遂に、

あのジョンソン&ジョンソンが

攻めの態勢に入ったのでしょうか?

先日、お口の専門家として著名な(?)先生方の対談形式で


コロナから自身や家族や関係する人を守るには4つのポイントがあるよ

という発表があったようです。

 


❶虫歯がなくとも、定期的に歯科検診に行きましょう!

これは、もう常識ですよね?!

歯科医師会のほうからも

国会の質疑応答でも

感染症を予防する健康な体を守るためには、

虫歯の有無にかかわらず

歯科医院でお口の健康管理をしてもらう意義がしっかり

伝えられていますよね。


口腔粘膜を守ってくれる有難い免疫。

そして、ウイルスが侵入しない健康な口腔粘膜と十分な唾液還流。

 

悪いウイルスはどこから入ってくるの?

って、鼻と口からですからね。

 

ここをしっかり健康状態でキープしておくことがとても効果的ですね。

 

❷歯ブラシ、フロスや歯間ブラシに加えて、

殺菌効果があるとされるエッセンシャルオイル配合の

マウスウォッシュを使いましょう!

これが、つまり、

ジョンソン&ジョンソンの製品である

リステリンを買ってねという宣伝ですね。



リステリンは

洗口剤の中でも

非イオン型洗口剤に分類されます。

汚れの膜電位に左右するのではないので

電位が変化しないので

汚れの内部に浸透していくようです。

 

リステリン関係の論文では

いつもこの

クールミントが使われていますから

クールミントは効果があると思ってよいでしょうね。

 


非イオン系抗菌剤に含まれる

ポピドンヨードと、

エッセンシャルオイルと、

トリクロサンは、

バイオフィルムに浸透するので

ちょいさっき入ってきて唾液中をフワフワ浮いてる浮遊細菌だけでなく

ちょっとだけ定着しちゃおう~という細菌やウイルスにも効果が期待できますから

歯科でも積極的に使う事がしばしばあります。

 

 

ポピドンヨードは、

大阪の吉村知事がちょっと先走って

新型コロナ対策にはヨード選口しましょう!って言っちゃって

あれあれあれという事になっていたのですが、

歯科ではヨード系の薬剤は軟組織切開時の消毒に使ったりします。

イソジンガーグル(ポピオンヨード)が甘く感じるから好きという

お爺ちゃんお婆ちゃんがたまにおられますが、

歯がある人は、PHが低すぎますから

うがいをしたままでは酸触症になり、

歯がヨード薬剤特有の褐色に着色してしまう場合もあります。

また、

金属の腐食作用があるため

金属修復物が入っていたりインプラントが入っていると

長期使用は好ましくありません。

どうしてもイソジンが好きという方は

イソジンで洗口した後に

水でまたぶくぶく嗽をしないといけなくなりますから

歯科的にはあまり長期間使用をお勧めしたくない製品という事になっています。

 

 

 

 

論文ベースで

新型コロナに有効だと言われている

粘膜を傷めることなくウイルスを死活させる作用のある

洗口剤で

お勧めとされる市販の製品に


ここの製品の

リステリン クールミント味がお勧めです。

他の洗口剤との比較研究論文も

企業と関係ないところから出ています。

 

 


いずれもコロナ予防品としても

それ以外にも

虫歯予防口臭予防歯周病予防の効果が認められており

歯科でのメンテナンス時にも使われていたりします。
また、

歯科受診の際、マスクを外したらまず嗽をお願いされると思うのですが、

その際にも利用されてている歯科医院も多いと思います。

歯科では非常に近くでマスクをしない状態で

治療を行っていますが、

クラスター発生もほとんど生じていない事や

医療スタッフの感染もほとんどない現状から

医科や介護から不思議だ不思議だと言われていますが、
歯科ではまず、必ず薬液洗口をしているので

こういう洗口剤のお蔭という側面があるのではないかと思っています。

 

こちらに、

コロナ以前から歯科での洗口剤の使い分け法について

論文も多数出ていますから

一応、一般の方向けに

参考になるように貼っておきます。

 

 

 

 

リステリンのクールミントは、

海外の論文で

一定の評価がされている
害が少ない

数少ない一般流通洗口剤です。
うちの歯科医院にも

ジョンソン&ジョンソンから箱単位で

試供品を送っていただいております。

かなり大きなボトルですから

持って帰るのは重いでしょうが、

お車でお越しの方で

欲しいなとご希望の方は

受付に申し出てみてください。

受付が条件に合致したらプレゼントしてくれるのではないかと思います。

ご希望者にはそういう事でプレゼントしていますが、

味が無理という方が結構おられました。
何しろ、エッセンシャルオイル系ですから

刺激や臭いが嫌で使えないという方も

しばしばおられます。

そこで、

そういう人には、

歯科では歯科院内の機械で作る

活性化HCLO口腔機能水

こちらをお勧めしています。

 

これを使う歯科医院は全国に割と多くあります。

そういう歯科医院は電解するための設備投資をしてありますから

院内の水が安心だったりします。


活性化HCLO口腔機能水を使用することで、

 

