歯を削らないべニア治療
スーパーエナメル!!

 

スーパーエナメルは極薄でも遮蔽性がしっかりとあり

歯の性状をまるで厚みがある修復物のように

再現出来ているのは何故でしょうか?

上の画像は

歯を出来るだけ削らないセラミックべニアの

スーパーエナメルのジルコニア版である

スーパーエナメルZR

表側から見たものです。

 

まるで厚みがあるセラミック冠のような

表情をしていますよね!

(参考:上は1mm以上歯の外周を削り取って作られた

厚みがあるうまく作られたセラミック冠とクラシカルな形成がされ作製されたベニア)

通常は1mm以上歯を削って技工物の厚みを保障してもらって

やっと技工士さんが色だし、表情だしが可能になるのです。

が、

スーパーエナメルZR技工が可能な技工士さんは

すごい技をお持ちの

本物の匠と呼ばれる技工士さんなのです!!



裏側の被着面(歯と接着する側)から見ると

こんな風にかなりの遮蔽力があるのです。

ですからお悩みになっている歯の不具合を

完全にマスキングしつつ

0.1~0.3mmの極薄のべニアでも

完璧に真っ白でも天然歯の印象を保った

スマイルにチェンジアップすることが可能なのです。

 

ちなみに、0.1~0.3mmの厚みってこのくらいです。

紙ならコピー用紙~ポストカードや名刺くらいの厚み

厚めのジッパー付きポリ袋(1枚分)くらいの厚みですね。

 

この程度の厚みは、

歯並びが悪い人のガタツキ具合のほうが程度が酷いので

気になられる方はおられません。


上のような歯の特徴を持っている人の凸凹の程度は1mmも2mmも凸凹していますが、

天然歯で長く付き合ってこられているので

ご本人は全く気にされていませんよね。

0.1~0.3mm程度表面に厚みが出ても

セット当日内になれる人がほとんどです。

全く問題ない厚みの程度で作製されます。

 

もちろんの事ですが、そもそもが出っ歯が気になっていたり

そもそも出っ歯なのにご本人だけ気づいていないようなケースには

0.1mm~0.3mm程度の厚みでも違和感がありますし

社会通念上それに貼ると、より出っ歯じゃん?という事になりますから

歯科医から丁寧に「このでっぱりは綺麗に仕上げるために削りませんか?」

とご提案させていただく事になります。
スーパーエナメルの場合、説明したとしても理解不能な方を多く経験しております為、

誤認を与えないために

事前に必ずお口の中でモックアップという厚みが増えたものを歯面につけてみるという

体験を必ずしていただきご判断いただく事を常にしております。

モックアップを体験されても

やはりどうしてもどう考えてもそれに貼ると出っ歯で終わるよなという歯なのに

削らずに貼って欲しいと言われる方も中にはおられますから

そういう方にはとりあえず作製して貼るという事は行っております。

そういう方はやはり出っ歯が気になりますとか、歯が大きいのが気になりますと言って

半数くらい再来院されてきます(半数はそのまま喜んでおられますから

人間の許容範囲には個性があると思い知らされます)

もしも貼った後、後悔された場合でも対処は簡単です。

ライトタッチレーザーをタたたたたたたタと当てれば30秒くらいで簡単に外せるようになりましたから

(この装置を導入する前は削り取らねばならず大変でした)

外して更に歯に接着剤としてついている樹脂を削って歯面を研磨し、

無かったことにして元の状態にお戻りになられる

シンデレラ一夜コースを選択されるか?(除去代はいただいております)

この段階でやっとご理解いただけて術前矯正を選択されたり

スーパーエナメルの厚み分0.3mm程度歯面を削るご許可を頂き

今度はプレップべニアか?ノンプレップべニアの多少歯面の修正を行うタイプかにて

対応しなおすという事も可能です。

最初の選択が歯を削らない治療なので、

ご理解いただきご要望があれば

初診時同様に歯の削り代が存分に残っていますから、

いかようにも対応可能。

 

このように患者さんにとっても歯科医にとっても

超お気軽な審美治療法がスーパーエナメルです。

(但し、無料ではない!)

