ジャジャ~~ン!!
昨今の歯科の技術革新の速度は超早く、
ついに!待ちに待った。
インビザライン ファーストが日本でも解禁に!!
=インビザライン ファーストとは?=
小児期からの矯正治療です。
これを滅茶苦茶カッコイイ、インビザラインで行うというものです。
後ろが今までのブラケット矯正・・・
前面がこれからの見えないインビザライン矯正!


こんな透明なアライナー装置(マウスピースみたいな装置)を
育ち盛りのお子さんに装着してもらって
歯並びをよくしてしまうという優れものです。
まずは、こちらをご覧ください。
対象となる患者さんの年齢としては
6歳~10歳までというイメージです。
この時期は乳歯から永久歯への交換時期ですから
歯抜けや歯がグラグラ動揺していて
次々とどんどん歯が抜け替わって
最終的な永久歯列を獲得していく大切な時期ということになります。
実際にインビザラインをはめているイメージはこんな感じになります。
Yes!
見えない、目立たない、邪魔にならない、口内炎ができない、危なくない!
活動が活発なお子さんにも非常にポイントが高い装置です。
再び動画で確認してみてください。
ほら!
インビザラインを入れていることにほとんど気づくことがなかったでしょう?
部活や学校生活で忙しいTeen向けのインビザラインというのは以前からあったのですが、
乳歯がどんどん抜け替わる小児期向けのインビザライン治療というのが
日本にはなかったのですが、
この3月にやっと全国のインビザラインを取り扱っている歯科医院で解禁になりました。
(注意:一般歯科向けのインビザラインiGOで登録している歯科医院では取り扱えませんので
お近くの歯科医院でインビザラインファーストの治療が可能かどうか?を
お尋ねになる必要ががあります)
ちなみにTeenはこんな感じですかね。
学校のイベントや部活や大会、勉強と超忙しいTeenでも
歯並びが悪いのを諦めて我慢する必要はないよ
(親の収入や理解力が低いと我慢が必要だけど・・・)
というものです。
スマイルが綺麗で顔が綺麗!というのが外人という印象がありますが、
最近は日本でもすっかりこういうインビザラインのような治療法が普及してきて
矯正治療を選択する人がどんどん増えてきていますから
日本人のスマイルもどんどん綺麗になってきていますよね。
アメリカの矯正歯科学会では
7歳から矯正歯科に通いなさいというキャンペーンをやっています。
歯並びに問題が生じているのに
何もせず放置しておくのってどうなの?ということですよね。

成長期には様々な問題が生じてきていることを
歯が教えてくれているんです。
後から2本とか4本とか6本とか8本抜歯して
骨と帳尻をあわす治療を受けるんじゃなく
成長期に骨に問題が生じないように抑制矯正しようということなんですよね。
(抑制矯正は、今年の歯科医師国家試験の問題で出たそうです
:抑制矯正 とは,乳歯列期から,混合歯列前期において,
すでに認め られる不正咬合の原因の推察が可能で,
その原因の除去に より,顎顔面口腔環境を整え,
顎顔面および歯に関する不 正を最小限に食い止めようとするものである。
予防矯正と抑制矯正と本格矯正と部分矯正・・・色々な歯科専門用語は国家試験対策には正確に覚えておきましょう)
7歳という機会を逃すなよ!!ということですね。
芸能人は昔は歯を○○美容外科~~なんてところで
心棒状にガンガン歯を削られて
超高いセラミック治療を受けるという人が多かったですけど
今は矯正治療が当たり前になってきていますよ。
なぜか?って言うと歯を心棒状に削っちゃうと歯の寿命が超短くなって
最悪インプラントになっていくんですからやりきれないですよね。
マイナス2歳からの予防歯科だけじゃなく
7歳からの矯正治療はとても大切な意味を持ちます。
(乳歯の時に反対咬合〈受け口)やシザースバイトがあれば
3歳から〈乳歯列期から)の矯正を行ったほうがいいとも言われています)
7歳には歯医者に行って歯並びをチェックしてもらい
問題が生じていれば迷わず介入してもらうとよいでしょう。
拡大床による矯正治療。
ただ、これには賛否両論があり
咬合平面をちゃんと作ったほうがいいし
機能を阻害するような装置ではないほうがよいだろうということで最近は
床拡大装置ではなく
筋機能矯正装置の既製品である
T4KやEFラインやマルチファミリーや百歩譲ってムーシールドやプレオルソによる
筋機能まで正常に育てるような治療法というのが評価が高くなってきているのですが
これらの装置は既製品だけに上手く使えない子がどうしても出てきてしまうという問題があったのですが、
今回出たインビザラインファーストという治療法ならば大丈夫!
お子さんが超苦手でオエオエするネバネバの印象をすることなく
iTeroという高額な光学スキャナーによって
歯並びの情報をスイスイスイ~~~と撮影してもらえば
それがデジタルデータに変換されて
アライン社に送られ
お子さん一人ひとりにぴったりフィットしたアライナーを作製してくれるのだから
超優れものですよね。

