- 「現代病」ドライマウスを治す (講談社プラスアルファ新書)/斎藤 一郎
- ¥840
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おススメの本です。
斎藤一郎先生は、鶴見大学歯学部の教授。
アメリカまで行って有名な口腔乾燥症:シェーグレン症候群の研究をされつつ、
「ドライマウス研究会」を主催し、診療と治療の普及にも尽力されている先生。
2005年には「抗加齢歯科医学研究会」を立ち上げ、
日本抗加齢医学会の理事もされている方です。
●口の中がいつもネバネバしている
●クッキーなどパ冊いたものが食べにくい
●口やのどが1日中乾いて、ペットボトルなどが手放せない
●会話が億劫
●喋っていると声がかすれる
●口臭がきついといわれる
●飲み込みがつらい
●入れ歯がすぐに落ちる
●舌にヒビ、痛みもある
こんな人が日本に800万人、予備軍が3000万人(総人口の25%)いるらしい。
ドライマウスの診断基準や、問診票、機序なども網羅されています。
また、唾液の役割もよ~くこなれて書かれているし、
病因ごとの治療法もチャ~ンと詳しく記載されています。
上記に当てはまる方は、是非読んでみて下さい。
歯科ではよ~く知られているのですが、
唾液は
天然の若返りの薬。
不老長寿の秘薬です。
ですから、健康と若さを保つ方法として、
以下のことを生活に是非取り入れて
いつまでも枯れない、
プル艶な身体を維持していきましょう‼
●正しく噛む
●歯を噛める状態に保つ
●歯ぎしりやくいしばりをしない
歯牙接触症と呼ばれるような癖はやめましょう。
上の歯と下の歯が当たっていていいのは、1日に20分程度です。
無意識にむやみやたらと歯を接触させないように!
●左右のバランスが大切です。
バランスの悪い咬み癖は止めましょう。
●顔の筋肉を意識して鍛えましょう
「イーウー」トレーニングや、「オーウー」トレーニング
首の下のたるみを取るトレーニング
首の細かい皺を取るトレーニング
リップバッファー
鶴見大学歯学部付属病院のドライマウス専門外来では、
口腔周囲筋のトレーニング(MFT)
+姿勢
+呼吸法も
セットで教えてくれるそうです。
これって、とっても重要なことなのです。
田舎の歯医者さんのところでも
患者さんには必ずセットで指導しています。
筋トレを効果的にしようと思うと、
姿勢と呼吸法がセットでなければ意味がないのです。
ですから、
それをメニューに落とし込んでいるこの大学は立派だと思いますよ!!
次回は、具体的なMFTトレーニングメニュ‐についてお知らせします。