久々にT4Kのことについて書きます。

T4KMyobraceの開発者であるオーストラリアのDr.FarrellのMRC研修に参加して早10年になろうとしています。

MRCクリニック制度というのは、

開発者の考えに基づいて

歯並びや身体の不調特にたぶんですが、睡眠障害や睡眠時の歯軋り食いしばりなどの破壊行為、顎関節症や不良姿勢などの

成長後ではどうしても歯科も医科も直しがたくなってしまう身体におこる諸問題の芽を 

成長期に正常な顎顔面形態に発育させておくことで出来るだけ摘み取っておくことで、

一生の健康に寄与できる筋機能矯正装置を用いた教育的トレーニングセンター制度

世界に普及する目的で

フランチャイズ方式を採用して世界中に広めるためにDr.Farrellが考案して販売している加盟歯科医院制度です。

10年前に当院では、

この仕組みとコンセプトを勉強するために日本から15名くらいの先生と衛生士さんらの総勢30名弱の方々と一緒に

第一陣としてオーストラリアのDr.Farrellのデンタルオフィスや製作所を見学し説明や講習を受けたのです。


ここでの収穫は色々あったのですが、

なんと言っても一番の収穫といえたのは、この単純極まりない装置を開発者以上に当時すでに使いこなしておられた日進市の福岡先生と(今は別の装置に乗り換えられているようですが)、

たぶんこの装置のことは大して評価していないのにこのトレーニング法や仕組みづくりを学びに来られていた横浜の元開先生とお知り合いになれ、そしてこのご両名の先生にその後色々と世界を広めていただいたことです。

今もこの御両名の先生には大変感謝しております。

どうせ育成矯正で通うならば
首都圏近郊ならば元開先生の歯科医院をお勧めしたいです。

(げんかい歯科医院(HPはないようです。こういう先生のところはHPを作って集患しなくても手が回らないくらいの患者さんが来られるものですからね

今は、オロフェイシャルセラピストという民間資格を発行する学校運営に携わっておられるようです。https://www.oral.or.jp/teachers.html
?資格商法?と思われる方もおられるかもしれませんが
こういう手法もご自身の経験を後人に伝えていく方法としてはとても有効で効果的です。Farrellの日本版別の方法という感じでしょうか。

私がオーストラリアから帰ってすぐに医院に教わりに行ったときはT4Kはさほど熱心には使われておらず

多くの矯正医が行っているように自作の装置がメインでした。

クワドヘリクスで6番の近心回転を治しつつ(これで前歯を並べるスペースの一部を確保できるんですよ。当時教わった非抜歯矯正の基礎ですね)歯列の成長を伴った側方前方拡大を行い、

自作の臼歯のバイト挙上装置でディープで不調を引き起こしやすいバイトの修正を行いつつ

ファイナルはマルチブラケットで1本1本の歯をコントロールして歯列を完成させるという方法で

簡便でオーソドックスですがこの方法ならば非抜歯でたいてい治せますというものでした。

矯正ができる小児歯科ならではのこの時期だから非抜歯で可能という簡便なやり方に

筋機能を改善させることをプラスすることで

矯正を確実に歯科医主導で成功に導きつつ後戻りさせない治療法で素晴らしい成果を挙げておられました。

(今の治療がどう変わっているかは残念ですが知りません。
T4Kなどの超お手軽な既製品の機能矯正装置をもっと多用されているかも知れませんしそうではないかもしれません)
(後にインビザラインを勉強するに従いこの歯の動かし方がインビザライン治療に応用できることを実感することになりました。

傾いているのを修正する。そして6番の回転とバーティカルコントロールで非抜歯矯正を可能にするという考えはその後の勉強の基礎になっています。抜歯矯正ありきでない治療は顎も身体もまだ発育できる成長期に!ということになりますね)

見学にお邪魔させていただいた日は朝一番に私に講義してくださる十分な時間があるようなスタイルの診療で

それは、衛生士さんが子どもたちに入念にMFTや筋肉のマッサージを行っていたからです。

それが一通り終わると歯科医主導の治療ですから先生の出番で診療は多忙を極めておられました。

元開先生の素晴らしいところは普通患者さんに媚びることで集客しているタイプの歯科医では出来にくいことですが、

子どもの不調は親の責任だ。子どもの歯並びが悪くなっているのは親の責任だということをきっちり子どもと親に伝えることをされていたことでした。鼻つまりの顔をしていて花粉症で~~というお子さんは顔も歯並びも悪いわけですが、

