といっても、私の知る限り周囲に産経新聞を購読している人はいないのですが、、、
私の古くからの仲間が窮地に立たされています。
その「理由」は日本史の授業の中でハングルを教えたから。
ただし、学期末の試験後の1時間を使っただけ。
ところがそれに反感を持った生徒が2チャンネルに書き込み、それを2チャンネルの住人が騒ぎ立て、誰かが県教委のメールを入れた(と同時に報道機関にも知らせたのでしょう、まさか県がこんな「ちゃち」なできごとで記者発表なんかしないでしょうから)。
そして産経新聞が8月24日の紙面(何と一面)に載せた。
その結果、ネット上では学校名や教員の実名や顔写真をさらし、「退職へ追い込もう」とか「こんなことを言うのは朝鮮人だろう」とかいった誹謗中傷の嵐。
(「朝鮮人だろう」というのが誹謗だということが、朝鮮人への差別だという指摘もありましょうが、私が言いたいのは、勝手に出身を決めつけることが誹謗だということです)
さらに影響はネットという仮想空間を超え、
当該の学校へは抗議の電話やメールが殺到。
さらには、中学生向けの説明会でもビラやねずみ花火(!!!!)を蒔いたり。
さらに周囲の生徒宅(だけではないのでしょう)や商店街にもビラを蒔いたり貼ったり。
産経新聞によると、他にも夏休みの夏季講習で関東大震災時の起きた朝鮮人虐殺の現場の見学を企画し参加者を募っていた、ということですが、、、
私も教員(国語科)ですが、生徒の状況や今日的課題にあわせて教材やその提示の方法を工夫します。
先日の授業では、今後日本は原子力発電を推進すべきかといった新聞記事を読ませて意見を書かせたりしました。
これだってもしかしたら反感を覚える生徒はいるかもしれません。
今回の事件は、産経新聞が2チャンネルの住人の「祭り」のお先棒を担いだということです。
そして、神奈川県教委がそういう流れに荷担しているということ。
思想の左右に限らず、「気にくわないことはネットに書き込んで『祭り』にしてやればいいんだ」ということを生徒が学習してしまったら、、、、創意工夫のある授業などできるはずはありません。