昔、酷い内容のテレビ番組が日本でもあったようです。
B. C. ビューティー・コロシアム
発展途上国から脱却中の国でこういう悪質な番組が視聴率稼ぎと医療系や美容系の宣伝用に放送される傾向にあるように思いますが、
日本にもまだ人権保護が根付いていなかったから放送出来ていたのでしょうか？
ネットでの評判もさんざんだったようです。
この番組で２００名もの人が変化を手にしたそうですが、
顔晒しされるのが条件で周囲の人との関係も破壊されてしまうような番組作りだったためでしょうか？
きっとこの番組でモデルになった人たちは今よい思い出をこの番組自体に持っていないのでしょうというような
内容もネット上にみられます。
そりゃそーでしょ。
公開いじめ番組残酷物語といわれるような番組。
最低ですね。。。
YouTube上に番組内容に関して色々残っていますが、
容姿でどうしようもない問題の多くが
顔の骨格による問題を抱えていることがわかります。
骨格系の問題は成長後にどうにか修正しようと考えれば
矯正と外科的な処置を必要としますから
数１００万円単位の治療費が必要になり大変です。
またご存知のように外科は侵襲が大きい治療法になりますから
術中、術後はかなり大変です。
そこは完全に省略されての
Ｂｅｆｏｒｅ and Afterの番組つくりに批判が殺到したのは当たり前でしょう。
また美容整形で何でも手に入るという番組作りは問題です。
目もいじり鼻もいじり、顎も切り頤に人工物を入れ、軟組織も何回も何回も修正が入ります。
歯も矯正し歯の位置と歯列の形態を変え、歯も全部削ってやり変え人工物に置換します。
そしてプロのヘアーカットが入りメイクが入り、服装も煌びやかな服装を用意されます。
劇的に変化させようとすると相当大変なお金が掛かりますが、
そこは各医院や各種サービス業の広告宣伝ということで割安に算定されるでしょう。
そういう高価な買い物って（医療は買い物ではありませんが）
結局、続きませんよね。。。一般の人の場合。
何を犠牲にするのでしょう？
ですから、通常のBefore and Afterはそれほど劇的ではなく
局所的なはずです。
ただ、それでは番組になりませんから過剰演出が常にされてしまい
一度にあれこれ追加でされることになります。
それを誰でも手に入るように誤認させることは大問題でしょう。
今年６月から広告規制が医療系ＨＰやネット情報に対しても厳しく適用されるようになってきました。
不特定多数の人へ影響力が大きいＴＶ番組作りこそもっと厳しく自制されるべきでしょう。
実際の外科時は非常に大変な思いをしなければなりません。
歯科や医療系が提供する外科矯正術の場合、
治療に対するリスク説明を十分され、更に医学的に必要性がある場合にのみ
行われるというお約束が一応あります。
顎の手術はかなり大変ですが、様々な問題を抱えてしまって成長を終えてしまっていれば
容姿のコンプレックスもそうですし、咬めないとか、睡眠時障害が著しいなどの機能的な問題も含めて
外科を選択せざるを得ない場合もあるでしょうから
そういう場合はきちんとそのリスクもよく知っておいて
選択する必要があるでしょう。
骨格的な問題以外であれば
比較的簡単に低侵襲で変化させることが可能です。
また今はマジックメイクという劇的メイク法も効果的で
こっちのほうがテクニックが自分自身にあるのですから
職人メイクのようでリスペクトの的だったりして
楽しい雰囲気がありますよね。
ネット上には様々な情報が溢れるようになっていますから
しっかり調べて自分で選択する。
これがこれから最も大切なことになるでしょう。
岡山の奇跡といわれる方の動画投稿はとても前向きで
楽しいとおもいませんか？
確かに～～親が悪いのでしょうｗｗ
さて、歯科医からいいたいことは、
顎顔面骨格に問題を生じているならば
その予測は小児の段階から可能なのですから
出来るだけ早期に医療介入してもらっておくと
心無い人からの酷い言葉によって傷つく惜しい人生を歩んだり
酷いコンプレックスと対峙し続ける必要がないので
人生明るくなることに間違いがないことをお伝えしておきたいと思います。
そのお手伝いが安価で出来るのが
Ｔ４Ｋという装置です。
（あ～～もちろんムーシールドやＥＦラインやマルチファミリーでも何でもいいんですが）
機能的矯正装置でのきちんとした小児期の育成矯正法は非常に効果的です。
つまり、規格製品の型にはめ込んで規格に近く育てようという装置です。
スイカの育て方に、四角いスイカという育て方があります。