 

 

そんな治療を可能にしているのは

この匠の技工士さんが居てくれるからなのです!!

 

ジルコニアはとても硬いので焼成して硬くする前の

チョーク状の時に収縮率を見込んで

形状加工してしまいます。

こんな感じで焼く前は一回り大きい容易に削れるチョーク状なのです。

それをオーブンみたいな専用窯で焼成すると

意図した透明度に焼きあがるのです。


この時、単純に焼くと

こんな感じでベタ一色か、マルチという層状にしか焼けません。

単色のベタ一色、あるいは

ディスクが多少もったいないですが

マルチにデザイン配置して焼いたものを歯に貼る。

というのも最近はよくされていると思います。

こういうのは案外簡単で比較的安価、単純作業で提供が可能です。

ジルコニアはe.maxよりも硬いので

歯に似せて表面テクスチャー(凸凹)加工をつけやすいと

技工士さんによく言われます。

焼けば硬くて割れなくなる材料なので

加工がしやすいのですね。

 

スーパーエナメルDIはこのタイプです。

患者さんの要望と現状が合致しない場合は

多少の色加工は入れてくれます。
ナチュラルかハリウッドホワイトの2択から選択いただき

その中でお好きなシェードを決めていただいて

歯のよく見える表面に貼り付けます。

それに対して

先述のスーパーエナメルZRは、

焼く前にプレシンタリングインフィルトレーションテクニックという技法を使って

そもそもの色を技工サイドで作って焼きます。


だから天然歯のように見せながら

色を好きなように上げていけるのです。

極薄でも

超綺麗に仕上がってきます。

 

こういう技工が出来る技工士になることを

是非、多くの技工士さんには目指していただきたいと思います。

そういう技工技術があれば月に何百万円も技術力の高さで、

稼げるわけです。(歯科医側にとっては利幅が薄くなるかもしれませんが)

(とはいえ、妙な仲介業者が入ってくる超有名ブランドものと比較すると

出来も違えば・・・・・です。)

 

ZRの特徴としては、更に

模型にぴったり適合して納品されてきますから

ブレーシングが効いていて

脱離しにくく、

どの方向から見てもカバーされているのが凄いです!

作業は根気がいるとてもメンドクサイ繊細な調整が必要ですから

並みの技工士さんはそんな手間暇がかかることはしてくれません。

そもそも、ジルコニアをミリング加工したり焼く窯の設備投資が出来ていなければ(千万円くらいです)
ジルコニアを技工士さんが外部発注しなければいけませんから

調整時に割ってしまう可能性がある薄物技工は怖くてできません。すぐ赤字転落してしまいますからね。

きちんとジルコニア技工で食べていけるだけの腕と財力と気合と根気と実力がなければ

保険のCAD/CAM仕事で終わるか従来の設備投資が終わっているメタル修復までしか経験できないで終わってしまうでしょう。

 

こういう丁寧な仕事は昨今の模型レスのCAD/CAMでは不可能なことです。

ジルコニアは焼成する際に多少曲面で収縮が変化しますから

模型レスでは調整もデザイニングも不能で

ブレーシングを上手く効かせられないので、

そんなことは出来ませんと言われておしまいです。。

やる気がない技工士なのではなくそもそもが不可能なのです。

それが光学印象の限界です。

日本の補綴臨床を牽引している超有名な歯科医が様々な実験をされて言っていますが、

隣接面が接しているとその接した形を上手くスキャンできない(スキャン出来ていないが画像はAIで勝手に出来ている)のが

今のスキャナーの限界特性です。

ですから歯にべニアを完全にフィットさせようと頑張れば頑張るほど

隣接面を0.5mmは削り落とすという暴挙に出る必要性が生じてしまうのが

今のdigitalの限界なのです。

それで、精密補綴にこだわり派の歯科医は精密印象で製作することで

精度が高くブレーシングがよく効くノンプレップべニアの製作が可能になる事を知っているのです。

そういう頭で凝り固まっていると

フルデジタルでするという歯科医側の目標のために患者は歯を削られことになります。

 

