猫の糖尿病 ボビさん退院 | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の糖尿病 ボビさん退院

おつかれちゃんです。

12月1日の夕方、ボビさんが5日間の入院からなんとか退院しました。
完全復活ではないですけど、とりあえずケトンは抜けたので一安心。

退院時に主治医と会えなかったので、昨日はあらためて僕だけ診察です。

帰りに西宮ガーデンズにある『牛たんと和牛焼 青葉苑』でランチしました。



焼肉じゃなく定食スタイルでいただく牛たんです。
美味しかったですが、今日はボビの話しなので食レポはまた次回。

【糖尿発覚まで】

糖尿病では一般的な兆候として下記の症状が見られると言われています。

① 食べてるのに痩せてきた。
② 元気が無くなる。
③ 一度に食べる量が減ってきた。
④ お水を飲む量が増えてきた。
⑤ 尿量や回数が増える。


膵炎が原因だと嘔吐や下痢軟便などの症状も現れますが、
軽度の場合はたま~に吐く程度なので分かりにくいです。

オロゴンの時は ① ④ ⑤ が見られました。
あと、妙に甘えて来るというか、ウニャウニャと何か訴えてきてましたが意味不明。

ボビさんの場合は下記のようにほとんど普段通りで分らなかったですが、
オロゴンと同じく甘えるようになり、糖尿発覚の2日前くらいで急に元気が無くなりました。

① そもそも大型で8.5キロくらいあったので、少し痩せても分からなかった。
② 年齢にしてはウニャウニャうろうろしてるので意外と元気だった。
③ 1回の量もトータル量も減ってきましたが、それでもけっこう食べていた。
② もともと水をガブ飲み(1日500ml以上)してたので、増えたかどうかも分からず。
⑤ もともとバシバシャとオシッコしてたので増えてるかどうか分からず。


受診した時は、以前から経過観察中の脾腫が原因かと思いましたが、
まさかの糖尿病にガックリでした。



【入院まで】

検査は血液検査と超音波で、フルクトサミンやT4も測りました。
超音波で胃が全く動いていないのを確認したので、少し嘔吐があったのも納得です。

検査の結果、尿と血漿にケトンが出ていたので通常なら即入院ですが、
自宅である程度出来るという事で一旦帰宅で対応する事を許可してくれました。



皮下に200mlの輸液をしてもらい、リブレセンサーを装着しての帰宅です。
術後服はあまりにもパチパチすぎて面白いですが動けないので脱がせましたw

帰宅後のインスリンは夜中にどうなるか分からないので少し控えめにプロジンク2単位です。
3単位の指示でしたが、なんとなく多すぎるような気がしたので自己判断で減薬しました。

1時間おきにリブレで確認していましたが、夜中3時頃に下がり過ぎてマジヤバでした。
とりあえず低血糖はなんとか回避しましたが、朝起きたらなんか元気が無い。

再度診察して検査したところ、ケトンは下がっていましたがカリウム減少とBUN上昇です。
電解質の補正と脱水回避が必須なので、短期間の入院決定です。

【退院まで】

まずケトンを抜いて血糖値を下げる事と、同時にカリウムを補正します。
食欲は全くないですが、ケトンが抜ければ少しは食べられるかもとの事。

インスリンはプロジンクではなく、即効型のレギュラーインスリンを静脈投与します。
静脈点滴で脱水を回避しながらケトン体を抜いて血液が酸性に傾かないようにします。

この状況で最優先するのは血糖値を下げる事と脱水を起こさない事。
ケトンが出て無ければここまでする必要はないので自宅で対応可能です。

入院から4日でケトン体がほぼ抜けたので、5日目にプロジンクを2単位投与され退院です。



食欲は完全には戻っておらず、なぜかドライフードを食べなくなっていました!
しかも、今までがぶ飲みしていたお水を高血糖なのに飲まなくなりました!

お前ホンマにボビーか!?
もしや改造されたんか!?


お水を飲まない代わりにウェットフードを食べるのはありがたいのですが、
それもガツガツ食べるわけではないので困ったもんです。

それでも身体は危険な状態ではないので退院です。
退院してからが、これまた悪戦苦闘の連続でして・・・

退院してからの経過は次回の更新で書きます。
正直、リブレが無かったら自宅で出来ないですね~

でわでわ