インビザライン矯正は、

もうすっかり日本の矯正治療の一手法として

定着してきました。
当院がインビザラインを導入したのは

この治療法がまだ世界で400万ケースの頃だったのですが、

今では倍の800万ケース!
この間に、日本のインビザラインドクター数もどんどん増えて

今では割と新しい治療法を積極的に勉強して取り入れている

勉強熱心な歯科医院では

普通に提供されている治療法になってきています。

日本の場合、一般開業医向けの奥歯はあえて動かさない矯正治療(部分矯正に特化した

酷い問題を抱えているケースに対しては歯を削ったり抜歯して

歯冠修復物と併用することを前提として

術前矯正としてインビザラインを使う

i-GOという中途半端な?資格制度まで出来て

インビザラインを提供しているアラインJAPAN社は

事業規模をどんどん拡大していっていますよ)

 

あ~。もちろんですが、

インビザラインの技工代は相変わらず高額なため

他のバッタモンや 類似モンの安い技工代で

代用しようとしている歯科医院もあるにはありますが、

そういう歯科医院での治療でまだよい治療を見たことがないため、

当院では今後もインビザラインを一押しでお勧めしていきます。

しかし、将来はいつでもわかりません。

他の凄い技術革新されたシステムが出来、本当に凄い矯正専門医の先生複数名が

これでどうだ~~~!!!みたいなケースプレゼンを多数出してきて

実際にどうやって行えば成功に繋がっていくのか?ということを

しっかり教授してくれる時代になったら

わかりません。

乗り換える可能性は常にありますが、

とりあえず今のところは

インビザライン一択です
(ただ、お金がないから安く矯正治療をしてほしいという方には

しょうがなくブラケット矯正も提供していますし、

一旦インビザラインを親御さんが契約したけど

何度作っても作ってもお子さんがインビザラインをきちんとはめなかったというような

ケースが極稀にありますからそういうケースも

固定式装置のブラケット矯正になりますね・・・)

インビザラインの治療はもともとの技工代が高いから収益率が非常に悪いのですが、

患者さんにとって良いシステムを提供するのが

当院のポリシーです。

このシステムの勉強のために何度も何度も海外に飛んで勉強してきましたし、

国内でも研鑽を積んできましたよ。

今でも大変多くの患者さんに御満足頂いております。

さて、本日は、

このインビザライン矯正治療をたくさんされて

情報もたくさん発信されている

非抜歯矯正研究会の主催者のお一人である

有本先生のyoutube動画をご紹介したいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=ME5IXL248HQ

 

有本先生とは海外のセミナーでも時々ご一緒させていただくこともあり、
またMOOセミナーなどとても良い勉強の機会を与えてくださっている

凄い先生なんですよね。

ネット上にたくさん情報を発信されていますが

ちょっと専門的すぎるし、

どうしても長くなりがちなので興味がない方にはとっつきにくいかもしれませんが、

実際にインビザラインをされている歯科医や患者さんにとっては

なるほど!合点!ということが多いのではないでしょうか?

 

私がしばらく追っかけをして勉強させていただいていた東京の尾島先生と同じように、

矯正加速装置の

オルソパルス(orthopulse)の効果についても

実感されているので

この装置を上手く使った

加速矯正も非常に多くされておられますよ。

(結局は矯正難易度によって

必要になる追加アライナーの回転がバンバン進み

より精度の高い安定した治療ゴールに導けるのです。

また、インビザライン矯正治療中の痛みなどの不快症状を

非常に軽減させてくれる魔法みたいな道具なんです)

 

当院からもT4Kで通院されていたにも関わらず

お子さんがほぼ使用しなかったために

ナローアーチ(狭窄歯列)で成長が終了しかかってしまった

関西からわざわざ当院まで通院されていたお子さんを

流石にトレーナー装置を使わないんじゃ治るものも治せないから

非抜歯での矯正希望ということで

ご紹介させていただいたこともあります。

(成長期に骨を作るわけですからその時期に上手く成長させてこなかったお子さんは

この先生でも抜歯での矯正を勧めるという結論になっていましたよ。

納得できますよね。

成長期に上手く成長させてこなかったお子さんの場合、

小臼歯抜歯矯正は妥当な解決策になりますからね。

残念ですが致し方ないですね。。)

 

インビザライン矯正の場合、

どうしても避けられないのが追加アライナーです。

追加アライナー無しのインビザライン矯正は通常考えられないと思いますよ。

 

もちろんですが、ケースによりけりで

奥歯を動かさず前歯の軽度のガタガタを

主にIPRを使って軽度の回転と前歯の挺出または圧下を用いて

綺麗に並べる最初から7枚とか14枚程度のケースでは

追加アライナー不要で綺麗に並べることは可能だったりしますが、

14枚までのケース(インビザラインライトタイプでの契約)になると

追加アライナーは必要になるケースが増えますね。

元々のアライン社との契約でも14枚までのライトパッケージの場合、

2回までの追加アライナー技工代は不要ということになっていますから

(そのための検査や診断、再クリンチェックを立案する歯科医の労賃、

スタッフの労賃や設備費、その他材料代等は別途必要になるのは当たり前でしょうけどね)

