先日、行ったラスベガス。
ドラッグストアによってみた。
ありました。
噂のホワイトニングキッドが!
光照射器までついて47ドル89セント。
1ドル80円としても3,800円程度の金額で、
な~んちゃってオフィスホワイトニングのキッドが簡単に入手できるお国柄。
この国では、歯が黄ばんでいたり、歯が欠けていたり、歯並びが悪いのを
放置しておくことが、いかに許されないことか、簡単に想像出来る。
テレビに出る人はもちろん、空港の清掃婦まで、白くてきれいな歯並びが当たり前。
実にシビアな国だ。
他方、日本人。
みんな歯が真黄色。
欠けていようが 継ぎはぎだろうが、ガタガタだろうが全くお構いなし。
なんて大らかなお国柄何だろう。
和める~~~♥(アメリカでもハワイや田舎はまだまだ日本的)
ところが、観光や短期滞在くらいならこれはこれ、日本人ぽくて全く構わないのだけど、
(そりゃ~。お金を落としてくれるお客様。
歯が悪い=知的レベルが低い=頭が悪いと思っている
アメリカ人には、日本人カモカモかも~ンってかんじ?で歓待してくれる訳)
いざ、アメリカで信頼を得て生活の糧を得ようとするならば、
即、OUT!である。
誰にも相手にされなくてみじめ~~になるのは目に見えている。
アメリカでは、
●92%の人が、魅力的なスマイルは社会生活を送る上で重要だと考えている。
●74%の人が、魅力的でないスマイルは人々の出世の妨げになると信じている。
●52%のアメリカ人が、自分自身のスマイルに自信がない。
スマイルラインは人々が最も変えたいと願う顔の特徴(By Harris Interactive Survey)
らしい。
まあ、それは、日本でも、もっともなことだろう。
例えば、飛び込みセールスの人。
戸口で一生懸命説明をしていくが、
はっきり言って、歯が汚い人は説得力に欠ける。
どんな立派な製品や商品、サービスを売り込もうとも
営業マンから口臭がしたり、歯が薄汚れていたり、のりやネギなどの食物残渣が見えた段階で
さっさと帰ってくれ!という気になる。
2流で胡散臭い奴からの話は信用できん、時間の無駄という気がするものだ。
化粧品売り場の女性や服売り場の女性も、
化粧や服ばかり念入りで、万一香水のよい香りがしたとしても
口臭がし、説明中の口元から見える歯に虫歯や薄汚れ観が垣間見えると、
こいつ、恐ろし~。見えるとこだけ綺麗にしても生活はグジャグジャじゃないの?
こんなやつ最低~~~!みたいな気分がして急にバカに思えてくる。
口の中は、人間の中味が唯一見えるとこ。
ある意味、一番重要な部分だ。
さて、誰だったか、「服や身なりよりも人を判断する時は私は靴をみます。」
といったのは、靴屋の宣伝か?
それじゃ、歯医者である私は、
「服や化粧や持ち物じゃない。人の実生活や清潔度合いは、歯の汚れ具合や口臭で判断できる。」
という名言を作っておこう。
日本ではまだ少数派かもしれないが、アメリカはもうこの段階まで来ている。
オバマの歯が黄ばんでいたら果たして大統領になれていただろうか?
答えは、NO!である。
歯は、ホワイトニングすべし。
歯は綺麗であるべし。
歯並びはよくあるべし。
なのである。
なににお金をかける?
車?家?服?靴? バッグ?アクセサリー?
アメリカでは口の中にお金をかけるのが当たり前。
それこそ、どこに行っても何をしていてもどんな格好でも、一目見りゃわかる財産。
白くてきれいな歯でのBIG SMILE!
それこそ、あなた自身。
注意:
日本人は、白人と比較すると歯質が薄く歯が非常に華奢です。
水道水にもフッ素が含まれておらず、
薬機法の関係で濃度の低いフッ素剤しか入手できないなど勝手が違い過ぎます。
ですから強力なホワイトニング後の歯質強化などのホローの知識がない方が、
アメリカ直輸入品で自己勝手に行うホワイトニングの使用において
知覚過敏などの問題が多く報告されています。
日本人には日本人用のホワイトニング剤があります。
歯を大切にしたいけど、歯が白くなりたい人は日本の歯科医院でのホワイトニングがベストです。
もちろん、歯がしみたり、ズキズキしたり、神経が死んじゃっても
とりあえずガンガンに白くなってやるぜ~~という人はその限りではありません。
個人の自由というものです。
もちろん、薄汚れた歯で気にならないのならそれは価値観の問題で、
日本では一番マイルドな方法として否定すべき考えではありません。
そんな人にホワイトニングなんて、余計なお世話というものです。