そういう子どもの親に鼻つまりを放置していてよいのですか?とちゃんと指摘とその対策を指導できることが素晴らしいな~~と思いました。

こういうことは歯科医は専門外のことですから(耳鼻科じゃないので)割と苦手としていてちゃんと指摘も出来ないし指導も出来ないものなのですが、それを治さなければ歯並びも治せないわけでリンクし合っていますから

それを指摘し指導できるだけの実績と実力と勉強の積み重ねがある歯科医でなければいけないということを学ばせていただきました。

もしも首都圏近郊でこの先生の言われることを知りたいという方がおられましたら

上記の学校で学ばれるのもよいですし、色々なイベントや勉強会に講師として呼ばれて講演を多数されておられますから

企画に参加されれば発生学や遺伝学から深いイイお話の数々をしてくださるのではないかと思いますので是非ご参加いただければと思います。

また、

名古屋近郊ならば福岡先生の歯科医院がお勧めです。

(aux歯科医院  https://doctorsfile.jp/h/109868/df/1/ 

(確か、ここもHPなかったと思います。HP制作会社とのやり取り面倒だし作るのにも維持するのにも高額なお金掛かりますからね。そういうものなくても患者さんはどんどん来られますからね。ここには)

私がオーストラリアに行った当時日本で一番多くT4Kのケースを持たれていて

そして唯一といっていいくらいT4Kだけで正常に修正できたケースを多くお持ちでした。

当時はT4Kなんて装置で治せるわけないという考え方が歯科界の主流で

本当に表に出てくる症例はろくなものがなかった(治ってないじゃないと突込みたくなるものばかりだった)ような状態でしたが

その中で素晴らしいケースを膨大にお持ちだったという印象があります。

もちろん、こちらにも早々に見学に行かせていただきました。

衛生士さんもおらず大変ユニークな歯科医院で興味深かったものです。(色々な工夫満載でした)

どちらの先生も実に個性的な先生だと思います(他人のことは言えませんがw)

 

他にはオーストラリア研修には、今T4KやMRCについて全国の歯科医向けにセミナーを開催されている先生方も参加されていました。

初回のMRC研修に参加された先生方というのは、

システム構築を見学してご自身の医院に積極的に取り入れた先生、

加盟の目的で来られた先生、

その後セミナー講師になる目的で来られた先生、

独自システム構築の目的で見学に来られた先生などなど

多彩な先生がおられてその後のご活躍も含めてとても刺激的でした。

 

 

そういうことから、このMRCオーストラリア研修参加の経験によって、

どういうときでも世界企画第一陣には日本の歯科界の先駆者やエキスパートが参加される確立が高いですから

学びたい分野だと思ったら多少敷居が高くても参加はしておくものだということを学んだわけです。

 

そしてこの経験をきっかけに当院では、その後毎年毎年海外の様々な分野の勉強会や大会、学会、ショーに参加し続けることになり

今の診療へとつながっていっているわけです。

海外にいかなければ学べないことは膨大にあります。

 

さて、このMRCというもの。非常に面白いと思います。

日本ではもしかしたら看板を購入するという意味合いになってしまっているかもしれませんが、

このもとのコンセプトは高く評価できると思います。
(まあ、元々フランチャイズ商法というのは看板商法といえるかもしれませんが)

T4Kは、簡単に子どもたち誰でも(病気や障害のある方の場合は使用できにくいでしょうが)使用でき

しかも既製品で大量生産の安い(とはいっても5千円は下ることはありませんが)装置に

必要な形態を設計で組み込んでそれを単に使用させるだけでなく

親と子どもの教育をやり直すことで成果を挙げるシステムや教育方法、物品を作り出し

そのシステムを世界中の歯科医院に販売して製品も販売するという仕組みによって

開発者の治療コンセプトの普及を促進するようにしているのですから

事業家としてまた歯科医としてDr.Farrellは本当にすごい!  のです。

 

ケンタッキーフライドチキンの創始者が単に鳥のから揚げを販売するアメリカの町のおっちゃんで終わらなかったように

作り上げたスパイスの配合とから揚げマシーンをフランチャイズ方式で販売して世界企業になりあがったように、

Dr.Farrellは歯科界のケンタッキーおじさんなのです。

(画像を加工しています。

ケンタッキーおじさんというと失礼な感じがするといけませんから実際はカッコいいのです)

 


たとえ、自分が作った装置を上手く使い切れていない時期があったとしても

世界は広いので他の歯科医が上手く使ってよいケースをたくさん輩出してくれればよいのだし

自分だけの狭い治療にせず広く世界に普及させることで救われる子どもも増えるのですから

このシステム構築は本当に素晴らしいと思います。

世界広しといえども彼のように世界中の歯科界に金字塔を立てた歯科医はそうそういないでしょう!!

