今、話題の新しい虫歯治療法。

Doc’s Best セメント法が、どうして夢の虫歯治療法なのかを御説明しましょう。

 

そのためには、まず、虫歯の正体を理解しておきましょう。

 


Dr.ふなちゃんのブログ

みなさん、よくご存知の通り、歯は、前歯も奥歯も乳歯も永久歯も簡単に言うと、

すべてエナメル質、象牙質、神経の3層構造でできています。

まず第一層=エナメル質

エナメル質は、人体の中で一番硬いです。

その硬さは、水晶に匹敵するモース硬度7という硬さ。
Dr.ふなちゃんのブログ (水晶のイメージ写真)

Dr.ふなちゃんのブログ (よく見れば白水晶に似ている歯は、親からもらったピカピカの宝石達)

 

エナメル質があれば、硬いものから軟らかいものまで咬み切り、砕くことができる。糸を切るハサミの代わりもできるし、亭主に噛みつけば凶器にもなる。栓抜きの代わりにビンの蓋だって抜けちゃう。。。。。。痛みも感じない全く凄いスーパーツール。が、エナメル質。


Dr.ふなちゃんのブログ (エナメル質の電子顕微鏡写真。驚くほど緻密な結晶構造)

 

しかし、唯一の弱点。

それは、めっぽう酸に弱いってこと


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歯くそ(歯垢)の中の細菌の分泌する酸や、食べ物のダラダラ食い、お酢、炭酸飲料、乳酸飲料、果糖ジュース、コーラのダラダラ飲み、砂糖入り飴、砂糖入りガムのダラダラ食い、シンナー、お酢ダイエット。。。。。などなどで、歯の表面のPHが5・5以下になるとエナメル質は、溶ける。

 

PH7が中性だから、PH5.5は弱酸性。それでも、歯は溶ける。

例えば、コカコーラ(PH2の強酸)につけておくと、針がずぶっと貫通してしまう。


Dr.ふなちゃんのブログ (衝撃の写真。歯を貫通する針)

普段の生活では、唾液に緩衝作用があるため、ここまで一気に溶けないですが、

下の写真のようにエナメル質のミネラルが溶けだして
白くもろくなったり、黒くなったり、着色したりしている。

もちろん、全く自覚症状はない。痛くないし、しみない。


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ところが、このエナメルが溶け切ってしまうと、

恐ろしいことがおこってしまう

第2層=象牙質


Dr.ふなちゃんのブログ (エナメル質に守られている、まだ無菌状態の象牙質の電子顕微鏡写真)
そう、象牙質はスポンジ構造。

スポンジの穴1本1本が象牙細管という名の通路になっていて、これは、第3層の神経までつながっている。

象牙細管には、リンパ液が流れていて、免疫細胞が外敵の侵入をやっつけようとパトロールしているし、

栄養も補給されているから、象牙質は体内。身体の中。臓器。内臓といってよい構造になっているのだ。

 

そこが、虫歯!!

これだ!!

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衝撃写真!

象牙細管の中に侵入してくる

おびただしい数の細菌達。これが、虫歯の正体だ!

 

ということで、続きは、次回。ペタしてね