2月6日、桐生で行われた 

今こそ考えてほしい「いじめ」・『不登校」そして「子どもの人権」 

-ちがうって素敵じゃない?- 

に参加した。 

参加者は100名を超えていたと思う。



Funacchiのブログ



第1部は内田良子さん(東京都内保険所心理相談員)の講演。 

先月26日におつれあいを亡くされたという状況でも気丈にお話しされる姿に胸打たれる。(おつれあいは長年、部落の住環境の改善に取り組んでいらっしゃったとのこと。)



Funacchiのブログ


2002年、文科省の学校復帰策が強化された。たとえば神奈川県教育委員会は「1日休んだら電話、2日で手紙、3日で家庭訪問」という合い言葉を載せたパンフレットを小中学校の教員に配布している。また、多くの学校で養護教諭が不登校対策のコーディネーターの任を負わされた。そして、しんどい気持ちでいる子どもたちにとって校内唯一といってもいい居場所である保健室も、教室に戻すことが優先とされ、子どもたちを受け入れることがしづらくなっている。このような中で追いつめられて命を絶つ子どもたちが増えている。 

(私が担任しているクラスで始めて不登校に出会った8090年代は「過度の登校刺激を与えないほうがいい」と言われていたのとは隔世の感) 

 大学で担当されている講座の中で学生に書いてもらったレポートがいくつか紹介された。一番興味深かったのは、「小学校6年の頃、自分を含む5人の仲良しグループがあったが、定期的にグループ内で1人をいじめていた。いつ自分に回ってくるかドキドキしていた。」というもの。 

 フツーの感覚ではそういうのは「仲良し」とは呼ばないのだろうが、イマドキの生徒たちの感覚はこういうものなのだ。大人たちはそういうことを分かった上で彼(女)らと接する必要がある。



第2部はシンポジウム。地元の3人の方のお話。 

お子さんが不登校を体験された阿久澤博さん、 

インターナショナル コミュニティスクール理事長のカイラン・マックメーヒルさん、 

玉村町の小中学校で外国人児童への日本語指導をされているエリカ・ムラモトさん。 



ギターが好きだったお子さんのために家庭教師のように教えてくれる人を探したという阿久澤さん。「自分だけでどうにかしようとしないこと」「学校に行くのは子どもの幸せ、と思っていたが、本当は親が安心したいから」という言葉には納得。 



アメリカ出身のカイランさんは娘さんがイジメにあったことからフリースクールhttp://icsnet.or.jp/ を設立したパワフルな女性。 



Funacchiのブログ


行政の人と話したときに「出稼ぎで来たのだから2,3年で帰ってほしい。」と言われたが、こういう大人の姿を子どもたちは真似をするのだろう。 

私たち外国人だって税金を払っているのに、私たち向けの教育をしてもらえないのはおかしい。オルタナティブな学校、居場所として認可しもっと補助をして欲しい。 

(全く同感。) 



エリカさんと一緒に3人の生徒さんたちがビデオを紹介。


Funacchiのブログ


外国につながる子どもたち(青年も)が、好きなこと、いやなこと、夢、ありがとうを言いたい相手、、、などを画面に語りかけ、ルーツや言葉が違っても、感じていることはみんな一緒なんだよ、と訴えるもの。 

(町としてこういうビデオを作るのはとってもいいし、内容もほほえましい。一つ気になったのは、子どもたちは一生懸命日本語で話しているのに、青年2人は英語で話していたこと。英語だけは世界語、みんな分かるでしょう、分からなきゃね、ということか?うちの学校でベトナムの生徒がALT(日本在住2年、おつれあいは日本人、でも日本語はほんの片言)に「ホワイ ドンチュー スタディ ジャパニーズ ?」とつっこんでいたのを思い出した。) 

髪が縮れている女の子が教師に相談したら「だったら髪を切ればいい」と言われ、その子は教科書を捨ててフリースクールに行くようにした。 

(うーん、地域性かなぁ。横浜でもそんなこと言う教員いるのかなぁ。) 


最後に内田さんが「不登校は学校へのレジスタンス、学校に行かない子どもたちが増えるのは希望」とおっしゃった。これはロジックとしては正しい。でも、現状でその子たちにどういう将来の選択肢があるのか、不就学状態にある外国人の子どもの存在は?という疑問が残る。 




 全外協(全国外国人教育連絡協議会)http://www.zengaikyo.org/ の会長、山本重耳さん(神奈川の高校教員、私のお友達です)が「この事件は全国的に注目されている。私たちは毎年外国につながる生徒の全国交流会もしていて、100名近い生徒が集まる。イジメについても毎回話題になるが、話をして聞いてもらえる仲間がいるだけでも少しは元気になって地元に戻っていく。ただ、参加者は関西が中心で北関東以北には広がっていない。」と連帯のアピールをした。 

 持ってきたビラはかなり受け取ってもらえたが、「学校関係者です。」という方は皆無。全体の受付をしていた方に聞いても学校関係者はいないようだ、とのこと。 



 神奈川つながりでもう一人参加されていた、東京で教員をされていたユン・チョジャさんは事件に関するご自身の投稿が取り上げられた朝日新聞のコピーを配布。二人のフィリピンつながりの卒業生も連れていらっしゃった。ご自身のいじめ体験、生徒のことを話し、多くのみなさんがうなづいていた。


 私も言いたいことはあったのだが、限られた時間の中でその機会は与えられなかった。