遂に!
念願の北海道に
スーパーエナメル加盟歯科医院が出来ました!
この先生は、加盟歯科医院の中では、若い先生のお一人に入っています。
元々、ダイレクトボンドを得意とされていて
正中離開のケースなど
とても綺麗なケースを拝見させていただきましたから
いきなりスーパーエナメルという選択をされなくても
その前にCR(コンポジットレジンペースト)を使って、
比較的安価で歯を極力削らずに
十分審美的な仕上がりにしてもらえるのではないかと思いますよ。
北海道と言えば、
雪というイメージがありますが、
この歯科医院は大型スーパーにある歯科医院だそうですから
冬場の歯科医院のルーティーンワークになる雪かきが要らないそうです。
私のような、ここ最近雪が全く積もらない温暖な気候の岡山の歯科医には
雪かきなど無縁の世界ですから全く想像できないですけど、
北海道の冬って本当に大変そうです。
そんな北海道からも
以前は多くのスーパーエナメル希望者が岡山まで来院されていました。
北海道や東北や沖縄から来院される場合は、
たいていが、飛行機での移動になりますが、
日程的に2DAYs治療で行うにしても
2泊3日が必要になりますから
皆さん大変な思いをされて永年の歯の悩みの解消のために
来院してくださっていたわけです。
もちろん、当院には、
海外からも希望される方がお越しになっていますから
2泊3日というのが当たり前という変な感覚に陥ってしまう事もなかったわけではありませんが、
常識的に考えると単なる歯科治療のために
飛行機で移動し前後泊もして
治療を受けるって
なかなか大変なことで
逆にこちらのほうが頭が下がる思いになっていましたから
念願の北海道に加盟歯科医院が出来たことは、
本当にありがたいですよね!!
これからは、
北海道の方は地元の北海道で
スーパーエナメルの施術を受けていただくことが可能になりますね!!
後は、沖縄‼!‼
こちらからの加盟もお待ちしています。
そして、東京の先生が夢として語っておられた
NYに加盟歯科医院を開業するという話が実現してくれることも祈りたいです
(他力本願ですいませんが汗)
さて、今回、
北海道大学にて、第41回日本接着歯学会学術大会に併設されて
国際接着歯学会(IAD2022)が開催されたので
それに参加するためにちょうど、北海道に行ってきました。
時間に余裕があったため、夜先生の診療が終わられた後に、
実際に三輪先生にお会いして症例等を拝見させていただいてきましたが、
大変熱心な先生で優秀だな~という印象を持ちました。
矯正治療もちゃんと専門医に来てもらっていて
されていましたから、
無茶なケースに対してもちゃんとカウンセリングしてくれるでしょう。
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私達、30年以上歯科医をしている者にとっては、
歩んできた長い日本の歯科の歩みの中で
現在あるような秀逸な歯科材料等とは無縁の時代から脈々と継続して行って来た歯科診療なので、
徐々に過去のものになりつつある(今もしている歯科医のほうが大多数ではあるが)
歯をどんどん削り取って不十分な歯科修復材料の為の十分な厚みを取ることで
強度も審美性も何とかやりくりして保証してきたという歯科治療法のほうが馴染みが古いのですが、
若い世代にとってはそういう治療法は徐々に過去のものになっていく
そんな時代の変化を予感を感じさせるような良き出会いでした。
若い世代(とはいえ40代。
歯科医の40代はまだ若鳥って感じですw)
できるだけ歯を削らずに高い審美的な結果も出しつつ
更に高い物性も保証していけるだけの
最新の高額な設備の数々やそれを扱えるだけの技量と頭脳とネットワークの有無
こういうものを身につけていけるのか?いけないのか?
って実はとても大きな分かれ道だと感じています。
若い世代の先生には是非積極的に身につけていただきたいと希望しています。
何しろ、情報に疎いほとんどの歯科医の多くは、
まだまだ患者さんの歯をどんどん削らなくては
満足させられないような治療方法しか知らないわけですからね。
技工士のレベルもその程度で止まっている。
そういう歯科医院のほうが大多数なので、
差をつけることが出来るまったく新しい歯科の分野ですからね。
歯科医の20代、30代はまだまだ未熟で修行中ですが、
大抵の歯科医は40代になると
修行もひと段落ついて
自分の城を築いて(つまりは開業)地域に根付いた歯科医療を提供できるようになってきます。
失敗も成功も自分(院長)の責任になり
重責に耐えられるだけの一人前の歯科医になってくるのは、
大抵40代という歯科医たちをたくさん拝見してきました。
優秀でやる気のある若い歯科医が
患者さんの歯をできるだけ削らないで
十分な臨床結果を出して行く。
そういう良き時代になっていかなくては!!
時代は大きく今後変化していくでしょう。
接着修復は日本で大きく基礎の分野で発展してきました。
そういう過去の歴史に関しても、
今回の国際接着歯学会の特別講演では
お話がありました。
基本的に接着歯学会は
保存科の先生たちが主体となって行っている学会という印象があったので
補綴科出身の私には実はあまりご縁がなかったのですが、
今回、スーパーエナメル
というキーワードで
ご縁をいただくことになり
参加させていただく機会を持てました。
展示されていた関連業者もいくつかを残してすべて回って
開発担当の方などといろいろとお話させていただきました。
これからの日本が進むべき方向性について
海外のメーカー(日本で認可を取ってない為に流通していない製品)とも比較して
日本の製品に足りていない部分について
いくつかご提案もさせていただきましたが、
岡山のド田舎の一開業医で
もうすぐ60歳の還暦を迎えていつ次の世代に引き継いで引退できるのかな~と
機をうかがっているような年寄り歯科医からの提案では、
そうそう易々と日本の企業が耳を傾けて難しい開発と申請を行っていってくれるとは
期待など全くできませんが、
なんとか、
引退までには、
このスーパーエナメルという
歯を削らなくても審美的に綺麗になれ、
満足度が高く
大切なエナメル質のほとんどを残せ
それが神経(歯髄)を温存することに繋がっていき
更に歯の温存につながっていき
知覚過敏などの不快症状とも無縁になり
虫歯の進行を止めることが出来る
極薄セラミック接着審美補綴治療。
この分野の普及を今後も頑張っていきたいと思います。
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幸いにも
この度、
多くの方々の
ご助力により
JSSDGs学会という
持続可能な歯科治療目標を掲げた学会を立ち上げることが出来ましたことを
最後に皆さまにご報告しておきます。
日本の接着修復を推進されてこられた偉大な先生方にも
ご理解をいただくことが出来ましたこと、
大変ありがとうございました。
これまで多くの加盟歯科医の先生方、
またスーパーエナメル治療を受けて来られました
6000以上のファンの方々のご支援ご助力を賜りまして
日本の歯科治療で
補綴分野で
歯をできるだけ削らない接着審美の分野を
立ち上げることが出来ましたことを
皆さまにご報告させていただきます。
あと、もう少しですが、更に頑張って前進していきたいと思います。
(もう歳なのですが・・・・)