ねこメモ 【下痢・便秘】② | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

ねこメモ 【下痢・便秘】②

すっかり忘れてた。

前回からだいぶ時間が経過しましたが、『ねこメモ 【下痢・便秘】①』の続きです。
無駄な前置き無しでサクッと本題に入ります。



ねこメモ 【下痢・便秘】

・厳密にいうと“”抗菌薬と“抗生物質”は違う。

・簡単に言うと、“抗菌薬”という大枠の中に、カビや細菌などの微生物由来である“抗生物質”がある。

・上記、厳密にいうと少し違ってきますけど、正直どっちでもいい。

・抗生物質を投与して「抗生物質反応性腸炎」が除外できるかも「炎症性腸疾患」を探る1つの方法。

・細菌由来の下痢以外は抗生物質は効かないので必要がない。

・ほとんどの慢性腸炎は抗生物質を使っても治らない?←無暗に使うべきではない?

・「炎症性腸疾患」ではステロイドの他にシクロスポリンやクロラムブシルなどの免疫抑制剤を使う事も。

・消化吸収のよいフードや低脂肪食がベター。(猫ではエビデンスが無い)

・下痢は代謝性アシドーシス、嘔吐は代謝性アルカローシスになる。

・年齢や個体差によって適切な腸内細菌叢における各菌のバランス(比率)が違う。

・乳酸菌による過度の免疫活性は腎臓にとってマイナスに働く場合も多々ある。(菌の種類による)

・乳酸菌は菌の種類によっては炎症性サイトカインを産生してしまい、臓器にダメージを与える。

・腎臓用サプリのアゾディルは、P-クレジル硫酸の産生を抑制する。

・腎臓用サプリのアゾディルは、炎症性サイトカインのIL-6を産生する。
 

・結論、アゾディルは尿毒症物質を抑えて数値は改善するが、腎臓自体はダメージを受ける。(程度は不明)

・α-シクロデキストリン(環状オリゴ糖)は便に水分を含ませ便通を良くする。(便秘解消)

・α-シクロデキストリン(環状オリゴ糖)は脂質を排出し糖質の吸収を抑える。(摂りすぎると痩せる)

・同じ環状オリゴ糖のβ-シクロデキストリンは、尿毒症物質のインドキシル硫酸を吸着する。(産生抑制?)

・β-シクロデキストリンは水に溶けにくく、溶けやすくしたものがヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン。

・ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンは腎障害において蓄積して腎機能低下の恐れがある。

↑なんかややこしい。

・しかも、β-シクロデキストリンによる尿毒症治療薬も研究中?←報告だけ?(KAKEN、熊本大)

・便秘対策としての浣腸:温水又はグリセリン浣腸液で行う。

・グリセリン浣腸液は腸の粘膜にダメージ←粘膜が薄くなる?
 

・慢性的な便秘:重度の便秘→巨大結腸症になる事も。自律神経障害が原因→キー・ガスケル症候群。

・自律神経障害の原因は不明であることが多く、診断も総合評価と除外診断から。
 

・便秘や下痢の原因が過敏性腸症候群の場合、ストレスが原因である場合も。

・ストレス→セロトニン分泌低下?←副交感神経を活発にする薬剤で対応できる?低周波はどうか?
 

・自己免疫疾患が原因の場合は?→免疫システムが自律神経を攻撃=自己免疫性自律神経節障害。

まだまだありますが、書いてて目がショボショボしてきたので続きはまた今度。

しかし今日も暑いですね~

おまけで昨日のランチ。



・コロッケサンド

・ハム&チーズサンド

・ツナサンド

苦楽園駅前に新規オープンした、サンドウィッチ+ベーカリー『ココ』
「プレミアムたまごサンド」が売り切れてたのが残念!

御馳走さまでした。


でわでわ。