親しみやすくわかりやすく洗練されたワクワクするシステム販売。

世界中に優秀な歯科医は山のようにいるでしょうが、小難しいことをやっているばかりでは

その恩恵を受けられる人は自分の患者だけというごく限られた人だけになってしまうので

結局は小さな仕事しかしていないということになるのが普通ですからね。

システムを作って歯科医に販売する手法というのは秀逸なのです。

しかも文系業者主導ではなく歯科医主導(現場から)というのがいいですよね~~。


今後は小児の分野はこの育成がぐんと伸びていくのではないかと思っています。
(フッ素添加歯磨きの市販と歯磨きの習慣づけの成功によって、小児の虫歯なくなりましたからね~~~

小児の虫歯があるエリアって限られるようになっちゃって・・・・

小児歯科=虫歯の洪水治療ではなくなりましたからね)

 

 

 

___子育てって、難しい。__

よい顔・よい口元・よい歯並びに育てておこうと思うと

本来はそういう遺伝子を持った親同士が結婚することがまず必要になってくるでしょう。

ところが人間はよい遺伝子だけで結婚相手を選びませんよね。

またたとえよい遺伝子を持っていても酷い環境にいれば

遺伝子のよさは発揮できませんよね。

また多くの場合遺伝子自体に問題がある場合のほうが多いでしょうし、

組み合わせに問題があるところからのスタートになっているでしょう。

例えば、親が歯並びが悪ければ子も悪いというのは非常によくあります。
親が受け口ならば子も受け口、

親が出っ歯ならば子も出っ歯。

親が顎無しならば子も顎なし。。

こういうケースはよくあります。

当院では歯並びに問題があるお子さんが受診された際は

親御さんの同意を得て親御さんの歯並びも見させていただきますが、

この親あってこの子の歯並びだよな~~~

やっぱり遺伝って大きいよな~~~という感想を持つことは多いです。
親のお口の中を見れば子の将来のお口の中がたいてい予測できるものです。
ただ、こういうのは何もせずに成長させると親と同じようになっていくことを示しているだけで、

幸いにも適切に医療介入を早期必要な時期から行っておいてあげると

完全に修正することが可能です。

そのよい手段。これがT4Kなのです。

 

お子さんの成長期に医療介入するための

矯正機能のある装置というのは現在、多種多様にあります。

これら矯正装置の種類も考え方もやり方もそれこそ上手い下手も使いやすい使いにくいも高い安い

不細工カッコいい痛い不具合が多いそうじゃない・・・・・などなど本当に色々なものがありますが、
本当は結果が出せればどういった方法でもよいのです。

遺伝と環境で失敗した方向へ成長しつつあることを早期に発見し、早期から人為的な力を加え修正してやる。
それがいいのです。

(受け口・シザースバイト・クロスバイトがあれば3歳前から。

なければ前歯交換時期からで十分。修正は、小学生3年までに開始しておくと楽で可能性が高くなります)
そうすれば子どもの成長方向を人為的によい方向へ修正することが出来るわけです。

たいそうな装置や高額な装置、複雑な装置、機能の発育を一時的に障害する装置、痛い装置、子どもが恥ずかしい装置、

嫌がる装置、通院回数が多くなければ治せない装置・・・・色々な装置が実際にあります。

歯科医はそれぞれ個性が違うので

それぞれの歯科医がこれがいいな~~と思ってその装置の習熟を目指し選択して自分の医院で患者に医療サービスを提供しています。

収益率を考える歯科医もいるでしょうし、高額な治療提供を好む歯科医もいるでしょうし、スペシャル感がある治療を提供したい歯科医もいるでしょうし、ボランティア程度に考えて行う歯科医もいるでしょうし・・・・・・・
個性も考えも違うので色々な歯科医が自分がいいと思って選択してやっているわけですからそれぞれの歯科医は自分の選択についていいことを多く言います。(いいと思っているのですから当然です)
 

