後編では実際のTPOに合わせたチップの払い方をお話して行きます。
【交通機関】
・タクシー
チップの平均は料金に対して15%~20%です。さらに荷物の出し入れを手伝ってもらった場合は1個につき1ドルのチップを渡します。降車時に料金に加える形で渡すのが一般的です。33.8ドルだった場合40ドル渡し、「Keep the change, please. Thank you!」と言えば15%のチップと荷物のチップ1ドルを払った事になります。実際は13セントのおつりがありますが、コインのおつりは貰わずにチップにする方がスマートです。
・シャトルバス
荷物を手伝ってくれればタクシー同様に荷物1個につき1ドルのチップと考えてチップを渡します。私は楽しくお話をしてくれた運転手さんにはさらに3ドルほどチップを渡しています。
【ホテル】
・配車係
荷物は同様に1個につき1ドルです。車に乗り込む前に渡しましょう。折り畳んだお札を何も言わずにスッと渡すシーンが映画などにありますが、私は目を見てお礼を言って渡しています。
・ポーター(ベル係)
お部屋の説明などもしてくれるので荷物1個につき2ドルのチップを渡すのが一般的です。部屋から出ようとする「では失礼します」という言葉がチップを渡すタイミングです。チップを渡す事を忘れていてなかなかポーターが部屋を出て行かないというのは映画などでよくあるシーンですね。
・ベッドメイキング
1人1日当たり1ドルです。4人で滞在すれば4ドルが平均です。掃除をしてくれる人に対する感謝を表すチップなので、散らかしてしまった場合は多く置いたり、素晴らしく手入れが行き届いていて、気持ちよく利用出来たと思えば少し多めのチップを置きましょう。枕やベッドなど分かりやすい所に置いてください。また、コインや1ドル札などをテーブルに置いておくと、チップだと勘違いされる可能性もあるので注意しましょう。
・その他
受付やコンシェルジュにはチップを渡す必要は無いと思いますが、お部屋の変更など特別なお願いを聞いてもらった時や素晴らしいサービスだと感じた時はチップを渡しましょう。気持ち程度、5ドル程のチップで感謝は伝わります。
【バー・カフェ】
カウンターで注文したものを受け取るスタイルの場合、基本的にはチップを渡しませんが、「Tip」と書かれた瓶などがある時はおつりのコインなどを入れると素敵な笑顔を見せてくれます。私はコーヒーショップなどで顔馴染みになった店員さんに「How are you?」などと話しかけて貰ったり、楽しい気分にして貰った時は「Have a good day!」と言ってチップを入れていました。ロコの子に習い、クラブのバーテンダーなどには1杯につき1ドルのチップを渡していました。
【ネイルサロン・マッサージ】
美容系のお店は平均20%のチップです。観光客向けのネイルサロンなどはチップを含んだ料金で計算されている事も多いのでダブルチップ(チップの二重支払い)にならないようにしっかり確認しましょう。ネイルサロンなどは、担当の人が付くのでカード支払いの場合でもチップだけは現金で渡すようにしていました。カード決済の場合、チップを当日配当して貰えないこともあるようで、現金だと喜ばれます。
【レストラン】
チップの平均は料金に対して15%~20%です。高級なレストランでは20%~25%が平均とされています。食事した人数が大人数(6~8人以上)の場合は18%程のチップを払うのが一般的です。チェック(勘定)を持って来てもらいテーブルで清算します。観光地では特に、すでにチップが含まれているチェックを渡される場合があるのでダブルチップにならないように確認しましょう。「Gratuity」「Tip」の表記の横に金額が書いてあれば既にチップを含んだ料金です。「Service Charge」と表記されている場合もあります。私は既に含まれている場合でも端数のコインを置くのが面倒なので切り上げてお札で払っていました。チップ込みの54.8ドルを60ドルから払う場合、「Five dollars back, please(5ドルおつりをください)」と伝えれば20セントのコインはもうチップでいいよという意味になります。もちろんチップを含んだ金額をちゃんと払っているので、しっかり5ドル20セントのおつりを貰っても問題ありませんが、店員さんによっては当たり前のように5ドルだけおつりを持って来たりします。
チップが含まれていない場合は自分で計算して端数は切り上げてテーブルに置きましょう。日本では馴染みがありませんが、チップを含んだ料金をテーブルに置き、おつりも必要ない場合は店員さんの確認を待たずにそのまま席を離れて構いません。店を出る時に「Thank you」と言い、もう帰るよというアピールをすれば良いだけです。100ドルなどの大きいお金しか無いときは普通に払っておつりを貰い、そのおつりからチップを置いて出れば大丈夫です。コインのチップを置くのは失礼と言われたりしますが、おつりで貰ったコインをそのままチップとして置いて行っても失礼ではありません。
クレジットカードの場合はカードを切ったあとに渡されるサインをする伝票に「Gratuity」「Tip」と書いてある欄があるのでそこに金額を記入してください。お店側が追加課金でチップをチャージします。追加課金をされるのを好まない人は支払いをカードで済ませ、現金でチップを置きます。サインした伝票と一緒にテーブルに置いておけば大丈夫です。その際は伝票のチップの欄に現金を意味する「Cash」と書いておきましょう。
伝票にはチップ記入の欄と合計金額の欄(TOTAL)がありますが、私は計算が面倒なので合計金額のみ、端数の出ない形で記入していました。48.87ドルであればチップは7ドルちょっとなので合計に57.00ドルと書きます。ただし追加課金のミスを防ぐ為にはチップの金額もしっかり記入しておいた方がいいと思います。
慣れるまでは計算が面倒なチップですが伝票に目安のチップ料金を表示しているお店もあるので参考にしましょう。
サービスに納得が行かない場合でも最低10%のチップは置くようにしましょう。10%も払いたくない!というくらい納得行かなければ、直接の意思表示をしましょう。また、いくら素晴らしかったからと言って30%以上のチップを払うことは必要ありません。少し多めのチップと「Thank you for your great Service! We had a good time!」などの言葉で感謝を伝えましょう。
前編でもお話しましたが、チップはあなた次第です。平均や相場と言われるものがあり、納税時に申告義務があるほどハワイで働く人には重要な収入源とされているのは事実ですが、その仕組みを理解した上で、自分も納得出来るチップを気持ちよく渡して欲しいと思います。ここに書いている内容も私が実際にハワイに住み感じた実体験に基づくものなので参考程度に呼んで頂けると嬉しいです。
感謝の気持ちを伝えるものとして、スマートにチップの文化を受け入れたいですね。

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