ただ、まあ、

ノンプレップべニア治療の場合、

実をいうと

そんなに精密にべニアの内面を歯にフィットさせておく

必要性はありません。

セット時にズレなければよいのです。
長いアメリカ臨床が裏付けしているし、

補綴臨床の研究にも書いてあります。

 

何しろ歯を削らないならば歯の本来の細かい凸凹は残ったままですから

精度を求めれば求めるほど歯をつるつるに凸凹を落として磨き上げないとフィットしなくなりますから

のbプレップべニアは、

元々レジン系セメントスペースを上手に設定しておく事で

歯側からすれば

健全なエナメル質の外側に

樹脂をくっつけてあって

その上に更にご丁寧にも超々綺麗な極薄のべニアの殻を新たにまとっているという状態を作っているに過ぎないのです。

 

つまり、本体はそのまま温存、更にレジン系セメントの下着を着て

上にスーパーエナメルの上着を着て格好つけてある

そういう感じです。

 

ですからたとえ、

スーパーエナメルが欠けたりしたとしても

下着は来てます。

本体は全然傷ついていません。

更に本体と下着は接着で完全にくっついていて

機械的勘合もしていて耐酸性も高い外装になっているから

虫歯にならないですね~~という状態になっています。

 

ご自身の歯が完全武装されている状態というわけですね。

 

ちなみにレジン系セメントの接着技術はすべての審美補綴や審美修復治療や矯正治療で使用されていますが、

エナメル質の電子顕微鏡画像が上なのですが、

エナメル質は貴方のアメロブラスト(エナメル芽細胞)が顎の骨の中で作ったエナメル小柱の集合体なのですが、
このエナメル質にくっついていたカルシウムなどのミネラルを

一旦リン酸という酸で取り除き、

出来上がった凸凹に樹脂を浸透させて

頑強な接着面を作り出してその続きで樹脂(セラミックの細粒が入って色調整や強度調整が行われている)

でコーティングしておき

その反応基を利用して

被着体であるセラミックとも化学的接着、化学的勘合を行っていて

頑強に異種素材を歯面にくっつけているのです。

 

ちなみに、この歯科が日常的によく使うこのリン酸エッチングでは10μm程度脱灰し凹凸

を作っていると言われています。
歯に何かをくっつける際は例えば、矯正の際のブラケットをつけるとか、

インビザラインのアタッチメントをつけるとか

レジンをつけるとか常にこういう化学的物理的反応を行ってくっつけているわけなのですね。

リン酸エッチング剤は胃酸よりちょっと弱いですから
オエオエ~~~~~と胃腸障害で吐いてしまうよりも軽度な表面荒れを人工的に作り出しておいて

間髪入れずにそこに樹脂を浸透させて酸に強い人造エナメル樹脂表面を隙間なく作り出しているのです。

そしてそれと連続した樹脂の下着をくっつけて着せているのです。

下がエナメル質に作った凸凹に

樹脂を浸透させて強固な接着が可能になっている状態です。

 


ちなみにホワイトスポットの改善や隣接面虫歯の予防治療時に使う

自費治療用のアイコン

リン酸エッチングではなくより深く凸凹を作って樹脂に置換するために

塩酸エッチングという胃酸と同じ程度の酸を使って歯の耐酸性を高めて

(2度と口腔内の酸で脱灰して白濁や虫歯にならないようにして)います。

 

 

