先日、アデノイド顔貌と、トンジル顔貌のお話をしました。
アデノイド顔貌
ところが、このタイミングで歯科と耳鼻科が上手く連携して治療を行えば、
思春期に顔や歯並びや体調の不調で悩む必要が全くなくなります。
これは、長野で素晴らしい治療をされている矯正科の先生の症例です。
この先生は、専門の機械を使った診断の元、アデノイドや口蓋扁桃に慢性の腫脹があり、
気道を圧迫して鼻呼吸ができなくなっている子どもには、
積極的に扁桃腺手術を耳鼻科で行ってもらい、
連携して矯正治療を早期から行うことにより、
顔の成長方向を劇的に変え、正常値内に誘導していくという矯正治療を行っています。
アデノイド顔貌のこの子も、
アデノイド除去手術と早期からの矯正を併用すると、
万が一。このまま永久歯に生え替わるまで様子見ましょうと言われて放置しちゃうと、
ひどい受け口になり、顔は三日月フェース。大人になってから悩みに悩んで
外科矯正。。。。。。。。なんてことになる前に、
アデノイドと口蓋扁桃除去手術と矯正治療の併用で、
しかも、変なコンプレックスなしだから、素直で性格もよいとくれば、
いうことなしでしょ?
素晴らしい治療ケースを見せていただきました。
長野のみなさんは、幸せです。
ちゃんと早期治療してくださいね。
田舎の歯医者さんのところは?だって?
残念。
うちの田舎では入院して全身麻酔での手術が必要で、術中術後の出血のリスクを伴う割には、
診療報酬が低い扁桃除去手術を歯科医の依頼で積極的に行ってくれる耳鼻科の先生がいないのです。
たぶん、長野以外のどの県も同じ理由で断られているはず。
口呼吸の害に対して歯科や医科がもっと理解を示してくれるようにならなければ、無理でしょう。。。。
扁桃腺の腫れは、ほっとけば、年齢とともに小さくなるし、
顔が代賞性に変形してくれるために(つまり、変な顔になるってこと)、呼吸困難で亡くなるってことはないわけですから、(重度の睡眠時無呼吸症候群は寝返りが得意な身軽な子どもにはほとんどみられないのです)
積極的治療の対象から外されているのが現状です。
耳鼻科の先生は歯科に理解がなさすぎです~~。
もっとも、よい顔になりたいから扁桃腺除去手術と矯正してくれと言われても、それは保険適用外ですよと言われるのがオチです。。
(おかしいでしょ?悪化して成人になって固定してしまった下顎前突の場合は、外科手術を併用した矯正なら保険治療が適用になるんです。そこまでひどくせずに、さっさと治しとけば外科治療なんて大変な事する必要なかったのに。。。。。)
という訳で、私の歯医者さんのところは、小さなお子さまにはマイルドな方法=T4Kなどのトレーナーで行う筋機能矯正法とMFTの併用で成長方向を上手にコントロールする方法でよい顔作りを行っています。(500症例まで総額6万でやっていたけど、今は12万円。兄弟姉妹割がありそちらは6万円)
しかし、トレーナーは自分ではめてくれなきゃ、全く効かないから、
はめるのがどうしてもできない子供には、オプション価格を追加してもらって(総額21万になっちゃうけど)、
顎を拡げる固定装置とか、ブラケットででも治しちゃいます。目的達成のためには、様々な治療法のご提案をいたしております。
しか~し、もっとシビアに治してほしいという方は、いつでも長野のこの矯正の先生をご紹介しますよ。
素晴らしい名医です。