当院では、頑張れ!T4K!という

face book上の歯科医・歯科衛生士向け勉強グループを立ち上げ管理していますが

お蔭様で現在780名の参加と180名近くの承認待ちの状態です。

(現在900人越え)

180名の承認待ちとは参加資格を限定しているクローズな勉強グループ内でのディープなディスカッションの場ですから

資格をプロフィール欄で明記されていない方は参加承認できないからです。

現在でも毎日のように承認要請が届くのですが、

当方はfacebookの管理を暇があるときにしかしていませんし、

残念なことにfacebookの承認待ちの内容が申込順でしか出てこない? ために

新たに申請されてもそこにたどり着くのに170名以上をパスしなければいけないというシステムの都合上
現在は新たな申請に対して承認できない状態に陥っています

ですから個人的にメッセージでもいただかない限りは入れないという状態になっていますが

そこの勉強サイトではT4Kを使いこなす上での有用な情報が蓄積されていると考えています。

(入れない方はごめんなさい)

 

当院ではT4Kでのお子様の成長サポート矯正治療を行って

非常に多くの卒業生を無事送り出してきましたから

ほぼ使い方や限界について理解できるようになりました。

また同時に行っているインビザラインの勉強もT4Kの動きやコンセプトと非常に似ているところがあるため

T4Kを使いこなす際の理解の助けになっています。

 

そこで今回、初といってもいいのではないかと思うのですが

頑張れ!T4K!主催の歯科医師の勉強会というものを企画してもらうことができました。

(東京開催ということで準備を全面的に引き受けてくださった

ローズタウン歯科クリニックの青山先生ご夫妻には大変感謝しております。

こちらの先生には水素サプリの勉強で以前大変お世話になりました。

現在私が元気で健康でいられるのも先生のお蔭です。

https://www.rosetowndc.com/   

水素サプリに関しては今回割愛します。)

 

 

 

それがこちらです。

お蔭様で大盛況のうちに無事終了いたしました。

 

参加してくださった先生方はほとんどが頑張れ!T4K!の参加者の先生方でしたが、

そのほとんどの先生がインビザライン治療もさせている先生方でした。

 

今回講演を依頼した講師の先生は

長崎でご開業されている村上久夫先生ですが

村上先生は以前から九州インビザライン勉強会を開催させていて

私も初期に色々勉強させていただきました。

現在はアライン社からの依頼によりインビザラインファーストを主体にした

インビザラインインストラクタードクターをされており

日本各地でインビザラインの勉強をしている歯科医や矯正医に対して

インビザラインの実際の使い方やクリンチェックの立て方について

講演をされてご活躍されておられる先生です。

今回頑張れ!T4K!で講演依頼させて頂いたのは

T4Kの矯正専門医視線からの使い方や

上手くいかなかったケースへのインビザライン治療の応用について

多数のケースをお持ちですから実際にどうやって両方を使い分けるのか?

またどうやって実際には使っているのか?について

1日たっぷりご講演していただきました。

クリンチェックのリケッツ分析値の反映の実際についても教えて頂きました。

 

 

私が個人的なお付き合いがある矯正専門医の先生の多くが

現在はT4Kなどの筋機能矯正装置を積極的に小児に使用されています。

 

10年以上昔になりますがブログをはじめた頃には

矯正専門医がこんなにT4Kなどの(矯正専門医はEFラインが多いですが)

筋機能矯正装置を多用されるようになるとは思っていませんでした。

しかし、実際に使用するコツが周知されてくると

こんなに便利で簡単で安価な装置があるんだな~~ということを

多くの先生が実感し潮目が変わることになり

現在多くの矯正専門医がこういう装置を小児の矯正装置として第一選択しに挙げるようになったわけです。

現在でもこの装置は国産装置ではありませんから(オーストラリア産です)

日本矯正歯科学会は使用には否定的見解を出しています。

だけど実際には多くの専門医の先生も使用しているわけですから

面白いな~~~ということになります。(歯科内での話しですが)

またインビザラインも同じように日本矯正歯科学会は否定的立場をとっていますが、

多くのというかすでにほとんどの矯正専門医はインビザラインのユーザーになっているわけですから

学会の立場や学会が存在することの意味づけ自体が揺らいでしまうということになっていくのかもしれません。

技術や材料、テクノロジーはどんどん進化しますが学閥や人の頭の進化はなかなか追いつけないっていうことを現しているようにも思えますね。。。。

 

臨床では歯科医としては使い勝手がよい装置は使いたいわけですし

患者さんのニーズが高いならば使うという選択をしなければ支持されないわけですから

常にアンテナを広げて自己研鑽に励んで自分がまだ臨床で習熟していない治療法があれば

先達の臨床家に指導を仰ぎつつ臨床応用していくのは当然のことのように思います。

今回参加してくださった多くの先生方は日本矯正歯科学会の見解を無視しているわけではなく
勉強のために参加してくださっています。

どうしても体質上学会の見解は後手後手にならざるを得ないですが、

想像ではこういう方向へ大きく矯正治療がシフトしていくのではないかと今後の流れに期待しています。

 

協賛企業としてオーティカインターナショナル様(T4Kの販売元)と、

GCオルソリー様にランチョンセミナーでもご参加いただくことができました。

 

頑張れ!T4K!は元々患者さんの装置使用の努力義務を現していましたが

考えれば歯科医の努力のほうが格段に大切です

まずこういう単純で安価でお子様の成長を誘導する効果的な装置を

上手く使いこなすための

診断力と指導力をしっかり養うことが大切ですね。

そして固まっている頭を上手く切り替えることが必要です。

 

T4Kは前歯をグググっとコントロールしに行く装置ですから(咬合平面にもアプローチしますし)

上顎前突の子どもには著効です。

しかし下顎前突の子どもには上顎の前方牽引が物足りないため単独では不向きな装置ということになります。

そのカバー方法については頑張れ!T4K!でも症例報告がされていますので

BWSなどの舌側からの固定式拡大装置を併用しなくても治せるケースが今後増えていくのではないかと思います。

もちろん、歯を1歯づつ確実にコントロールできるインビザラインのほうが

より確実な治療結果につなげることが可能です。

が、

オーダーメイドの装置は費用はどうしても高額になりますからね。。。。。

実際、ブラケット矯正より
インビザラインでなければ治せないケースというのも存在しますから

その見極めについてはインビザラインファーストのセミナーを各自で受けて勉強してください。

私はわかりました。

ですから他の先生もきっともうご存知だろうと思います。

 

患者さんは、臨床をしっかり行っている先生にきちんと診断してもらい

きちんと使用法を指導してもらうことが大切ですね。

きちんと必要な時期に通院してくださいよ!!

 

頑張れ!T4K!
頑張れ!インビザライン!

今回聞き逃した先生は、

村上先生の1日講演を拝聴する機会があれば是非勉強してみてください。

臨床のヒントが山盛りでしたよ。

 

ご多忙のところ非常に遠くからもご参加いただきました。

今回ご参加いただいた先生方。ご参加ありがとうございました。

また講師の村上久夫先生。1日惜しみない内容でご講演頂きまして

大変ありがとうございました。

質問時間には多くの先生が積極的に質問してくださいました。

大変有意義な一日になりましたこと感謝しております。

 

また頑張れ!T4K!で研鑽を深めてまいりましょう!

こちらのほうも今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

今回はブログに登録してくださっている多くの歯科医の方向けのブログ内容になっています。