こんにちは、大阪市のフアン鍼灸院 です。
今回のケースは
【40年前の胃潰瘍の手術が原因で今頃になって背中に痛みが出て歩けない】
こんな症状が鍼灸治療で改善した症例を紹介します。
S さん 73歳 男性
S さん:
上半身をそらすと右の背中の下のこの辺りが痛いんです。歩いていて
そこが痛くなりだすと足もすり足になるし、前に出なくなるし
歩けなくなるんです。
私:
このおなかの傷は何の手術の跡ですか?
S さん:
30代半ばの頃、胃潰瘍になって胃の3分の2取ったんです。
手術の後、お医者さんから「いつか腰が痛くなるかもしれませんよ」
とは言われたけれど、もう40年も前のことなのに今頃になって痛みが
出るんですか?
私:
若くて元気なうちは体全体も元気で手術で受けた体のダメージを充分に
補えますが、年齢がいってくると体も衰えてくるので後々にその手術で
傷ついたところが痛みだしてくることはよくありますよ!大丈夫!
鍼灸治療で楽になられますよ!
ということで鍼灸治療を始めた。まず全身の気、血、水(津液)の巡りを良く
する治療をした。
私:
背中の痛みが出ているとおっしゃっている所を探してみますよ。
この椎間(背骨と背骨の間)が固いですが痛いですか?
S さん:
アーちょっと痛いですねえ。
私:
この椎間の右側が固くなってますが、どうですか?
S さん:
その辺りです。その辺が痛くなると歩きにくくなるんです。
背中の固くて痛い椎間(背骨と背骨の間)とその右側の痛いポイントに
熱いお灸をしたところ、熱いお灸なのに全然熱さを感じない所がある。
そこに熱さを感じるまでお灸を続けた。
私:
どうですか?立ってみて下さい。
S さん:
エェー!大分楽になってますよ。足を上げることができますねえ。
私:
これで様子を見て又、お越し頂けますか?
40年もたっているので痛みが完全になくなるのはむつかしいかも知れないが
S さんは大体1か月ぐらいたつと、又痛くなってきました。と来院され治療を
すると「いつもウソみたいに楽になりました」と帰って行かれる。
S さんの様に何十年前の手術でも今頃になって痛みが出てくることは
よくあります。
鍼灸治療で傷ついた所の気、血、水(津液)の滞りを除き巡りを良くし
固まっている所をゆるめると改善していくことがよくあります。
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