このT4Kも同じです。

T4Kなどの軟質素材の上下一体型装置というのは、

手軽必要十分な効果発揮できるように使わすことが出来るので(子ども自身が使わなければ治らないですが)

それを使ってしっかり診断して必要なときに必要な装置にちゃんと変更して(この変更というステップが非常に大切です)

機能獲得状態を見極めて最終段階まで(上下7番第2大臼歯が生えてしっかり咬むと永久歯列獲得ということになります。

必要なのはそこまでのサポートです。途中やめじゃあ~~不十分です)

ちゃんとサポートしてくれるそういう歯科医院を選ぶことが大切です。

 

たいていのお子さんは永久歯交換期というのが決まっています。

たいてい同じ月齢くらいで同じような位置の歯の交換が自然に行われます。
本当はお子さんの月齢と生物学的年齢(歯牙年齢)は微妙に違うので

同じ学年でも体格がよい悪いなどで数年違ったりしますし、出産時期によって違ったりしてきますが、

まあ、たいていはどの歯が次に生え変わっていくのでどの歯はどこにあってどこに隙間が必要か?などは

パノラマ写真と診断用模型があれば

たいてい小児歯科を勉強した歯科医にならばわかります。

セファロがあればより専門性の高い診断が可能です。

 

小児の発育期に一番罪つくりなのは、

非抜歯で綺麗な歯並びとよい機能とよい口元とよい顔を獲得させることを考えず、

前歯の生え変わるスペースがないからという理由で早期に遅くまであってよいはずの乳犬歯Cを抜く歯医者です。

これは罪が大きい思います(成長によって本来は獲得させることが可能だったはずのスペースを喪失させ抜歯矯正へ誘導していくことになるからです)。

前歯2本や4本が綺麗に並ぶスペースがないからといって取り合えず並べましょうということでCを抜いてしまうと

一旦は前歯4本はスペースを獲得しますから(そりゃー本来あるべき歯を抜いてスーペース作るんだからね)

綺麗に並びます。これで並ばない子どもはいません。

いればかなりの重症です。

このとりあえず乳犬歯Cを抜いて前歯が一時的に綺麗に並んだからといって矯正代を支払うほど馬鹿な親というのは

取り返しがつかない馬鹿親ということになります。

Cの後に犬歯の歯胚が骨の中になければいいですが(稀に先天性欠如があるが確立は非常に低い)

たいていはそういう根拠もなくとりあえず前歯4本並べておきました~~という矯正を選択してしまうと

逆に顎顔面の正常な成長を妨げていることになりますが、

とりあえずはCがなくなったので前歯4本のガタガタがなくなった期間があるので

それで終わっておくわけです。

しっかり矯正治療代を請求して数年間だけ前歯のよい状態を確保させておくことだけを行っているわけです。

 

それは育成ではないですね。

問題の先送りといいます。

 

通常は、子どもを正常に発育させようと親も歯科医も持続的な努力を惜しまないようにしておくのがよいと思います。

また、その前段階として、悪くなってきているのを見逃さない。これが大切です。
(これがわからない歯科医は多いのですよ~~後述)

乳犬歯Cを抜くと悪くなっているのを一見ごまかすことが出来ます。

永久犬歯がきちんとよい位置に生えるか生えないか?
これは乳歯の時からず~~っとよい成長方向へ導き続けておくことが必要になります。

 

 

 

他には、こういうものも出てきました。

https://smartortho.co/entry


これについ飛びつきたくなった早計な親御さんというのがいるのではないかと思いますが、

このシンガポールの会社(資本金少な~~~)の商法に引っかかって彼らの貯金通帳を肥やす人が増えないことを祈りたいと思います。

装置1つで5万円ってどんだけ~~~~~って気がしませんか?

うちの医院ならばもともとこれですからね。

 

https://www.ganbaret4k.com/

 

これ、歯科医の診断、資料採取(経過観察時の口腔内写真撮影と診断)、経過観察料、装置の交換代込みですよ。
適切な装置の交換と歯科医の診断なくして何が出来るっていうんでしょうね?


大体こういう装置はよく咬まないと装置を浮かしたまま口に入れていると

馬面顔長になって不細工になるに決まってますし

歯も思うように動かないことは私のブログの読者ならすでによくご存知ですよね?

