お子さんのエナメル質形成不全について、
質問が来たので
回答をのせておきます。
エナメル質形成不全は、歯の表面に生まれつき白い部分がある病態につける病名です。
ホワイトスポットとも言われます。
輝くような透明感のある白い歯に、一部白濁したところがあると
お母さんはとても神経質になられます。
でも、これって、実は、
こどもを使って警告を発してくれている
極めてありがたいサインなんですよね。
お母さんは、一家の健康を守る守り神です。
お母さんのお腹の中にいた間にできるこどもの歯胚上の異常は、
あなたに、これからの生活を考える上で
重要なヒントを与えてくれることでしょう。
たいてい、人生で起こる全てのことにはヒントが隠されています。
ヒントに早く気づき、上手に対処できれば、全てが良い方向にまわります。
悪循環に陥らないためにも、毎日が工夫工夫!
楽しく前向きに取り組みましょう‼
>歯について相談があります。2才7ヵ月の娘が、生まれつき(母胎のなかで異常があったため…だそうです…)エナメル質不完全で前歯がでこぼこしています。
形成不全ですね。
>いろんな歯医者に行って相談したところ、虫歯にならないように、しっかり歯磨きをして、定期的にフッ素塗布していくしか 今は年齢が低いので治療ができないと言われています。
見た目が悪いことと、汚れがつきやすいこと[細菌の足場になりやすい]が、問題です。
>進行止めは、お歯黒になってしまうので、避けたいと思っています。
今の時代、避けた方が賢明でしょうね。
治療法に関しては、田舎の歯医者さんが回答しているQ&Aサイト「歯チャンネル」に沢山載っています。
気になる回答をしているのが、お住まいの近くの歯科医院なら、すぐに受診できるし、一度参考にしてみてくださいね。
>甘い物を与えないことが一番なのかもしれませんが、上の子や甥っ子たちがいるため、無理な環境で、何か食べているのを見ると、歯のことばかり気になって、心配で落ち着かない毎日を送っています。
上の子や、甥っ子には、虫歯はないのでは?
もしもあるなら、全員でおやつの取り方や、歯磨きの仕方、かかりつけ歯医者を見直しましょう。
今時、高校生でも虫歯ゼロは当たり前の時代です。
>いつも頭の中には、どこか 良い歯医者はないかな?と いろんな情報を聞き回ってますが、対応は同じかんじです。
よい歯医者の判断はひとそれぞれ違ってそれが当たり前なので、ここでは回答不能です。
>気合いを入れて、予防に徹するしかないんでしょうか?
歯は、毎食時毎に脱灰し(ミネラルが溶け出して歯が弱くなること)、
何も食べない時に唾液の作用で再石灰化(ミネラルと結合し、歯が強くなる)を
繰り返しています。
何も食べない訳にはいかないので、
●だらだら食べない。
●ミネラルを奪う食生活を極力避ける(PHの低いもの:例えばコーラや炭酸、お酢など。駄菓子:添加物が多く、ミネラル不足になる。など)
●虫歯菌を増やさない生活習慣(歯磨き、うがい、キシリトールの摂取など)。
●歯のミネラルを人工的に補充する(フッ素、MIペーストなど)。
●いつも唾液で潤うようにしておく(唾液腺マッサージ。口呼吸を止める。口を開けておかない)。
●唾液の質を高める(ミネラル豊富な食生活。店屋物やインスタントものは極力避ける。弱弱しい流通物の野菜や果物ではなく、地元のおばあちゃんが自宅用に作ったような活力のある野菜や果物を買う
。。。。。。。など、
家庭の健康を守るお母さんが可能なアプローチ法はいっぱいありますよ!
岡山の田舎の歯科医院には、大田舎からバスを乗り継いだり、車で1時間くらいかけてくる親子連れ
の患者さんが大勢いますが、そんな人は、歯を磨く習慣がなくても虫歯にはなってませんよ。(歯周病にはなってますが。。。)
お母さん!歯科医院に頼ったり、
市販品に頼るのもそれはそれでいいのですが、
まずは、健康的な家庭環境を作っていきましょうよ!
形成不全の歯の子でも、虫歯にならずに大人になっているひとは、一杯いますよ。
生まれるときか生まれる前に苦労した証ですから
気にしなくてよいのかもね。