オランダの指導者にフース・ヒディングというオーストリア代表や韓国代表を率いた人がいました😃
その指導者曰く「ジュニア年代は1日に5000回のボールタッチが必要」とのことです🤔
ヒディングが「1回の練習でボールタッチ5000回」を目標に掲げたのは、選手の技術を“量”によって自動化させ、判断速度を高めるためです👈🏻
彼の指導理念では、「戦術的理解」や「ゲーム中の判断力」は、まず圧倒的な技術反復によって体に染み込ませた上でなければ育たないという考えが根底にあります☝🏻
特にヒディングは、
(1)フィットネスや戦術練習も「実際のサッカー動作の中で」行うべきだと主張✊🏻。決して単なる基礎体力トレーニングではなく、常にボールを介した状況判断の中で負荷をかけることに意味を見出しています😃
(2)5000回ものタッチを一度の練習で行うのは、触れるたびに状況認知・姿勢・身体のバランス調整を意識させ、技術を無意識レベルに引き上げる狙いによるもの、つまり「無意識にテクニックが出せる」必要があると主張しています👈🏻
ヒディングにとって「5000回」は単なる数の目標ではなく、「考える前に体が正確に動く」段階に到達するための最低限の反復量という戦術的・神経学的な意味を持っています。
このヒディングが言う「一回の練習でボールタッチ5000回」は、一般的な練習頻度を想定しており、その想定としては、週に5〜6日練習するケースです。
例えば、週5〜6日で1回の練習時間を30〜60分程度確保し、その間に集中して多くのタッチを行うというパターンを目標としています。
具体的な文献や指導例では、週5〜6日の練習で合計300分程度を目安に無理なく継続できる黄金ラインとされており、1回あたり10〜15分の細かいドリルを複数回に分けて行い、ボールタッチ数を積み上げていく方法が推奨されています。
この記事を書いている木戸は船橋のU-7/8を指導していますが、船橋のU-7/8の練習はウォーミングアップで大体5000〜6000回はボールタッチするように設計しています。
ジュニア年代は普段のウォーミングアップくらいを週に5日〜6日する必要があるとのことです👈🏻。
となると船橋の練習が週に3日あるので、あと2〜3日は申し訳ないですが各選手に頑張ってもらう必要があります🙇🏻♂️
その回数を達成できている選手は、自身の成長を実感している選手が多いのではないでしょうか😃
by 木戸監督