どんなに一生懸命アライナーフィット管理をされた患者さんであっても

追加アライナーは想定内で考えて契約をされておかれたほうが無難でしょう。

 

追加アライナーは初回のクリンチェックより少なめに作られてくることが一般的ですが、

コンプリヘンシブパッケージ等のような

かなりの枚数が必要で5年間の追加アライナーが保障されているような

パッケージ契約でしか治せないケースの場合は

追加アライナーでも平気で初回のアライナー枚数同等を必要とする場合もありますが、

これは歯科医側の治療ゴールに最短で導くための戦略的なものである場合もありますし、

顎の位置が矯正治療により変化した場合もありますし(主にクロスバイトや早期接触が解消された結果

不調の顎の位置が生体にとって望ましい位置に変化する場合がある)

患者さんの使用状況やフィット管理能力による場合もあるので

まあ、色々なパターンに臨機応変に対応できる歯科医院でなければ

困ることになるでしょうね。

コンプリヘンシブのような割と高額な(都内で100万程度が目安かな?)

矯正治療契約をされる場合は

必ずインビザライン単体ではなく別の装置例えば、

セクショナルブラケット(部分ブラケット矯正)や

カリエールモーションアプライアンスや

TADなどアンカースクリューインプラントの併用も可能であることを

最初に教えてくれている歯科医院を選択されておくことが

安心安全に繋がっていくのではないかな?と思います。

 

インビザライン矯正治療は固定式装置でないために

患者さんの努力義務と管理義務が必ず生じます。

どんなに素晴らしいシステムであっても

上手く進むことが出来る人もいれば

上手く進められない人も出てきます。

歯科医主導のブラケット矯正は患者さんとしては

我慢我慢我慢我慢の一文字で、

契約し一旦治療に着手されたら

忍耐忍耐忍耐忍耐の連続で

担当歯科医に不満や不安が途中で生じても

装置を外してもらえるまではその歯科医の管理下にずっと居続けて通院し続けなければいけないという

ちょっと悪夢のような状態に陥ることもあるのですが、

インビザライン治療の場合はそういうリスクはない代わりに

患者さん側にも大きな責任が生じてきます。

T4Kのようなトレーナー矯正にとても似ているので

(トレーナーは歯の交換期、顎顔面の成長期の成長誘導のための装置ですから

割とグズグズでルーズな装置ですが

咬合平面をコントロールしたい場合は

しっかり装置を日中噛むことを歯科医から強く指示されますよね。
インビザラインはそれぞれの歯を個別に動かすことを目標にしている装置で

ブラケット矯正の代用品でご自身の歯1本1本に無理なくフィットするように

作製されていますが、各ステージングで装置が意図する歯の移動を実現させるためには

とにかく上から装置をよく噛むことが要求されます

フィットフィットフィット!!!!!

これを患者さんが徹底的にコントロールしてくれることで

治療枚数は大幅に軽減できるし、

追加アライナーの回数も軽減できるんですよね。

ゴム状のものをしっかり噛んで装置の浮き上がりを無くして前に進む!!

それでも動かない場合は

加速装置振動装置を追加購入したり

マイクロオステオパーフォレーションを追加して

骨の再生を促す等

歯科医院で追加してもらえる方法が多数ありますからね。

https://youtu.be/tf6TooLrX_k

(この方は歯科医なのでご自分でされていますが一般の方は基本的な知識が不足しており無理ですから

歯科医院で依頼することが必要になり追加費用が必要です)

 

まあ。インビザライン治療を選択されたならば

出来るだけインビザライン治療を成功まで

導いてもらいたいはずですから

もう一度、追加アライナーの必要性をおさらいしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=ME5IXL248HQ&t=341s
追加アライナーがどうして必要なのか?

については

こちらを再度しっかり見て十分理解したうえで

インビザライン治療を選択してくださいね!!
(ちなみに、この有本先生の後ろの本棚にたくさんの専門書が写っていますが、
うちも その他の一般歯科も当たり前のことですが、色々行っている歯科医院には

この何倍もの専門書があるのが普通です。
本は普通は書庫や見えないところに置いてあります。埃被るのでね。
もちろん、有本先生のこの書庫の本棚にある本は先生が持って読み込んだ本の極ごく一部のはずですしね。
サーティフィケーションも壁に一々飾り切れないくらいいっぱい持っているのが

普通の歯科医ですよ。(飾る趣味があるかないか?は個性が分かれますが)

ネットで色々な情報を無料で入手して知った気になっている一般の方が増えてきていますが

専門家とは勉強量がそもそも全く異なりますからね。

またネットには絶対に出せない専門的な情報というのが非常に多くありますよ。

そういうことを十分理解されておかないと

とんでもない勘違いを犯してしまうことに繋がります。

あ~~危ないな~~~という勘違い状態の一般の方の投稿に接することがあり

また同業専門職であるはずの勘違い歯科衛生士さんに出会うこともあったりしますが、

そもそも勉強量が全く異次元で違うので

餅は餅屋にある程度任せていただくことが

どうしても必要だと思いますよ~~)

 

それでは~~~


ペタしてねペタしてねペタしてね