猫の糖尿病 10月の検査結果と麻酔トラブル | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の糖尿病 10月の検査結果と麻酔トラブル

少し前の記事でも書きましたが、
抜歯手術のための麻酔導入時に臨死体験したオロゴン先生。



ちょっとだけ遡って、今月上旬の健康診断から簡単に書きます。

≪10月4日≫

以前から気になっていたオロゴンの犬歯。
歯槽膿漏で膿が溜まってましたが抗生剤で状態改善出来たので、
抜歯前の検査をしに病院へ。

歯茎の状態も良くなり、血液検査でも血糖値以外は問題なく、
腹部超音波での脾臓の凸凹も変わり無かったので手術の予約しました。





脾臓の凸凹は以前から変化が無いので経過観察。
ボビさんも脾臓が肥大しているので、何か遺伝的要素があるかな?と。

この日の検査は「秋の健康診断キャンペーン」だったんですが、
なんと、お安く検査出来た上に、お好きなドライフードプレゼント!
プレゼントは後日受け取りという事で、本日取りに行ってきました。



ボビ&オロにそれぞれロイカナの「満腹感サポート」「早期腎臓サポート」を。
「早期腎臓サポート」は、エイジングケアのリニューアル品なので、
初期の腎臓病や高齢期のニャンコ向けです。

もちろん、進行した腎臓病で療法食を食べない場合に与えてもいいです。
ヤフーや楽天などのネットショップでは買えないので、
動物病院経由かロイカナのオンラインショップで購入となります。

≪10月18日≫

いよいよ抜歯当日。
術前の血液検査・超音波検査・歯科レントゲンでは全く問題なし。
ちょっとカリウムが低いのが気になりますが・・・





術前検査の結果を確認して主治医から説明を受け、僕は一旦仕事で大阪へ。
危険な状態での手術ではないので安心して一人しゃぶしゃぶランチを堪能w

ひとりランチでしゃぶしゃぶもエエもんです。
ひとりランチのすき焼きよりものんびり食べれます。



実はあんまりしゃぶしゃぶって食べないというか好きじゃないというか・・・
多分、7~8年に1回くらいしか食べませんw

子供の頃からお肉よりもお魚派。
できればお肉食べんでもいいようにしたいんですけど、なかなかそこまでは難しい。
ヴィーガンとまではいかんでも、時代の流れはビヨンドミートですし、そうありたい。

とはいえ、ちゃんと食レポはせなアカン。
この店、チェーン店みたいなんですが、前から気になってたお店なんですよね~
梅田の三番街という地下街にある、以前はガラスの無いオープンな造りでした。



しかも、一人しゃぶしゃぶランチを楽しむ女子率が高めのお店。
僕の斜め前と後ろと右横が一人ランチ女子。

みんなめちゃ食べてるww
負けずに追加で「豚肩ロース」と「牛バラ」頼んで独りハイボールでカンパーイ!



って、そんな話しちゃうかった!
オロゴンの話や!

とりあえずランチ食べて、一瞬で仕事終わらせて動物病院へ戻ってる途中、
主治医から電話があって、なにやらトラブルで手術中断したとの事。
病院に到着してから詳しく聞くと・・・・

まず、オロゴンの場合は糖尿病があるので直前の血糖値も測り、問題ない事を確認。
いつも以上に準備を整えて手術スタート。
下記の①、②、③の順番に薬剤を使用して全身麻酔をかけます。
 

① 鎮静剤(ブトルファノール)を注射して意識を朦朧とさせる。
② 注射麻酔薬(プロポフォール)を徐々に投与。
③ 吸入麻酔(イソフルラン)で全身麻酔を維持。


上記麻酔処置の前や途中に留置針の設置、気管内挿間、人工呼吸器を繋いだりします。
問題があったのは、②のプロポフォールの投与中

通常の1/4量投与した時点で血圧が一気に100下がり、
収縮期血圧と拡張期血圧(上と下)がほぼ同じ値に。
すぐに投与をストップして血圧をあげる処置をしましたが、
結局、安全域に戻って反応がでるまで30分以上かかったようです。

少しでも処置がモタついたり投与量が多ければダメだったと。
15時頃にトラブル発生し、ある程度覚醒したのが16時頃だったと思います。

その後様子を見て17時過ぎに病院を出て帰宅しましたけど、
家に帰っても「どこ見とんねん!?」って感じでプチ臨死体験継続。



無事帰ってきてくれたから食レポとかできるけど、
アカンかったらめちゃくちゃ自己嫌悪やったと思います。

オロゴン先生、よくぞ帰ってきてくれたわ。
先生もありがとうございます。

調べたら、術後覚めないのは多いけど、
麻酔導入時に亡くなるのって、少し古いデータでは8%前後らしい。

やっぱ麻酔コワイですね~
近々診察に行くので、勉強の為に回復処置の方法を詳しく聞いてきます。
ちなみに、②のプロポフォールの使用量を減らすために①と②の処置を併用します。

注射麻酔も吸入麻酔も、どちらもメリット・デメリットがあり、
併用することで安全な麻酔処置が出来ます。
 

それでもアレルギーがあれば今回みたいな事になりますが、
かといって麻酔を必要以上に怖がるのはナンセンスだと思います。

下記、手術は出来ませんでしたが今回の処置料です。
病院側の問題ではないので当然支払いは発生しますからね。



手術する際の麻酔までの費用目安として掲載しておきます。

今回中止にならなければ、抜歯1本あたりと麻酔や人工呼吸の費用がプラスされます。
術後のケアも含めると、1本~数本の抜歯で8~10万円程度になりますね。

とりあえず今回は、抗生剤の“アモキクリア”と、非ステロイドの“メタカム”で一時しのぎします。



“メタカム”はあんまり使いたくないんですけど、ボビさんも痛い時に使えるので。
さてと・・・今後どうするか考えないとアカンね。

でわでわ!