猫の糖尿病 慢性膵炎 ② | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の糖尿病 慢性膵炎 ②

前回の続きです。

しかし寒なってきました。
こんだけ寒いと“おでん”の登場です。



いつもは昆布だしを基本に具材の旨味だけで出汁をとるんですけど、
今回は茅乃舎(かやのや)の『おでんのだしとつゆ』を使ってみた。

 

 

なかなか美味しいやん。
お店屋さんの味やわ。

さてさてオロゴン先生の経過と、糖尿&膵炎のうんちくです。
まず経過は・・・スタートでコケました。

前回の診察で“カモスタット”と“ビオイムバスター”を処方してもらいましたが、
“カモスタット”が半分しか入ってなかった!
(カモスタット=蛋白分解酵素阻害剤、ビオイムバスター=整腸剤)

あかんやん。

とりあえず朝晩1回づつ、1日分与えたところ・・・軟便が加速。
ひとまず“カモスタット”は中止して“ビオイムバスター”のみにしました。

今のところ、絶好調ではないですけど調子は悪くない。

うんちソフトもミニサイズになり、最後以外は程よい感じです。

軟便はただの副作用か投薬直後の一時的な反応なんかな?
それとも蛋白分解酵素阻害剤ではなく消化酵素が必要って感じか?
 

いや、違うな・・・


そもそも、膵臓から分泌された消化酵素は胆汁と混ざって十二指腸に入ってから活性化される。
簡単に言うと、本来、膵液(消化酵素)は十二指腸に入らないと消化する能力が現れないです。

それが何かの理由で膵臓内で活性化してしまい、自身の臓器にダメージを与えてしまうのが膵炎。
てことは、活性化する場所が問題なので膵臓内の消化酵素を抑えるのは必須という事かな。

そうなると、サプリとして補填される消化酵素はそれはそれで必要になるんでしょうか?
それとも膵外分泌不全になって消化酵素が不足してる状態でなければサプリは必要ないんか?

ん~~~難しすぎるわ。
 

ここら辺は膵炎の程度(重症度)によっても必要かどうか変わってくるでしょうし、

どこに不都合があるか分かればそれの対処も必須になってくる。



オロゴンの場合は肝臓系の数値も問題なく、超音波でも特に何もない。
そこまで酷い状態じゃないので、逆にやり過ぎるのも避けたいです。

やっぱり足りない分の“カモスタット”を貰いに行って飲ませて様子を見るべきか・・・
その上でオロゴンに合う消化酵素を探して与える方がいいのかも。

ん~~~
なんか、そもそも根本的に違うような気がするんですけど。

もちろん、膵臓から膵液(消化酵素)が分泌されているという事が前提ですけど、
膵炎が進行すると膵液(消化酵素)が分泌されなくなるので、
その場合には蛋白分解酵素阻害剤は必要なくなるという理解であってるんやろか?

ちなみに、猫で肝臓系に異常が現れた場合、肝臓そのものよりも胆管に問題が発生している事が多く、
逆に犬では肝臓そのものの疾患が多い。
これは構造の違いによるもので、この構造が猫に多い“三臓器炎”と関係しているそうな。

犬・・・総胆管と主膵管が別々に十二指腸に繋がってる。
猫・・・総胆管と主膵管が繋がってから十二指腸に繋がってる。


それにしても調べる事・考える事が多すぎやね~
どこかに膵炎のスペシャリストはいませんかぁ~

あとは御飯の現状。
用意したフードも療法食の“消化器サポート”や“i/d”はまだ与えていません。
 

ロイカナの“FHN センシブル”と“FBN アメショー”を基本に、

“銀のスプーン 三ツ星グルメ”と“AIM30 11歳以上”を混ぜて与えてます。


ウェットは“銀のスプーン とろみ仕立て”と“ミャウミャウクリーミーほたて”。
御飯はこれから少しづつ調整していくつもりです。

とりあえず今回はここまで。
まだ膵炎の闇の入り口にも立ててない状態なので、徐々に深みにはまっていきます。

でわでわ。