつつ

自己研鑽するしかないのが実態でしょう。

 

幸いにも、船橋歯科医院はその点非常に恵まれていて十分な歯科医師数を毎年院長が頑張って確保してくれていますから、

休日ではない日にも長期有給休暇を取得して

海外まで出張研鑽、勉強、発表に行ける環境づくりを完了しているのは

非常に幸運なことです。

 

さて、そんなことで、

今回は、2月初旬にドバイに行った後、

しばらく日常診療に戻り、

今度は2月終盤から3月初旬にかけて

スペインのバレンシアに行って参りました。

何をしに???今度は観光なんじゃない??って勘ぐらないでください。

今回バレンシアに行ったのは、EASという

ヨーロッパのアライナー矯正歯科学会に参加するためでした。

そして、ただ参加するのでは面白くないので、今回は満を持して発表を行って参りました

発表と言いましても、壇上でレクチャーを学会から依頼されたわけではなく

ポスターセッションというEAS会員で大会に参加するすべての歯科医に

参加資格が与えられている戦いの場への参加です。

とはいえ、英語での発表でしたし、学会参加だけが楽しみという歯科医も案外多いので、

参加資格は学会当日参加者全員に与えられていましたが、

結局、抄録受理に至って当日ポスター発表に至った歯科医は割と少なかったように思います。

それがラッキーだったのかもしれませんw

なんと!日本の矯正認定医でもない私の発表が最優秀賞をいただいたのです!!!

凄い!凄い!!

これ、って、とても凄い事なのですが、一般の方にはわかるでしょうか??

快挙としか言いようがありません。

 

私は大学の医局(補綴科)に在籍中に一度インプラント学会で発表する機会をいただいたあことがあり、

その発表はなんと、30年以上前なのですが、今も複数の論文に引用されていますから

ネット検索すると歯科雑誌などの中に出て来るのですが、

それ以降は、一開業医になりましたから、

個別セミナーを提供したりして歯科界や若い歯科医への技術伝承には

様々に貢献してきていますが、

学会に貢献してきた実績はそのインプラント学会のみで終わっていました。

今回は、異国のヨーロッパの学会になりましたが、

学会の発展への貢献(学会が発展することは医療の発展と同義)を

大変久しぶりに貢献できたことが

本当に嬉しいことでした

 

発表の内容としては、未だ日本の閉塞した矯正歯科学会では認可さえされていない

インビザライン矯正(アライナー矯正、マウスピース矯正)と

未だ日本の補綴や保存学会でも紹介されてきていないスーパーエナメル®の

コンビネーション治療についてです。

これが、遅れがちな日本ではなくヨーロッパの学会で認めていただけ、

ベストアワードの表彰を受けることが出来たという事こそ、

本物の快挙だと自認しております。

 

日本の色々なしがらみで閉ざされがちな扉を開けるよりも

海外の扉を開けるほうが、

案外よい治療はよいと公平な目で判断してくれる。

そういうものなんだな~~と感じ入りました。

とにかく、

長年頑張って来た自分におめでとう!を言いたいです。

そして、

それを長年支えて来てくれた

素晴らしいスタッフたちに

心から感謝したいと思いますラブラブラブラブラブラブ

そして、悪意ある口コミ(相性が合わなかった患者の数個のみですが、

もともとの口コミ評価数を少なくセーブしてきたのでその数個の低評価が割と目立ってgoogleの口コミ評価は下がる一方ですね)、

を きっと目にしたこともあるはずなのに船橋歯科医院を信頼して頼って治療を受けてくださって、すっかり綺麗な口元になり

素晴らしい笑顔になられて幸せな人生を歩まれておられる

非常に数多くの患者様方にも

心から感謝いたしますおねがい

という事で、今回は

EAS(ヨーロッパアライナー矯正歯科学会)で

ベストポスターアワードを

幸運にもいただきましたことを

ご報告させていただきました。

 

やればできる!!

日本の歯科医も捨てたもんじゃないでしょ!

日本の学会や歯科用雑誌が時代に追いついてくれることを

あとは祈りたいと思います。

(ぼんやりと鎖国している間に中国、韓国に完全に後れを取ってしまっていますね)
とりあえず、中国に追い抜かれる前に(黒船はそこまで来ています)私が日本人として賞を取ってきましたから

日本の企業さんも大学も学会もこれ以上ボンヤリせずにもっと海外に出て

きちんと勉強を積んで製品開発、システム開発で国際特許を取っていっていただくように強くお願いしたいものです。

まずは英語!と思う必要は昨今は少し軽減してきています。

今はGoogle翻訳とネット検索で根性と知的処理で何とかなります。

あとはきちんとした相談者を持つことが大切です。

今回はその先駆者として世界の扉、日本のガチガチ頭の大学の矯正歯科教育の扉を切り開いて来られている実績をお持ちの

長崎県の村上久夫先生(矯正専門医)にご指導を依頼し

無事、受賞を勝ち取ることが出来ました。

村上先生は今回の共著者として連名掲載させていただいておりますので

2回目のEASポスターアワード受賞者になられておられます。

2度も最優秀賞を取られた歯科医は滅多にいないのではないか?と思います。

さらにその素晴らしい臨床により今回EBAO合格もダブルで勝ち取られましたことも忘れず併記しておきます。

 

また、以前、AAO(アメリカ矯正歯科学会:ロサンゼルスで開催された際)参加時に

大変お世話になりその後もスーパーエナメルにご加盟くださっている北名古屋の天野先生も

この度EASにご一緒に参加する事になっていたので共著者として連名掲載させていただております。

実は本来ならばうちの歯科医院でブラケットとワイヤーによる矯正治療を担当してくださっている矯正認定医の先生も

共著者として連名したかったのですが、残念ながらEAS会員で当日参加しないと共著者になれないという決まりがあったため

お名前を載せることが出来ずそれは少し残念でした。