皆さん、興味がある美人の条件って、本当にあるの?
答えは、YESである。
世の中に誰が見ても美人と言わしめる人は実際に存在する。
デザインや工業、美術でもっとも一般的な基準は、
有名な黄金比でしょう。
1:1.618
黄金比で最も良く知られている人はモナリザ
誰が見ても美しい人といわれている(主に白人が見た場合)
日本人の中に少し違和感を感じる人がいるのは、
日本人が長年慣れ親しんできた美の法則が
大和比と言って1:1.4142・・少し、短めの比だからか?
この比を無視しては
美は語れない。
ところで、医科や歯科もこの黄金マスクを基準に使っているのかと言うと、
実は少し、異なる。
歯科の場合は統計だ。
重なりが強いところは、線が濃くなり、
ばらついているところは、線がぼやけてくる。
ソーティング(重ね合わせ)を行うことで、
沢山の像がだんだん一つの像に集結してくる。
出来あがった像はこれ、
そこは、これ、人種別美人というのがチャ~ンと存在する。
う~ん、確かにそれぞれ美しい!
(シミやしわが全くないのは、ソーティングによりボヤかされているかららしい。
なるほど、シミやシワの出現部位は、人によってかなり異なりそうだということもわかる。
髪がモヤモヤしているのも髪型には多様性があるからなのだ)
つまり、美人=平均値なのである。
歯科の矯正分析の際は、セファロと言う名の側貌のレントゲン写真を用いて判定している。
多くの正常な人の側貌の骨上にある基準値を
沢山プロットして、平均値と患者さんの値を比較する。
平均値にも白人の平均値と日本人の平均値があり、
時代の流れともに少しずつ値が変わっていくのが理想的。
実際には、なかなかそこまでは研究が追いついていかないのだが、
時代ごとに美人の概念は少しづつ異なっていくものだから、
矯正の研究はいつまでも尽きずに行われている。
「この値は平均値に近いが、これは1SDで、こっちは2SD以上の差があるな~。
だから、この患者は骨格性の異常なのか~。
とか、歯性の不正咬合だから、歯だけ治せば綺麗になるな~」
なんて診断し、治療目標を立てるのである。
ただし、矯正の場合は骨と歯を基準に考えるため、
骨の上に乗っている軟組織はあまり問題にしない。
実際には軟組織の厚みや形態も美人の大きな要素なので、
矯正の美人の尺度と言うのは案外片手落ちなのだが。。。。。
でも、まあ、平均値が基準値になっているのだから、
平均値=美人
美人=平均
と言うのは学問上でも容認された事実なのである。
さて、T4K。
これが何故、美人育成具なのかといえば、
結論は、平均値を用いて作った既製品だからということになる。