天然で歯が黄色いくてなんだかヌメヌメしていそうな歯の人は

歯垢の酸によって

天然に脱灰された状態に

外部色素が落ち込んでいたり

細菌が繁殖して有機質の分厚い膜を形成していたりしているので

汚いイメージがつきものですよね。

そもそも、

歯にはペリクルという唾液由来のタンパク膜が一層ついているのですが、

それを介しても

飲食と共に常に脱灰と再石灰化を繰り返しています。

多少の凸凹が

お食事の度にカルシウムやリンで修復されたりまたできたりを繰り返しているのです。

更にそこに細菌が巣を作って

貼り付き増殖しています。

非常に複雑な表面になっているのです。

うへ~~!汚いと感じたかもしれませんが、

歯の表面が特殊なのではなく

世の中どこでも様々な細菌やカビと共生していますから
歯だけが滅茶苦茶汚いというよりも

様々な細菌をたくさん色々な部位で増殖させていても無頓着な人という事であるだけですが、

どうにもこうにもド汚い人という方は

割とたくさんおられます。

歯科で働く人達は

その衛生管理、取り扱いのエキスパートとして

大変な思いをしながら日々業務に励んでいるのです。
ですから、絶対に診療中の白衣で外をうろつかないで欲しいものです。

また、フェースマスクか少なくともマスクと大きめのグローブは必須ですし、

常に排唾管でバキューム(吸引)して術者に

患者の汚い汚染物が飛んでこないようにプロテクトしておく必要があります。

そういうのは、長い歯科の歴史の中で基本になっていましたから

今回コロナが流行っても

さほど従来の感染症対策と違いがなく済み、

歯科からはクラスターがほぼ発生しなかったという事で

歯科の衛生管理の評価は他の医療の現場と比較して非常に評価が高まったのです。

 


とはいえ、せめて、歯医者に来る前(他人に歯を診てもらう前)には

歯磨きくらいはして来ましょう!!

不摂生な人は

いつでもどこでもおられますし、

中には歯医者さんが書いたという歯を磨かない健康法などというとんでもない本を信じて

真っ黄色な歯をされている方もおられますし、

フッ素が身体に悪いから歯磨き粉のフッ素は使わないんですなんてフッ素否定派のような方が時におられますが、

社会通念上、歯が汚いとイメージはよくないですね。

どうみても歯の表面荒れが生じて汚れが溜まっとるがな~~~という人の

スマイルはハッキリと世界共通で、

みっともないです。

 

こういう人の汚れがつきまくった黄色くなった歯を綺麗にする方法は、

①徹底的な歯科医院でのPMTC(機械的歯面研磨)手で磨く程度では汚れが取れなくなっていますからね。

②ホワイトニングによる薬液分解

このダブルの作業が必要になります。

 

そうやってダブルで清掃された天然の歯の凸凹に落ち込みこびりついている有機質の汚れをクリーニングした後に

極薄セラミックを貼っちゃうのが

スーパーエナメルです。

セラミック(ジルコニア)は歯のような複雑な構造ではありませんから

汚れはつきにくいです。

そして頑丈なので歯をしっかり守ってくれます。
飲食や細菌の酸により表面荒れが生じることがなくなります。

多少ガンガン歯磨きをしても歯のようには削れません。
そして好きな色にまっ白からナチュラルに仕上げられます。

形も整えることが出来ます。

歯磨きの毛先が届かない部位があり外部色素がついてしまったら

ホワイトニングすればホワイトニング特有の痛み無しで真っ白になれます。

お手入れが超らくちんになります。
万一、欠けたりヒビが入っても本体である歯には全く問題が生じていません。

逆に保護膜が出来ているので最強です。

表面に貼ってあれば表面から虫歯になることがありません。

(貼ってない隣接面虫歯や裏側は虫歯になるのは変わりません)

スマイルに自信がない方には

歯を削らずに貼り付けるスーパーエナメルがお勧めです。

 

単色のe.maxでも

DIでも十分綺麗でご満足いただいておりますが、

よりキレイを目指されたい方にはZRをお勧めしております。

 

それぞれが匠の技を持っていると認定された

厳選されたスーパーエナメルを作れる技工士さんが作ってくれています。

 

歯医者さんで、

マジか?そんな事できるの??

 

と古い考えで止まっておられる方へは、

こちらのスーパーエナメルZOOMセミナーの受講をお勧めしております。

 

 


クインテッセンスやデンタルダイヤモンドにも掲載されています!!

本当に歯を削らなくても

極薄セラミックべニアで超綺麗になれるのです!!
よい事がいっぱいです。

 

止っている歯医者さん。

ちゃんとお教えしていますよ!