猫の糖尿病 治療費や備品・消耗品費 | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の糖尿病 治療費や備品・消耗品費

おつかれちゃんです。

今年で奴らも18歳。
オロゴンなんかは糖尿病になって5年経過のベテランです。

 



5年前にも糖尿病にかかる費用について書きましたが、いろいろ変わってますので改訂版です。
病院によってかなり違いが出ますが、今後のご参考にして下さい。


【検査・処置費用】

≪血液検査≫


・採血料 : 550円
・CBC検査 : 1,870円
・生化学検査(1項目) : 550円
・電解質検査 : 1,122円
・フルクトサミン(院内) : 2,970円
・T4(甲状腺ホルモン) : 4,070円
・リパーゼ(院内) : 1,100円
・SAA検査 : 2,750円
・SDMA : 2,750円
・Spec fPL(猫膵特異的リパーゼ) : 7,480円


基本は上から4項目で、項目が増えれば費用も上がりますので大体10,000円前後です。
過去の血糖値の平均は上記フルクトサミンの他に糖化アルブミンがあります。

T4以下の項目は糖尿病とは直接関係はない項目ですが、
関連した基礎疾患を調べたりする場合に必要な検査項目です。


≪画像診断≫



・超音波検査(腹部) : 5,500円
・レントゲン検査(1枚) : 3,850円
・歯科Xray(1枚) : 2,750円
・画像データ(記録メディア別) : 1,100円

 

超音波画像はその場で印刷、レントゲン画像はデータ(ビューアー付)で貰えます。
歯科レントゲンは基本的に術前に撮るのが一般的ですが、術前以外でも撮る事があります。

 


≪尿検査≫


・尿採取(膀胱穿刺) : 2,750円
・一般尿検査 : 1,800円
・尿蛋白/クレアチニン比 : 1,650円


病院で採尿した方が確実ですけど、費用を考えると自宅でとって持っていきたいです。
スティック状の“ウロキャッチャー”もいいですが、僕は百均で売ってる弁当用タレ入れ使ってます。


≪眼科検査≫


・眼圧検査 : 1,650円
・眼底検査 : 2,200円
・スリットランプ : 2,750円


糖尿病からの白内障も稀にありますが、高血圧からの失明にも備えたいですねー
ただし、上記のような簡単な検査は出来ても、本気の治療や検査は眼科専門でないと無理です。


≪その他検査・処置≫


・血圧測定 : 1,650円
・経皮的針生検(腹腔内) : 5,500円
・細胞診 : 2,000円
・鎮静処置 : 6,500円
・リブレ設置費(本体別) : 2,200円
・皮下輸液 200ml : 2,200円
・経鼻カテーテル設置 : 3,850円
・強制給仕 : 700円


血圧測定は病院では意味が無いという獣医師もいますが、意外と可能な場合が多いです。
やる前に否定するより試してみた方がいいと思います。

リブレの設置量は本体を持ち込んだ場合の料金です。
経鼻カテーテル設置はレントゲン確認を含む料金です。

≪入院≫


・入院費(半日) : 2,200円
・入院費(1日) : 3,850円
・尿簡易検査 : 700円
・血管確保(留置針) : 2,200円
・静脈点滴(1日) : 4,400円
・レギュラーインスリン点滴(1日) : 3,300円 
・KCL 20mEq(1日) : 550円
・リン酸2カリウム(1日) : 550円
・注射(整腸剤) : 1,000円
・注射(制吐剤) : 1,000円
・リブレによる管理料(1日) : 6,000円
・プロジンク(1回) : 1,100円


ケトアシドーシスにはならず、尿と血漿にケトン体が出てリブレを設置して5日間入院した場合。
ケトンが抜けてとりあえず帰宅可能な状態になるまでの入院費は、約138,000円(税込)です。

ケトアシドーシスであったり深夜対応する場合、入院期間も伸びて費用も割高になります。
高血糖性高浸透圧症候群に陥るとさらに危険なので要注意です。


【備品・消耗品費】

≪血糖値管理≫


・AT3(アルファトラック3) : 8,800円
・テストストリップス(1箱) : 5,170円
・メディセーフ ファインタッチⅡ : 2,020円
・ファインタッチ用穿刺針(5箱) : 2,499円

 

穿刺器具で耳又は肉球から血玉を作り、アルファトラック(血糖値測定器)で測ります。

テストストリップスは人用で代用している方もいます。

穿刺器具はボタンを押した時に音がしますので、ビックリする子もいます。
音が苦手な場合や上手く血玉が出来ない場合、器具を使わず手で刺した方がいい事もあります。


≪インスリン≫


・プロジンク : 9,500円
・トレシーバ : 5,500円
・プロジンク専用シリンジ : 6,980円
・BDロードーズ1袋(7本) : 616円


プロジンク、トレシーバ共に使用期限は基本的に2か月ですが、だいたい2ヶ月半使ってます。
ボビさんがプロジンクでオロゴンがトレシーバです。


≪その他備品・消耗品≫


・エタノール : 726円
・カット綿 : 200円
・LEDミニライト : 110円(百均)
・老眼鏡 : 110円(百均)
・ステンレストレー : 110円(百均)


カット綿にエタノールを染み込ませてステンレストレーに置くと、それっぽくてヤル気が出ます。
微妙な量のインスリンを吸う時は老眼鏡が大活躍です。


≪皮下輸液≫


・輸液剤(ソルラクトなど) : 1,000円
・輸液ライン : 300円
・シリンジ(50cc) : 180円
・三方活栓 : 200円
・翼状針 : 100円


途中でシリンジを経由して輸液する方法なので少しコストがかかります。
加圧パックを使うやり方などもあります。


≪体調管理≫


 

・動物用血圧計(PES-1700) : 32,750円
・動物用血圧計(CONTEC08A) : 10,000円~
・ベビースケール : 3,780円


血圧計は価格は違いますが同じモノです。
シッポや腕にカフを巻いて測りますが、嫌がる子も多いですしコツもいります。


≪フリースタイルリブレ≫


・リブレセンサー 1個(アマゾン) : 7,300円
・リムーバー(剥がし材) : 1,089円
・被膜スプレー : 1,980円
・ドレッシングフィルム : 799円
・ペット用バリカン : 2,180円


センサーを外す時にリムーバーが無いと痛がって剥がれない事もあります。
被膜スプレーやフィルム、バリカンは、自分で装着する時必要ですがまだやった事ないですw



だいたいこんな感じですが、あと購入するとすれば体温計と尿比重計が欲しいです。
あればいいのはピルカッターですけど、あんまり使わんような気もします。

体温計は非接触型が使いやすいですけど、正確なのは直腸タイプなので迷いますねー
尿比重計はデジタルがいいですけど、腎臓病になったら考えます。

こうして見ると、けっこうお金かかるわー
がんばって働かなアカンね。

でわでわ。