しかも、子どもが親の言うことをきいて矯正力が出るほど装置を咬むはずないでしょ?

装置渡してチャンと毎日入れようねといって入れるお子さんがどれくらいいるでしょう?

それも中学1年くらいの永久歯列獲得までずっとですよ。

親の言うことをその時まで万が一聞きつづける子なら1週間~1ヶ月でこのタイプの装置って破れてくるでしょ?

それで5万ですよ。。。考えられない!!

5万の装置を大切にすることを優先して咬まずに口に入れさせ続けると馬面顔まっしぐらですね~~~(馬鹿面ともいうが)

どっちにしても罪作りだな~~~
こういうことは日本矯正歯科学会でも発表されていて骨にインプラントマーカーを打ち込んで成長分析を行った猿の実験や

若年者に協力してもらった筋電図の研究が考え方の基礎になっています。矯正の先生ならよくわかっているはずのことですが

歯科医がみていなければわからないでしょうから親が購入して与えておくだけでは怖いと思いますがね。。。。

 

歯科医が提供する矯正用装置ってたいていが5万円~というのが相場なのでしょうが(既製品ならもっと安く手渡せるでしょうが)

そこに歯科医の診断が入っていて技術料が入っているので装置代といっても

装置だけの値段ではないのがわからない人ってまだいるんですかね???

こういうネット販売品を数万円で手に入れるってことは

(しかも日本人がわざわざ日本の法が届かない外国に事務所として登録して)

すべて親の責任。100%親が全責任を子どもに対して引き受けてやらすわけでしょ?

はっきりいって育成矯正って歯科の中でも難しい分野ですが、それをど素人の親が?????

パノラマなどの歯胚の情報もなしに?

ネット販売品をゲットして??????

ありえね~~~~~~って思いません?

 

昔、私が若かった頃(今より。まあすでに十分年とってたかもしれませんが)公民館でT4Kについて説明したことがあったのですが、

その時、他所の医院の歯科衛生士さんが講座生として混ざっていてその衛生士さんは自分の子どもの歯並びを直したいと思ったんでしょうね。

こんな簡単な装置で矯正代がケチれれば家計にとってプラスだし他のことに余ったお金を回せるわ~~と思ったんでしょうかね?

知識不十分監督不十分診断なし検査なし経過観察の記録なしにご家庭で勤め先歯科医院経由でゲットしたT4K(ケースによって複数のタイプが用意されているのによりによってそのタイプにT4Kのこのタイプ?というのを)をご自分の子どもにはめさせて

育成失敗して顎歪んじゃって歯並んでないし~~~という状態で途方にくれて当院を後に受診されたことがありましたが、

きっと多くの一般家庭で歯科知識はこのときの歯科衛生士さん以下の以下、

ずぶのど素人の親御さんがこういうバッタモン装置(とりあえずT4Kには似てるが種類は1種類のみ)をゲットされても

単にシンガポールで起業した個人のポケットを潤すだけの結果になるのではないかな?と想像しています。

もしも、ご興味がある勇気のある冒険家タイプのお母さんがおられれば5万支払ってやってみてもいいかもしれませんが、

歯科医が後始末する場合はちゃんと高額な請求がきますからその分は余分に貯めておくほうがよいでしょうね。。

Dr.Farrellもシステムを販売して成功しているので同じようなことをマネする歯科医や一般企業家が出てきてもおかしくないですし

それを規制する法律というのはありませんから引っかかる人が出てもおかしくはないわけです。

ただ、MRCやT4Kなどの医療用器具の認可を受けた正規の装置での育成矯正というのは

歯科医の管理下に常にあるので

何かあったら何とでも次に打つ手があるし、

おかしくなってきたな?というのを早期に発見して都度つど修正してくれるのでそこに決定的な違いがあるはずなんですがね・・・・

 

まあ、中にはとある大学病院ですがT4Kのような装置をホイっとお子さんに渡すだけ渡して40万くらい請求しておいてその後のホローなしという勉強不足というかモラルのない歯科医(?実際のことはわかりませんが)もいるのが現状でしょうから

悪徳モラルなし勉強不足やる気なし管理なしの歯科医に40万払って訴訟するくらいならばこういうネット販売品に手を出すというほうがまだマシなのかもしれませんが。。。。。玉石混交ですからね~~~~~

自費治療の歯科って(まあ、別に歯科に限りませんが)バラエティーに富んでいて困った感じはしますよね。。

 

他にもセシールのバッタモン販売とか、大阪の業者の歪んだ酷い装置のネット販売品(もちろんパチモンです)とか酷いものですね。

アマゾンの使い古したもの販売とかは感染症の問題もあり怖いとおもいませんか?

