猫の糖尿病 3月の診察。 | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の糖尿病 3月の診察。

お疲れちゃんです。

なんと昨日の晩ご飯は・・・ロイヤルホスト!!
多分、20年ぶりくらいのファミレス訪問です!

記憶の味より美味しくてちょっとビックリやわ。
メニュー多すぎやし、どれも美味しそうで迷いまくりです。



『アンガスサーロインステーキ ギャザリング・プラッター』

長っ! でも美味しかった!
ちょっとサラダが固かったからアゴが疲れました。

さてと・・・オロゴン先生。
ひゃーひゃー鳴き叫びながら病院行ってきました。



一番知りたかった血圧は・・・やっぱり高血圧でした!
なのでとりあえずテルミサルタンで2週間様子を見ます。

UACやfTLI、下痢パネルなどの当初予定してた検査はちょっと保留。
そもそも、現状で下痢どころか軟便ですらない状態なので、まずは血圧管理を優先。

ただし、低脂肪フードでコントロール出来てるのはいいですが、
カロリーが低いのでやっぱり痩せて6kgを切ってました。

これはこれでアカンので、カロリーが高い食事をしてなんとか太ってもらいます。
痩せるのも難しいけど、太らせるのもけっこう難しい。

で、とりあえず検査結果。

【血液検査】



ちょっと肝臓系の数値が高くなってますが、その他は特に変化なし。
ほぼ基準値内に収まってますが、やっぱりMCVがちょっと高い。
(MCVについては後述します。)

【尿検査】



高血糖が頻発してるのでブドウ糖はMAXの5+。
それ以外は問題ないですし、UPCも十分基準値内です。
(外注検査のUACについては後述します。)

血圧は院内で190前後~210前後、自宅で180以上でした。
なので昨晩よりARBのテルミサルタン 1/4錠を1日1回飲ませ始めました。



多分テルミサルタンだけでは下がりきらないのでアムロジピンを処方されますが、
できればアムロジピン以外のCa拮抗薬を希望しています。

テルミサルタンについても、出来れば“オルメサルタン”がいいのであれこれ説明したところ、
取り寄せで“オルメサルタン”の処方が可能になりました。

なぜかというと、“オルメサルタン”は糖尿病性腎症の発症を抑制するという人医療での報告があります。
(米国医学誌「New England Journal of Medicine」3月10日号に発表されてます。)

獣医療ではエビデンスはないですが、代謝に問題がないので問題なく使えると思います。
あと、降圧作用もテルミサルタンより強い事もメリットです。



テルミサルタン服用3時間後、ちょっと下がってるような下がってないような・・・
下記、昨日の診察で質問した項目です。

① 下痢でなければ「SIBO(小腸内細菌異常増殖症)」の検査は必要ないですか?
  (時々、最後の1~2cmだけ軟便がある場合。)

② 色や形状に問題なければ“脂肪便”ではないと判断出来ますか?
  (猫の脂肪便はどんな感じですか?)

③ 高カリウム血症にならなければ、獣医療でもアルブミン尿を抑制するために
  「スピロノラクトン」は処方可能ですか?

④ テルミサルタンではなくオルメサルタンの服用・処方は可能ですか?
  (オルメサルタンが糖尿病性腎症の発症を抑制するので。)

⑤ カモスタット(蛋白分解酵素阻害剤)は代償期、パンクレアチン等の
  消化酵素は非代償期に服用するという認識であってますか?

⑥ 代償期・移行期・非代償期の見極めは、“脂肪便”の有無と“fTLI”や
  “Spec fPL”の数値以外にありますか?  

⑦ MCVの継続的な高値は糖尿病によるビタミンB12や葉酸の不足ではないですか?
  その場合、サプリを飲ませた方がよいですか?

⑧ ロイカナの「消化器サポート」は脂質が高いので、「セレクトプロテイン 
  ダック&ライス」はどうでしょうか?


嫌がられない程度に上記8つの質問をします。
めんどくさい奴やな~って思われてるかもですが、気にしません。

については次回の診察以降、『下痢パネル』という検査をする事になりました。

の「スピロノラクトン」は心疾患で使う薬なので問題なく処方してもらえます。

のオルメサルタンは処方可能に。

は明確な回答は得られず、そもそも本当に膵炎かどうかという話題になりました。

については「うぅ~ん・・・」って感じで、MCV高値の原因はいろいろ考えられるという回答で終了。

については「いいと思いますよ。」でしたが、そもそも積極的には勧められませんでした。



MCVの継続的高値は糖尿病が原因だと思うのですが、原因はいろいろあると言われサプリも勧められず。
「じゃあ、ナニが原因?」となると、そういう子もいるのでと明確な回答は無しでした。

尿検査で外注のUAC(尿アルブミン/クレアチニン比)も予定してましたが、一旦保留になりました。
UACはUPCよりも糖尿病性腎症の早期発見に役立つのでやりたかったんですけどね。
 

とりあえず昨日の結果はこんな感じでした~
長くなりそうなので続きはまた次回です。

でわでわ。