こんにちは、大阪市のフアン鍼灸院 です。
今回のケースは
【(膝痛)正座が出来ずあぐらもかけない。ヒアルロン酸の注射を打っても治らなかった。】
こんな症状が鍼灸治療で改善した症例を紹介します。
F さん 66歳 女性 主婦
F さん:
右膝が痛くて半年になります。痛みだしてから2ヵ月後に病院に行って、
ヒアルロン酸の注射を2か月間打ち続けたんですが、少しも痛みが
引かなくって、こちらを紹介して頂いて来てみました。
私:
そうですか!どういった時に痛いですか?
F さん:
右膝はあぐらをかけないし、正座も出来ません。階段を下りる時も痛いです。
ずっと太極拳をしているんですが、膝の痛みが出だしてから思うように動きが
出来ないんです。
私:
分かりました。右足は全体に色も悪くむくんでいますね。胃腸も弱いと
おっしゃっているので、全身治療をして、胃腸も整え自己治癒力や回復力を
高めながら膝の治療もしていきましょう。
ということで鍼灸治療を始めた。
全身の気、血、水(津液)の巡りを良くし、体を温めた。膝を触ってみると。
私:
このお皿の上がすごくむくんでいるんですが触ったら痛くないですか?
F さん:
痛いです。その辺りです。2か月間ヒアルロン酸を打ったのは。
私:
お皿も少し動かせてみますね。どうですか?
F さん:
痛いですねえ。
私:
お皿の周りを押してみますよ。どうですか?
F さん:
全部痛いですねえ。
まず足うらからふくらはぎ、膝、腰を鍼でゆるめていった後、お皿の上下左右の
痛みのきついポイントに透熱灸をした。お皿の上のむくみのひどいところには
知熱灸(温かく感じると取り除くお灸)をした。1,2週間に1回のペースで治療に
来て下さり、その都度変化してゆく痛むポイントや痛みやむくみの程度を確認しな
がら治療を進めていった。太極拳のどのポーズの時にどの辺が痛むのかも確認
していった。少しづつ改善し始め、お皿の上のむくみもほとんど取れ、最後に
残った固い所には透熱灸をした。かかとにも透熱灸をした。
3か月後には正座が出来、あぐらもかけるようになった。
F さんの様に膝が痛くなって病院に行ってヒアルロン酸を打っても
治らないという方達はよくいらっしゃいます。またヒアルロン酸を打つと
ヒアルロン酸液が膝まわりに滞っていることもあり、そこに痛みが
出てくることもあります。
鍼灸治療で膝まわりの滞りを除き巡りを良くすることで自己治癒力や
回復力を高め、膝に関連する筋肉や腱をゆるめると、膝の痛みが
改善することはよくあります。
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