日本のネット市場ってかなり酷いゲロー滝汗ポーンゲッソリ
これは日本人の常識レベルが低いって事を現しているわけでしょうが。

(子どもの歯並びが成長発育を現しているという危機意識自体も低い。まずそこからの底上げが必要な段階ですからしょうがないといえばしょうがないのかもしれませんが)

 

 

通常、子供は十分な栄養を与えていれば大きく育ちますが、

それが上手く育っていくかいかないか?いっているのか?いっていないのか?

というのを判断するのは専門家にみてもらうのが一番確実でしょう?

しかし、残念ながら歯科医はみんな子どもの成長発育についての専門家か?といえばそうではないので

(お年寄りが専門の歯科医もいれば、インプラントが専門の歯科医もいれば、子どもの虫歯を直すことだけを得意としている小児歯科医もいますからね。ちょっとわかりにくいかもしれませんが歯科も医科も非常に奥が深くまた発達の速度が速い分野ですから得意分野が細分化されています。またお子さんの発育=矯正の分野は自費治療の分野ですから保険治療主体で行っている歯科医院では不勉強な分野ですから)

そこを間違うと悲惨です。

ご自身が満足して行っている歯医者さんはあなたの年齢あたりについての知識も技術も十分かもしれませんが、

お子さんの発育や成長についてどのくらい知っているのでしょうか?

正しく指導をしてくれていますか?

歯科医院の選択でさえ大変です。

それなのに、

診断と定期観察と十分な指導がない発育に対する既成品装置の介入というのはありえないと思います。

 

___親御さんは何かと出費が必要で悩ましい。__

お子さんの頭脳や能力を高めようと多くの親御さんは公文式を選ぶようになってきていますよね?

昔はそろばんや習字、ピアノが習い事の定番だった時代がありましたしプリント学習というのもありましたよね。

また他には学研、進研ゼミのしまじろうからの家庭学習、七田式・・・・・・など色々あるでしょうが、

この公文式は日本だけでなく世界中の子どもたちに選択されるようにまで育ってきていますよね。

こういうのは知恵や知識、能力重視の教育でたいていの子どもたちに提供されていると思います。

そして毎月毎月親は教育費を捻出し子どもを送り迎えしプリント宿題をさせるということをしていますよね?

この公文式。

これなど毎月1教科6,480円支払って最初は線を鉛筆でなぞるなんてところから開始していくんですよね。

例えば、それに投資し続けて幼稚園から1教科だけ習わしたとして

6,480円×12ヶ月×(幼稚園2年+小学校6年+中学校3年)=85万5,360円です。

中学はさすがに公文式はもう卒業したとして(幼稚園2年+小学校6年)では62万2,080円です。

1教科で終わればいいですが、算数も英語も国語も・・・・・なんて使っていたら何百万円かの投資をお子さんに行っているわけですが、

宿題の公文式プリントをちゃんとおうちでさせていかなければその投資は役立たない単に紙屑ということになっています。

古紙回収車に渡してトイレットペーパーと交換してもらえる程度です。

宿題させて行くかなければ毎月6,480円分のトイレットペーパー購入したほうが高級で有効かもしれません。

そういうことってちゃんとわかって家計配分をやっていますか?お母さん?

ところが、公文に投資しても結局、下向き過ぎて育つと、子どもは一生笑えないで容貌に問題を抱えた世界に通用しないスマイル不美人で終わっているかもしれません。。。。。

せめて勉強が身につけばまだしも、もしも宿題させることなく単に通ってるだけなら学歴の低い不美人で終わりですよね。

また他に水泳や(日本は水の国ですから泳げないと死活問題に直面する機会があるでしょうが)体操、野球、バレエ、音楽・・・・・・などなど

ほとんど将来何の役になったのでしょうか?的なものに家計と労力を投資していませんか?

そのお金と労力。将来どれくらい役に立つでしょうか?

