猫の腎不全・慢性腎臓病 リンとFGF23 | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の腎不全・慢性腎臓病 リンとFGF23

ふくちゃん存命中に書いてた記事なので、ちょっと加筆修正してアップします。

慢性腎臓病と診断されてから血液検査をするたびに悩んでる項目がありました。
根本的な基礎疾患の有無は別として、ふくちゃんの場合は「リン値」「SDMA」



2019年8月に腎臓系数値の上昇を確認し、その1年後の8月15日にSDMAが16
その翌月の9月7日にSDMAが14

3週間ちょっとでSDMAは基準値内に収まって、その後2021年5月に19でした。
あきらかにステージ4でしたが、SDMAは低かったです。

リン値は2021年1月まではずっと基準値内で収まっていました。

主治医からは基準値超えるまで吸着剤は必要ないと言われてきましたが、
ずっと基準値内に収まってたのはコッソリとリン吸着剤を飲ませた結果でしょうか?

BUN・CRE・SDMA・尿検査・超音波。

これ等の検査の結果からステージとか治療方針を決めますけど、
基準値内に収まっている場合の「リン値」をどう判断するか。

今の標準治療って、ステージ2くらいからリン対策するのが基本で、
だいたいその頃から療法食を始めるよう指示されるんじゃないでしょうか?

教科書通りの状況なら判断し易いし、治療方針も立てやすいんですけど・・・
リン吸着剤は基準値超えてからでいいという獣医さんもいれば、
ある程度高くてステージが2~3くらいなら軽く始める獣医さんもいます。


そんなリン対策の目安になる検査が、
昨年末の「富士フィルムVETシステムズのお知らせ」に載ってました。

バイオマーカー「FGF23」という検査です。
 

 

簡単に言うと・・・

血中のリン濃度が上昇すると、それを下げようとするホルモンが分泌されます。
これを調べる事で、血中リン濃度上昇を早期に知る事が出来るそう。

吸着剤って闇雲に与えるのもよくないので、
このバイオマーカーで適切なタイミングや量を知る事が出来ればいいですね^^

この検査を知った時、ふくちゃんにはこの検査は必要なかったですが、
記事にしておこうと思って書きかけで放置してましたのでアップします。
詳細は分からないので、獣医さんに聞いてくださいね。

でわでわ!