猫の糖尿病 皮下輸液と血圧 | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の糖尿病 皮下輸液と血圧

おつかれちゃん。

 

皆様連休はいかがお過ごしでしょうか?

僕は暦通りのお休みで、外出は5日の夜にご飯行くだけのショボイ人生です。

ほったらかしになってる『猫の糖尿病 慢性膵炎 ⑤』の続きはまた次回。
来週月曜日に診察なので、その結果も一緒に記事をアップします。



さてさてオロゴン先生。
ここ2週間ほどはお薬なしで血圧が下がってるので投薬出来ません。

だいたい午前8時頃の血圧が135前後
午後9時頃の血圧が155程度

これでテルミサルタン飲ませると下がりすぎるので危険です。
午前中の血圧が120以下になって腎虚血になる恐れがあります。



おそらく脱水が進んで血圧が下がってると思うので、
しばらくやってなかった輸液を再開です。

だいたい1~2日おきに1回150ml。
来週8日の月曜日に診察なので、それまでこんな感じで様子見です。

ついでに我が家の“皮下輸液”について、ちょこっとご紹介。
いろんなやり方がありますが、我が家は途中でシリンジを経由させる方法です。

まず、輸液パック以外に必要なモノ。
左から・・・


 

・輸液セット(ライン)

・三方活栓

・シリンジ(50ml)

・翼状針(21G)

まず、ラインに三方活栓を取り付け、シリンジと翼状針をつなげる。

ライン途中のクレンメを締めて、ぶら下げた輸液パックにラインを繋ぐ。



点滴筒に輸液を半分溜め、クレンメを緩めてライン及びシリンジ内の空気が無くなるまで輸液を流す。

・三方活栓の向きを変えながら輸液が流れる方向を操作するのがポイントです。
・まず三方活栓を
“C”画像の向きにし、クレンメを緩めて翼状針先から輸液と空気を出しクレンメを締める。




・次に三方活栓を“A”画像のような向きにしてクレンメを緩めてシリンジに輸液を流し込む。



・シリンジ内に空気と輸液が10~15ml程度入ったらクレンメを締めて輸液を止める。



・次に三方活栓を
“B”画像のような向きに変え、シリンジ内の気泡を穴付近に集める。



・シリンジ内の輸液と空気を翼状針から押し出して捨てる。


ライン及びシリンジ内の空気を抜いたら、改めてシリンジ内に輸液を溜める。

・三方活栓を“A”画像の向きにしてラインのクレンメを緩めシリンジの押し子を引く。



・シリンジ内に輸液が溜まったらラインのクレンメを締めて輸液の流れを止める。

 

翼状針を背中に刺し、三方活栓を“B”画像の向きにしてシリンジの押し子を押す。



シリンジ内の輸液を皮下に全て流し込んだら、三方活栓を“A”画像の向きにして逆流を防ぐ。



続けるなら、④~⑥を繰り返す。

輸液を注入し終わったら、翼状針のチューブ部分を固結びし、三方活栓を“A”画像の向きする。




三方活栓から何も抜かず、輸液パックにラインごと全て刺したままの状態で冷蔵保存する。

残りの輸液をする時はラインを繋いだまま湯煎で温める。(レンチンはダメです。)

いかがでしょうか?
文字にすると複雑っぽいですが、慣れれば簡単です。

輸液は500mlパックなので、1回150mlで3日分です。
2~3日に1回皮下輸液するなら、ちょうど1週間で1パック使う計算。

【1週間1パック3日分】

・500ml輸液1パック:1,000円
・ライン1袋:300円
・シリンジ1つ:180円
・翼状針3つ:300円


合計、1,780円(税込み)です。

輸液セット(ライン)の三方活栓を繋ぐコネクター部分の形状などにより価格が変わります。
我が家で使用しているものは、『チューブ→ゴム管→タコ管→針ナシ』です。

この方法のメリットは、「正確な量」と「スピード」かな?
デメリットはコストがかかる事と慣れるまでややこしい事。

以上、我が家の皮下輸液でした!



とにかく、食事量が減ってちょっとづつ痩せてきていますが、元気モリモリです。
怖いのは血糖値の変動が激しすぎて、インスリンを減らしてるのに低血糖になる事。

一昨日は夜中に吐いて、なんか変な感じがしたので血糖値測ったら34
とりあえずハチミツ&とろリッチ攻撃。

さらに下がりそうな予感がしたのでウェットフード食べさせようと思ったら・・・食べへん!

全種類開けて、あの手この手でなんとか食べさせたのが午前1時半。

下がるピークの3時頃まで一緒に起きててこっちが倒れそうです。

ちなみに、朝の血糖値は556・・・7時間で34から556。

手強いわ~

ほんま疲れるわ。

 

とりあえず来週通院後にご報告します~

皆様、楽しい連休をお過ごしくださいませ。

でわでわ。