は~い!!
ついに、こういう時代が
日本にもやってまいりました。
この本は毎年毎年日本の矯正界の動向について
リアルタイムに書かれている1年を総括する本として
歯科では評価が高く
矯正をしている先生は大抵購入しているはずの本なのですが、
この本の今年の表題は
ズバリ!
「成長期の上顎前突を極める」
でした。
そう、
上顎前突はもう極められた感があるのです。
しかも、成長期に!
これで、
日本に上顎前突(いわゆる出っ歯)というものは
今後どんどん
絶滅危惧種になっていくこと間違いないでしょう!
成長期!成長期!成長期に!!!
成長期に上顎前突は治してしまえば
もう絶滅するのです。
(ごめんね。すでに成長が終わってる人(>_<)
最悪最後の上顎前突世代と言われるレア時代がいずれ来るかも?)
とにかくスゴイでしょう?
日本に出っ歯で悩む人がいなくなる日が来るんですよ(*^_^*)
さて。詳しいことを学んで自分で治療法を選択したければ
この本を購入してまずは読んでみましょう。
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E5%87%BA%E7%89%88_000000000523521/item_%E8%87%A8%E5%BA%8A%E5%AE%B6%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E7%9F%AF%E6%AD%A3year-Book2015-%E6%88%90%E9%95%B7%E6%9C%9F%E3%81%AE%E4%B8%8A%E9%A1%8E%E5%89%8D%E7%AA%81%E3%82%92%E6%A5%B5%E3%82%81%E3%82%8B-%E5%88%A5%E5%86%8A%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9_6681280
(このサイトが検索で上位に来たので貼っただけですから、別のルートからでも購入できると思いますからお好きなところから購入してくださいね)
わずか、6,400円!
こんなに手頃な価格で今日の上顎前突への治療法の数々について
また、あなたの子どもやあなた自身の子ども時代に
何を間違ってしまったために上顎前突になってしまったのか?
を知ることができるはずの格安の専門書です。
もしもあなたが購入したり手にする機会を得たならば、
まず200パージ余りある最初の140ページは無視してOK!
(興味があればせっかくなので後で読んでくださいね。
各種研究会がいろいろあるんだな~とわかりますから)
これらは矯正専門医や少しは矯正を勉強している先生が読んで
ふんふんなるほど、そうだろうそうだろうとか見るところですから
この中で
一般の方が何とか理解できるのは
141ページからのEFlineや
Trainer・Myobrace System
(いわゆるこれが日本での旧称T4Kですね)
あるいはプレオルソだったり
マルチファミリーといった
子どもが主体的に使用する
既製品の装置のところ。
これらの適正なものを口に毎日はめて必要なアクティビティーを行うことで
成長期に自分で自分の歯や口元、身体の悩みを治してしまうことが可能。
そんな素敵な装置の詳細が書かれているところでしょう。
残念ながらこの本、歯科向け商業雑誌であるため
当然のことながら専門用語のオンパレードですが
あなたの子どもの将来のことを考えたり
これから必要となるであろう高額な矯正治療代や
長期間にわたって付き合いが始まる矯正担当医や矯正治療もする開業医との付き合いを
考えると
こういう専門書の1冊程度は読んでおき、
少しでも理解を深めて
治療契約の選択時の一助としておく努力を惜しまないほうが賢明だと思います。
なので、おススメしています。
まったく、いい時代になったよねえ~
こういう専門書でも書斎に居ながら
ボタン一発で購入することが出来て
さらにそこで仕入れた情報をもとに多数の情報にも
容易にアクセス可能になっている
そういうよき情報社会時代になっているにもかかわらず、
まったく不勉強ですべて先生にお任せしま~すというようでは
この先、子育てにおいても
自分の今後の老後の健康についても
お先真っ暗。
お金ばかり必要ということになってしまうかも。。。
せっかくこの本には今現在
日本に住んでいて選択可能な既成筋機能矯正装置のメジャーなものが
すべてラインアップされているのだから
万が一購入後、書かれている内容がチンプンカンプン
ほとんど理解できなかったとしても
これらを販売している会社専属の講師のケースレポート(症例報告・臨床応用例)の写真を
じっくり見て比較検討するくらいは出来るでしょう(*^_^*)
それぞれの装置の形に合致して特徴的な歯並びの形態で終了していて
そして最終的な顔の修整具合というのも比較できる。
(全国の歯科医向けに宣伝用に出している症例なのだから
それがダメならその装置は期待薄でしょう)
装置が硬すぎて噛みこめないと顔は長くなりがちだし、
オトガイも前方に上手く成長出来にくい。
下顎の6番、7番の歯軸傾斜の改善の程度や
臼歯のローテーションは改善不可能なこともわかるし
下前歯の叢生の改善の得手不得手、
上前歯の立ち具合の程度の比較など、
素人の人が見てもなんとなくはわかるでしょう。
で、実際の使用法と治療費なのですが、
それは矯正治療は基本的に自費治療ですから
バラバラで当たり前。
歯科医が主導して固定式装置をつけて割とサッサとあるところまで誘導してあげるならば
専門家に対してそれ相応の技術料を支払う必要が発生しちゃいますから
こういう比較的原価の安い(技工代が必要ないですから)
既製品の筋機能矯正装置での
育成矯正でさえも30万円以上の費用は確実に必要になるし、
各段階で必ず経過観察費も必要になるだろうから割と高額。
また、まだ可動性が高く骨や筋や機能や関節の関係まで
成長可能な早期の時点で評価のために(悪いから矯正始めるのに)
細かく術前に特殊な方法で診査診断することがマストだと
そういう検査が増えれば増えるほど
費用は高くなってしまうのは当たり前のこと。
可変性の高い子どもの成長期には、
少しずつ少しずつ子どもの成長と機能の回復とともに
ゆっくりと正常歯列を獲得しようとすれば
数万円程度の指導料だけでも
上顎前突は治せてしまう。
さあて、
賢明なあなたは
どの治療法を選択するのか?
何処で治療してもらい
どういうシステム
子どもを正常により近く育てていくのか?
理解度と協力度がどの程度の家庭を築けているのか?
それは、受験生の親が子どもの将来のことを考えて
ひいては自分の経済的負担や
満足感のことを考えて
全国から受験先を選ぶのと割とよく似ているのかも?
あなたは、
矯正治療を契約する前に
一冊くらいは専門書と
格闘してみようと思えましたか?
わかるかな?わからないかな?
お任せかな??
さあ、どうでしょう?
(筋機能矯正法のところは専門書という感じではなく
かなりわかりやすい記載がされていると思いますよ。これでもね。。)