歯が健康であれば、健康で長生きできる!!

 

これは8020運動のコンセプトですから

もはや日本国民の常識といえるかもしれません。
 

今回、2021年3月19日の

参議院予算委員会

山田宏参議院議員からも質疑があり
(全国各地の都道府県単位の歯科医師連盟の推薦あり)

歯科と新型コロナウイルス感染症の関係について

●歯科診療での感染者はいない(クラスターも含めて)  

●歯周病と重症化リスクには相関がある

●歯周病と合併症リスクには相関がある

●お口の健康は、身体の健康に直結するので

歯科治療やメンテナンスには行ったほうがよいというような内容が

国会の場でも再確認されました。

 

 

 

大阪の吉村知事のtwitterを引用し

「コロナウイルスは口の中、唾液に多く含まれている。

なのでマスクが有効だし、飲食の場も指摘されている。

 一方で利用者側がマスクができない環境に歯科医院がある。

大阪には5500もの歯科医院があるが、クラスター発生はゼロ。

感染対策の賜物と思うが、何かある。何か?

専門家には、是非分析してもらいたい」
というtwitterから


 

各大臣の答弁があり、

歯科の感染症対策は十分機能しているという事を

国民皆で確認しあい、
歯科受診や口腔衛生管理を促進するように

という提言までなされました。

 

また、お口の健康と新型コロナウイルス感染症との相関についての

世界の研究から

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1111/jcpe.13435



歯周病がある人は、

歯周病がない人と比べて
新型コロナの重症化割合が5.56倍高く

更に、

歯周病があると

死亡リスクが8.81倍

人工呼吸器使用のリスクが4.57倍

集中治療室に入院するリスクが3.54倍

合併症を併発するリスクが3.67倍に

増加するという研究を挙げて


 

新型コロナの重症化リスク回避のために

積極的に歯科検診での受診の促進や

歯科での口腔管理の促進をするように

いう内容で確認がなされました。

 

菅総理によっても

お口の健康が

健康で質の高い生活を送ることに繋がっていることが

確認され

口腔ケアの重要性を

改めて国民全体で認識しあわれました。

 



歯周病といえば、

日本人の成人の7割以上がかかっているともいわれています。

 

歯肉の炎症が生じると

お口の中の粘膜のバリアーが弱くなって

(炎症が生じる時点ですでに弱っている)

簡単にお口や鼻咽腔から入って来た

悪いウイルスや細菌の身体への侵入を

防げなくなってしまった状態ですから

粘膜バリアーを容易に突破した

細菌やウイルスが身体を侵し

炎症の暴走が生じ

様々な病気を生じ

重症化につながっていくというのは

至極当たり前のことですよね。

 

医療をひっ迫させないように

自分の身体の防衛力をあげておくようにするには

お口の健康は肝心要。

とても大切ですよね。

 

3密回避、手洗い、うがい、歯磨き、歯科検診とメンテナンス

 

とりあえず、

飲食時のはしや食器の使いまわしも

歯科の場合、やめたほうがよいよと予防の観点から

ずっと言ってきていましたよね。

 

感染力の高い困ったウイルスがウヨウヨしている時は

歯科並みの感染対策が各業界でもなされたほうがよいのでしょう。


そんなに問題にならない量のウイルスや細菌程度ならば

身体の免疫の維持増進に役立つのかもしれませんが、

(無菌状態のほうが健康は保てません)

歯周病があって

大量に口や鼻咽腔から入って来られたんじゃ

身体が持たないのが今回の新型コロナのようですから

過度に怖がる必要はないのですが、

お口が不健康ではいけませんから

歯科でちゃんとチェック&クリーニングを受けてくださいね!!

 

歯科受診の際は、

最低でも2日前から

リステリン(クールミント)でもよいから嗽をしてくれたら嬉しいです。

 

たぶん、たいていの歯科では

診療前に薬液嗽をお願いしているはず。

他人に口の中を触ってもらう際はエチケットになってくれるといいなと思います。

 

そうして来院されれば鉄壁です!!

 

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大変残念なことに歯科医院でもクラスターが発生した事例が報告され始めました。

 

 

 

 

当院では、可能な限りの感染症対策として

雇用の充実を行っており(余剰スタッフの確保)
スタッフの検査やワクチン接種も行っており

安心安全な歯科医療を提供するために可能となる最善を尽くしておりますが、

岡山はこの度6月1日までの非常事態宣言下に入りました。

県境をまたいでの移動に制限がかかりましたので

歯科受診は不要不急に当たらないとされていますが、

県境をまたいで来院される場合は、

体調管理や感染防止対策に十分お気をつけてお越しいただきますよう

ご協力をよろしくお願いいたします。
受診の際の備え付け体温測定器での

体表面温の測定スクリーニングと非接触型アルコール噴霧による手指の消毒

受診前の歯磨きの励行、

診察前の薬液うがい、
通院予定の2日前からの薬液うがい等の

ご協力をよろしくお願いいたします。