幼少期からの過度のスポーツはスポーツ障害以外にも重篤な問題を抱えさせることにつながる場合もありますから

どこに投資しどの程度力を入れさすかバランス感覚はとても大切で

賢命な親でずっと寄り添っていってあげなければなかなか難しい面も多いでしょう。
(T4Kと同じですよ。これ。成長終了までずっと寄り添って卒業時には不要な親知らずを早期抜歯しておかなければ

後の問題が大きくなりますがね)

 

もちろんお子さんには、勉強もスポーツも大切です。

ただ、歯科から提案したいのは、

それよりも何よりも、出来れば子どものうちに、将来国際的に通用するスマイル美人を作ってあげ

更に生きにくく呼吸しにくい顎顔面の発育を修正しておいてあげ

成長ホルモンが出やすいように健全に育ててあげておいて欲しいということです。

歯並びにはその成長が現れます。

歯並びを単純で簡単な装置で治しておくということは
成長不良の方向性を医学的に治しておくということと同一です。

医学的育成。

そのための投資を出し渋っていませんか?

MRCは親御さんに大切な問題を提起しています
MRC(T4K)は教育です。

親と子の教育のやり直し。

その場を歯科が主導して提供していく。

成長のどこに誤りがあってどこをどのように修正していくと

お子さんが健やかに成長できる方向へ修正できるのか?

これこそが、MRCが提供する素晴らしいコンセプトなのです。
MRCは装置と関連グッズと看板を販売するためのフランチャイズ制ですから
実際はMRCという看板を掲げず同様な治療を提供することが出来ている歯科医院が日本全国にいくつか存在しています。

本来は、

矯正装置は何でもよいのです(実際には何でもよいわけではありません。発育を阻害する装置や問題を悪化させる装置、問題を長びかせる装置、問題を逆に生じさせる矯正法というのもありますから)

害のない修正装置とセットで

歯科医の指導の元、親子を教育しなおしていくというlことが必要なのです。
MRCの看板を一度掲げてしまうと色々な使用装置の規制や矯正治療費の統一という規制が掛かってしまうようですから

T4Kだけでは治せないケースというのが実際に多数ありますから

逆にMRCの旗の下にいない歯科医院のほうが臨床では大いに成果をあげられることがあるのが、

ケンタッキーフライドチキンのような飲食フランチャイズとは大いに異なるところです。

 

 

T4Kなどのトレーナー装置は鋳型矯正ということになります。

鋳型とは歯列の周囲の筋肉や軟組織が本来なのですが、

その代わりによい歯並びでよい顎の位置に作られた軟性素材のT4Kという鋳型に置き換えてあげるということを

成長期にやっておくのです。

そうすることで子どもは望ましい鋳型に合致したように成長してよい歯並びに育つことが出来るのです。
鋳型は出来るだけ早い時期から使っていただく必要があり
浮かさないように使っていただく必要があります。

乳歯の後ろに永久歯である第一大臼歯、つまり6歳臼歯が生えてくる以前から周囲の筋肉の作りや成長方向に癖がついたり遺伝子の強い発現があるでしょうから出来れば6歳までに開始しておくのが望ましいように思えますが、

使用するのは子どもですから理解不能な年齢では困難で
やる気がない子どもにはむかないでしょう。

やる気のある子、理解力のある子に育てるということから行っていきます。

教育のやり直しですから身体も作っていきますし、

質も高めていく必要があります。

受け口、シザースバイト、交差咬合の子は出来るだけ3歳から。

それ以外の子は小学校に入ってから

それまでに乳歯で虫歯を放置しておかない。

たとえ1本でも放置しておけば確実に顔が歪みます。
顔歪みのない芸能人を見つけるのは困難なように

乳歯の時の虫歯ゼロを目指した歯科医院通院はこういう単純な装置での育成矯正の場合は、必要条件になります。


よい顔・よい歯並び・よい口元を

T4Kで獲得させておくことはお子さんの人生の宝物になります。

虫歯ゼロ、歯周病なしにつながっていくので将来80歳になっても歯を失うことがない御口と周囲の組織を獲得することにつながっていきます。

よい歯医者を見つけて乳歯の時から虫歯を作らないようにしておくこともとても大切なことなのです。

歯のことは歯科医に任せたほうが無難です。

素人の方が自己責任で色々試してみるのを止めることはしませんが

無謀だと思います。

それが将来があるお子さんの場合ならば尚更です。

親御さんの誤った選択のために顔がこんなになった~~(親と似てない馬面顔に)ということがないように

どこに家計を投資するのが賢いのか?

ということを常に考えて無駄な投資をされませんように!