このシステムのお蔭で
ほとんどのお子さんがこのブラケット貼り付けの矯正からオサラバできるのですからこれは朗報です。
インビザラインの作製風景はこちら。
巨大な工場で生産されているので
日本でこういうことをしようと思っても残念ながら人件費も高いし無理だと思います。。
このインビザラインファーストでは
歯列の側方拡大、上下の対向関係の改善、
下顎の成長誘導、前歯の位置の改善、
永久歯の生えてくるスペースの確保・・・・・等など色々なことが個別に可能ですから
昔から矯正歯科医がよくやっていた
上顎拡大装置をした後に2×4でブラケットをつけて前歯のコントロールをして
側方歯群交換のスペースを確保して
最終的に上下上手く咬まなかったり
永久歯歯胚が回転していて回転したまま生えてきた歯の修正が必要というような
事でフルブラケット治療へ移行・・・・というような
長い長~~いブラケット矯正による虫歯のリスクが高まって
結果歯面が脱灰して審美的な悩みにつながって
最終的にスーパーエナメルを貼る・・・・というようなことがなくなるのではないかと思います。
スーパーエナメルは貼らなくてもお悩みゼロなら貼る必要がない治療なので
インビザラインファーストからの悩みを生じない矯正治療というのは
とてもよいはずですね。
2×4ブラケットって・・・・見た目も清掃性も悪いですよね・・・・
インビザラインファーストの場合、
実際の治療は平均で9ヶ月程度。
最高で18ヶ月(1年半)可能です。
その間、アライナーを壊しちゃったり
治療中に歯が生え変わって形が変わっても
何回でも追加でアライナーは作れるので(制限なし)
壊したり紛失しないかぎりは
大丈夫。
まあ、もしも壊したり紛失しても再度iTeroでスキャンして
追加アライナーを作製してもらうってこともできるでしょうから
お父さんもお母さんも安心できますよね。
T4Kなどのアライナーでは治しにくかった理想的な形から大幅にずれちゃってる超酷い歯並びや超ガタガタでも
このインビザラインならば完全オーダーメイドだからきちんと入ってきちんとよい歯並びに誘導していってくれます。
まあ、最終的には成長が18ヶ月で止まるわけではなく
更に最後に生えてくる犬歯の問題というのがあるので
最後の仕上げにインビザラインが追加で必要になるケースもあると思いますが
鼻炎が酷いのでT4Kを咬むことができない、口にいれて鼻で息をすることさえできないというような
出っ歯で口ボコのお子さんでもちゃんとよい歯並びに誘導してくれる強い味方がまた増えたと思っておいてもらえればいいと思います。
使用法は24時間のうち最低20時間使うべし。アライナーが浮くことがないように咬むべし。
月に1回は通院すべし。という程度。
急患で医院に入る必要はないから
(装置をとりあえずはずしておいてもらえればよいので)
学業、塾、習い事にも支障なしです。
甘いもの食べることも炭酸飲むことだって可能だけど
飲んだ後はしっかりうがいと歯磨きしてつけるべし。程度。
ブラケット矯正をどうしても選択しなくちゃ治せない埋伏歯を牽引して歯列に引き入れる必要があるようなケース以外は
適用も幅広いのがいいですね~~~~~~~
グッバイ! 入れ歯のような床装置。
グッバイ! ブラケット!
HELLO! iTero!
HELLO! インビザライン ファースト!
小児の矯正治療のファーストチョイスがインビザラインになる日がくるのかな??
当院では当面35万円でインビザラインファーストをご提供する予定です。
今がチャ~~~~ンスかも?しれませんよ・・・・
そのうちまたどうせ値上げするんじゃない?って?
まあ、それはそうでしょう。。。
やっぱりインビザラインってセレブな治療なんじゃないでしょうか?
見えないアライナー矯正で苦痛少なく歯並びがどんどん治っていくなんて昔では考えられないことですよね。。。
おじさん、おばさん世代には羨ましい話ですよ。
注意:
適用が乳歯から永久歯への交換期ですから定期的な観察のための通院が必要になりますから
T4K(下顎の誘導を伴う歯並びの枠だけの簡単な既製品の装置)で通院中の遠方の方は
お近くの歯科医院でインビザラインファーストは契約されるのがよいと思います。