活性化HCLO水を上手く臨床やメンテナンス時に使うと、

口腔内細菌の嫌気性菌である虫歯菌や歯周病菌を減らし、

好気性菌環境へリセットできるようです。

電解機能水は、当たり前ですが選択除菌ではなく、

嫌気性菌やカビ菌、アメーバ、ウイルスなど全般に作用し口腔内細菌叢を溶菌しリセットします。

が、

リセット後、電解水の酸化還元電位が+825mVとプラスなため、

-200mVで分裂・増殖する4大歯周病菌のような

グラム陰性菌の増殖を防いでくれます。

グラム陰性菌は組織を傷つけたり破壊するタイプの超悪い細菌です。

 

また、

口腔機能水は最初は弱アルカリ性で口腔内組織への侵襲も少なく、

口内が虫歯菌により酸性傾斜している場合、

緩衝作用により歯の脱灰を減らす効果もあります。

 

この電解水を使用し、毎日うがいすると、

虫歯や歯周病や口臭のリスクが軽減されます。

 

次亜塩素酸(HCLO)は、さまざまな業界の衛生管理に利用されていて、

歯科での利用についても非常に有効です。


口腔機能水は、白血球と同じ殺菌成分であるHCLO(次亜塩素酸)と

バイオフィルムの破壊効果のあるNaHCO3(炭酸水素ナトリウム)が含まれた電解水ですから、

虫歯菌や歯周病菌の周囲にあるバイオフィルムを破壊し、

溶菌(細菌の細胞壁を破壊し体内成分を溶出)するのです。

活性化HCLO機能水は、中性域ですから、

口腔内歯肉上皮細胞障害性は少なく、

理論的には、約10秒で口腔内に残存している歯肉縁上のバイオフィルムを作る

虫歯菌や歯周病菌の細胞壁を破壊し細菌の体内成分を溶出してくれます。
また、電解水の酸化還元電位は+825mVのため、

使用後は好気性菌が存在しやすい環境となり、

歯周病菌のような-200mVで増殖するグラム陰性菌は増えることができません。
それにより、硫化水素やメチルメルカプタンの減少が起こり

口臭が減ります。

歯科用電解水で10秒から15秒程度

うがいしていただきますと、

 

成分中の次亜塩素酸イオンが、タンパク質(汚れ)と反応し分解洗浄し、

消毒・除菌の主役である次亜塩素酸(HCLO)に形を変え、

それにより、強力な除菌水に変化します。
お口に含んで約10秒間でpH8.0から7.0に低下し、

20秒間でpHが6.5になります。
その時点でHCLOが20ppmから80ppmに上昇し、

HOCLは洗浄に消費され、ほほ0ppmになります。
消毒滅菌工程で基本となる、

アルカリ洗浄後に酸性消毒薬で滅菌するという工程が

1回のうがいで可能になります。
この、除菌工程は、人間の体内で、

白血球(好中球)が細菌を殺す過程でも使われていますから

人間の免疫成分の代わりをしているようなもので、

安全性が高く害がないと言われています。

歯科医が作ったホームケアのうがい用として

除菌後の再感染防止や

嫌気性菌を増えないようにし、

好気性菌叢を保つことはお口の健康にとってとても重要です。

嫌気性菌はその膜自体が細胞毒性があるので

粘膜を破壊する性質があります。

そういう悪い性質の細菌が増殖していると

傷ついた部分から
口腔内の細菌感染が血管内に侵入するので

血管内皮細胞や各種臓器を侵害し

口腔内感染症が全身疾患を引き起こすことが知られていますが

それを未然に防ぎます。
できれば、1日3回、

うがいの習慣をつけましょう!

 
❸唾液がでていますか?
唾液には歯や口の粘膜を保護したり、
虫歯や歯周病を予防したりする役割があります。

 

❹マスクの下でも鼻呼吸を心がけましょう。

口呼吸は歯垢が増える可能性があります。

新型コロナが流行しているので
メンテナンスでの歯科通院を差し控えている方の
お口の中が酷い状態になっていることを経験します。
マスクでの外出や集団生活を習慣化する事に
慣れたのはよいけど、
大切な歯や歯茎の健康、
お子さまの場合、お口の成長や顔の成長が阻害されてしまっていては
イケませんよね?!
 
マスク生活が長くなればなるほど
歯科医院でのメンテナンスの重要性が高まっています。
 
お鼻とお口の健康が
身体の健康の基本になります。
 
マスクの下でも
鼻呼吸できる身体作りも必要ですね。
 

 



とりあえず、

洗口習慣を

身につけましょう!

密になることが多い方の場合、
上級者向けとして、

鼻うがいの習慣化もあります。

 


 

今井先生は、

内科のお医者さんです。

 

爆発的にウイルスが増殖しない、身体に入らない前に

しっかりうがいする習慣を作っておくとよいですよね。

それではね。
バイバイ!!