きみちゃんと屈託のなく笑う母 2019.5.21.撮影
母は、子どもの日が誕生日で、この間、93歳になりました。この写真は最近撮影したものですが、冗談を言ってものすごく嬉しそうに、楽しそうに、屈託なく笑っています。
私、こんな風に笑う母を、今までに見たことがあるだろうか…と、ふと疑問に思いました。
そりゃあ、57年近く、私はこの母の娘でいたのだから、あらゆる場面で笑顔はいっ~ぱい見てきたし、かわいい笑顔の写真もた~くさん持ってるし… 一緒に思いっきり笑ったことなんて数え切れないし…
でもね… なんか違う… なんか違うんです…とっても無邪気なこの笑顔… 小さな子どものような、純粋無垢な屈託のない笑顔…
そして、この笑顔を引き出してくれているのが、左側に少しだけ写っているきみちゃんなのです。
きみちゃんは趣味などを通しての、私の元々からのお友達なんですが、介護や福祉に詳しくて「じじばばよろず相談所」を開いているきみちゃんは、今の私にとって、幸せを運んでくれる魔法使いのような存在!
あらゆる専門的な「知識」と、温かい思い遣りの「気持ち」という「術」を使って、母をどんどん元気にしてくれる魔法使いなんです!
これから、そのきみちゃんの魔法の威力を、順番にご紹介していきます!
きみちゃんのFBはこちら⤵
https://www.facebook.com/kimi.sawada
きみちゃんのblogはこちら⤵
https://profile.ameba.jp/ameba/kim-mi
昨年2月にインフルエンザにかかってしまった母は隔離入院させられることに。インフルエンザは完治し退院はしたものの、口に入れた食べ物を喉に通すことができなくなっており、日に日に手足はパンパンに腫れ上がる、発熱が続く、意識がおかしくなる…という、脱水症の状態に…
もともとミネラルバランスが狂いがちだった母は、何度か脱水症で入院したことはありましたが、ここまで酷い状況は初めてでした。すぐ違う病院へ入院しましましたが、点滴を打つ血管すら確保が難しいという状況…
すぐに鼻から栄養剤が入れられました。
ドクターからは、「いつどうなるかわかりません、予断を許さない状況です。」と宣告を受け、近しき人にお声掛けをしました。
その時父は、胃癌手術後、一度は肺炎をおこすなどしましたが、そこから快方に向かいましたので、手術をした病院から、母と同じ病院に転院させてもらったところでした。母の状態を目の当たりにして、ショックを受け、あかん、あかん…とずっと心配していました。
そんな父も、母に会いに来てくださる皆さんに会えて大喜び。ところがその数日後、父は急変して亡くなってしまいました…
その父が天国から母に力を与えてくれたのだと思います。それから母は少しずつ体力を取り戻し初めました。表情がでるようになってきました。一言位の言葉もでるようになってきました。
そうすると、ドクターからは、胃瘻を勧められるようになりました。胃瘻=延命治療という意識の私は、以前から母には延命治療はしないでくれと言われていたので、とても悩みました。
両親ダブルの介護であたふたしていた私は、それまでも、何かある度にきみちゃんに相談してきました。きみちゃんに現状を話すと、いつも多方面にわたる、とても細かいアドバイスをくれました。例えば、介護保険のこと、ケアマネさんやヘルパーさんとの上手なおつき合い方法や、ドクターや看護士さんへの依頼の仕方、病院や施設の選び方等々… 父が亡くなった後には預貯金のことなども… お友達として、どれだけ助けてもらったことか…
そこで胃瘻のこともきみちゃんに相談しました。するときみちゃんからは
「一回お母さんに会いに行ってもいい?」と聞かれ、もちろんすぐに了承、お願いしました。
初めて母の病室を訪ねてきてくれたきみちゃんは、優しく声をかけながら、爪を切ってくれて、手足のマッサージをしてくれて…
そして時間をかけて、大きなベッドの上で小さく体育座りのような格好をしていた母を、お布団やクッションをつかって、しっかりとホールドした状態(これをポジショニングというそうです)で、背中や足を少しずつ伸ばしていってくれました。こんなに身長あったんだとびっくりするほど、まっすぐ寝かせてくれました。
その後です… きみちゃんの口からは「ちょっと座ってみようか!」という、思いもしない言葉が発せられました。
病院では病人でしかありません。時間がくれば、オムツ隊の人達がきてオムツを交換してくれたり、シーツを交換してくれますが、人形のように抱きかかえられるだけです。座るなんて思いもしませんでした。
きみちゃんは、お布団をクッション代わりにして母を包み込むように支えて、ベッドサイドに座らせてくれました。というか、促されて、母自身に座ろうとする意識があるように思いました。なんだかしっかり座って、本人もびっくりしたような表情で私の顔を見ています。
その時のきみちゃんの一言が
「お母さん、生きる力持ってるよ!胃瘻したらいいと思うよ!」
私はこのきみちゃんの言葉に背中を押してもらって胃瘻取付を決心しました。
次へ続く…