何もしなければ丸くなったり楕円のちょいいびつな形に育つスイカですが、
玉の成長期に四角の型枠にはめて育てれば丸く天然に育つスイカも四角に育つのです。
そしてそういう育て方は、手間暇が掛かりますから高級スイカになります。
普通１９８０円くらいのスイカが四角いだけで高級スイカに変身します。
形を意図的に市場で望ましい形（人工的ですが）に育ててあれば
市場価値が高まるのです。
これを人間に当てはめると妙なことになりますし、
それこそ人権無視になりますが、
多くの人が容姿にコンプレックスを抱きそれのせいでいじめの対象になるならば
よい型枠に入れて育てたいと思うのが親心かもしれません。
人の顔形の型枠といえば
実は、筋肉や周囲の組織ということになります。
きちんとした機能を獲得した筋肉の働きがあれば
それがよい型枠となり
よい容貌と歯並びを作り出すのです。
ところが多くの場合、様々な問題を成長時に抱えます。
それで、歯科で用意している型枠というものがありそれが筋機能矯正装置ということになるのです。
筋肉の代わりをしたり不用にかかる力を排除したりして
よい方向へと成長を誘導していきます。
人によって成長の方向によって取り得る理想的な終わりの形というものがありますから
（遺伝や歯の大きさ、身体の骨格、頭の形など歯科の育成矯正治療だけでは何ともしがたい部分もありますからね）
それぞれのケースに応じてある程度バリエーション豊富である必要があります。
これらの歯科専門の装置には、もっとずっと多くのバリエーションが用意されています。
また、矯正歯科で最も大切なのは、
上顎のすぐ上にある空気の通り道である鼻咽喉部の健康だといわれています。
つまりは気道です。
鼻で息をちゃんと出来ていることが顎顔面の（特に中顔面の）成長に大きな影響を与えます。
多くの顔の骨格的問題は歯並びが原因になっています。
原因である場合もあれば、結果でもあるこの歯並び。
これを規格に近く育てることで
顎顔面の骨格を根本的に外科が不要なように育てておくことが出来れば
それって凄いことではないでしょうか？
可愛い子だったのに～～あれあれ小学校に入って前歯が生えてきた頃から
なんか可愛いと思えなくなってきたわ～～～と
ご自身のお子さんを見て思っている親御さん。
お子さんの歯並びに問題が起きていないか？
口元に問題が起きてきていないか？
歯科を受診されることをお勧めします。
多くの場合、歯並びに問題を生じていると
顎の発育方向を間違っているということになります。
顎には上顎、下顎がありますから
中顔面と下顔面に問題が生じているということになるので
結局は顔の大半の骨格に問題を生じて成長しようとしているということになります。
成長後に矯正治療だけで綺麗に出来る程度ならばよいのですが、
誤った方向に骨格が成長しそれにともなって頚椎の湾曲や伸びが固定され
姿勢も固定され気道も固定され皮膚の伸びも固定されてしまえば
後から修正しようとすれば莫大なお金と
高いリスクと
長い治療期間と
辛い治療期間が必要になってしまうのですから
小児期にほったらかしにしないということがとても大切でしょう。
そうです。不細工、不正歯列は急にできるのではありません。
成長にしたがって出来上がるのです。
そして加齢にしたがって増悪するのです。
ネット上にこういう画像があります。
こういう画像は確かにそうだな～～と思えることを伝えてはいますが、
一方で不十分な内容であったりします。
通常、成長期に姿勢悪く猫背で育つ子というのは顔がもっとペタンとしています。
前への発育が不十分なため気道が狭くなって
顎をあげることで呼吸をしやすくしている可能性があるのでしょう。
そしてたいてい舌は低位になっています。
舌が下がるのは顎が上がっているからでしょう。
舌骨というのが頚椎のＣ２～Ｃ４の位置にありそれに様々な筋肉が付いていますから
首が上がっていると下顎は回転して開く方向に行っちゃいます。
そしてそれにともなって舌の位置も下がります。
舌骨についている筋肉は下に引っ張りますから舌骨の上についている筋肉が下顎についていて下に引っ張るからです。
そして頚椎のズレも生じます。
実際はこんな感じになるでしょうか？
上顎前突かまたは開咬です。
下顎が開く方向に回転してしまいます。
顎についている筋肉に骨の成長方向は引かれますから
顔の骨格に影響を与えそういう方向に成長します。
歯は骨の成長時に生えてきていますから
（というより歯が生えるから骨が成長するというのもあるでしょうが）
歯並びにも特徴的な問題が現れてきます。
下顎を下げている顔って誰でも不細工ですよね？
不細工でう～～～の唇（い～～～のスマイル唇の反対）をしていると
舌は下がって
頬の粘膜も引っ張られますから歯列にも骨格にも内側に倒す力が働きます。
そうやって、顔の骨格は歪み歯並びもそのように並んできます。
たいてい歯列はＶシェイプという形態になります。
普通バランスのとれた健康な子どもの歯列はＵシェイプです。
これはＴ４Ｋの形態とぴったり合致します。
しかし、Ｔ４Ｋをはめずに口を開けたり小さなお口で成長していると
Ｖシェイプという理想とはかけ離れた形に成長します。
Ｖシェイプになるのは舌の内側からの力が不足して頬側の力が強い、つまりは口が開いているせいです。
（非常に単純化しています。現実はもっと複雑です。）
左がＶシェイプアーチで右が少し修正されたＵシェイプアーチです。
Ｖアーチの場合、アーチが狭くなるため前歯が突出しますが、
唇の力があると折りたたまれます。
つまりコンタクトロスを起こして（隣の歯同士がよい位置で接触せずズレル）
力に対する安定がなくなります。
例えば１例です。
↑下の唇の力は強かったが上の唇の力がなかったタイプ
（そんでもって咬む力が強かったので上出っ歯になり隙間が開いているという
下の顎は後ろにひかれているままなので
前に成長しなかったということは成長期に姿勢が悪かったということになる。
つまり首の前の伸びが悪く猫背という）
唇はたぶんアヒル唇なんじゃないかな？上の唇が短いタイプ（幼く見える）
上下の唇の力が強く上の歯列は前に成長せず下の歯列も前に成長しなかったタイプ
もしかしたら歯医者で乳犬歯を早期に抜歯されたかもしれない。
乳犬歯を早期に失っていなければ最後に生え変わった永久犬歯がもう少し歯列に入るスペースがあったかもしれない。
鼻が悪かったのかな？早食い早口で喋るタイプだろうな。
お可哀想にということになる。成長期に栄養障害があった可能性もあるだろう。
（甘いものが好きでインシュリンが不足しがちで腸に炎症があるタイプかも？）
（案外親が喫煙者の可能性が高いかもね）
こういうタイプも下顎と上顎の前への発育の不調和です。
昔は、こういう成長期に問題があれば１次矯正として
こんな装置で内側から上顎を側方や前に拡大してあげて
下顎前方成長を誘導してあげるということがよくされていました。
歯列の内側からの拡大だけで成長誘導できないならばもっと効果的に
歯列の外側に固定源を作って顎外装置も利用したりして
行なわれていました。
歯列の内側からだけでは上手くいかないと考える先生たちは歯列の外側からも矯正力や誘導力
力の排除などを行っていました。
もちろん、今もそういう治療法のほうが成果が上がりやすいということで選択されている歯科医院も多くあります。
Ｔ４Ｋならば簡単で単純です。
上下一体成型の装置で上顎と下顎を一緒にペアペアで育てます。
使い方はとても簡単。
ただし、狙った効果を確実に発揮させるためには
周囲の（身体全体の）トレーニングを併用する必要があります。
伸びないところを伸ばして育てる。
これが必要です。
効果的なトレーニングメニューをどの程度持っていて
どの程度お約束を守らせることが出来るか？が
医院の腕の見せ所のひとつということになっています。
日中１時間のアクティブな装着と
夜間のパッシブな装着と
そして３０分程度のトレーニングです（実際はもう少し少ない時間で可能です）
非常にかっこいいと思いませんか？
また、非常に効率的だと思いませんか？
小学生の頃から容貌へのいじめは始まります。
規格外にどんどんなっていくからです。
酷い状態を子どもに我慢させ
いじめの対象になることから守れないようではいけません。
誰でも簡単に経済負担が大きすぎない方法で
悩みを自分自身で成長期に解消させておくことは非常に有意義です。
当院では、僅か１２万円の治療で行っています。
日本中探せばそういう医院が絶対お近くにあるはずです。
きちんと専門家にチェックしてもらい適切な装置に交換してもらいつつ
骨格的な問題を抱えさせないようにしておくべきです。
ＴＶのいじめ番組でいじられたり、
美容整形で私のところがこういうオペをやって綺麗にしました～～～という医師や歯科医の自慢の種になる必要はない。
子どもの時に、自分自身の日々の頑張りによって
酷く成長しつつある骨格的な問題を改善しておくことの価値は高いはずです。
頑張る子どもと 賢い親を持つ子は救われる！
しっかり色々なことを勉強して賢くなってくださいね～～～
