猫の慢性腎臓病 ふくちゃん編 4月2日の診察:① | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の慢性腎臓病 ふくちゃん編 4月2日の診察:①

明後日の5月10日に病院行くのに、今さら4月2日の診察報告って・・・
ちょっとづつ書いてきたのでボツにするのももったいないからUPします。
コメントのお返事も遅くなってスミマセン!先程書きました!
 

本当は4月中ごろにはアップする予定だった記事です。
楽しい内容じゃないのでスルー大歓迎です!


なかなか悪戦苦闘中のふくちゃんの慢性腎臓病。

フード以外の本格的なお世話を始めて1年経っていませんが、
恐らく“今”が最終ラインで、急降下する寸前です。

ここである程度改善して悪化が止められなければ、
なにをどうやってもダメなのは分かっています。

この状況ではどの獣医師もどうにかしようと思わないでしょう。
思わないというより、獣医療としての対処方法が無いですね。

そもそも慢性腎臓病において、獣医療としての治療ってほとんどないです。
日々のお世話を世話人がどこまで出来るか、どこまでやるかに尽きます。

ここ10年でお薬やサプリの種類は確かに増えましたが、
実際の治療内容は10年前からほとんど変わっていません。

基礎疾患や病状、進行具合、体質など、個々によって大きく違いがありますが、
慢性腎臓病と診断された後は、ほとんど全ての猫が同じ処置。

もっともっと繊細な治療が必要なのに、今の獣医療にはそのデータが無い。
獣医療としてのデータだけを見ず、もっといろいろ追及してほしいです。

幅広い知識が必要なので深くは追求出来ないのは分かりますが、
それにしても、もう少し人医療を参考にすれば道が開けそうな気がしますが・・・

人間用の薬剤開発での動物実験データとかは活用してないのでしょうか?
動物病院で使用するお薬の大半は人間用のお薬なんですけど、
それでもほとんど使っていないのが現状です。



今回、あるアドバイスがきっかけで根本的な間違いに気付きました。

今まで色々と調べて勉強してきましたが、それはあくまでも獣医療をベースにした知識。
獣医学の本を読み、獣医療や獣医師のサイトを探し、獣医師に質問して答えを出す。

間違っていませんが、ぜんぜん足りません。
人医療も同時に調べながら比較したりプラスしたりしながらが必要ですね。

腹立つわ~・・・腎臓病め!獣医療も。
ま、腎臓病だけじゃなくどの病気も手強いんですけどね。

とにかくこの2~3週間は最後の悪あがきをしてみますが、 ← していますが、
まずは4月2日時点での体調や診察結果を覚書として2回に分けて記事にします。

とりあえず今日の記事は現状の報告。(4月2日の時点で)
詳しい診察内容は後日の②で書きます。



【体調】

・けっこう悪い。(そりゃそーやw)
・嘔吐は週に3回くらい。(不規則。)
・両前脚が関節炎で痛むようで、ビッコを引いている。
・体重が3カ月で500g減った。(4月2日時点で6.2kg)
・軽度の歯肉炎あり?なので、少し痛そうにする時がある。
・食べようとするが、1回あたりが少なくて実際はあまり食べない。
・ぐったりはしていないが、ちょっと辛そう。
・元々ポッチャリ体系なので痩せた感じがしないw
・相変わらずやや便秘ぎみ。

【日課や決め事】

・オシッコは1日4回。(腎臓病やのに少なすぎる)
・オシッコはまだある程度色がついてる。
・ウンチは2日に1回。
・朝は4時半頃起きて、夜は1時半過ぎに寝る。
・朝と夜、日々最低2回はウンチマッサージを10分くらい。
・ブラッシングが大好きなので、1日に何回もやってあげる。
・飲み水は1日で6回前後は入れ替える。(少しぬるま湯に)
・浴室の床の水を舐めるのが好きなので、常にお湯をまいておく。
・食事は少しづつ、1日10回前後。(うち、2回はウェット)
・フードは療法食、高齢用、あわせて10数種類用意してます。
・シリンジでの強制給餌はしていません。
・ウェットはペースト状になるまで磨り潰し、指に付けて食べさせる。
・食事はその都度提供!唾液が付いてるので残ったら捨てる。
・今週は皮下輸液を毎日60~100ml。以前は1日おきに100ml。

(4月末日での状態は少し違いますので、それも②で。)

【血液検査】

・かなり悪化。(1月2日と比べると倍になってる。)
・貧血も始まった。
・ちょっと悪くなりすぎやね。。。

【尿検査】


・尿比重、UP/C共に少し悪化。
・潜血尿+3のまま。
・いつもは自宅採尿ですが、今回は膀胱穿刺にて。

【超音波検査】


・以前見られた腎臓からの液体漏れは無くなってる。
・腎臓だけでなく全体的に白く靄がかかったような画像。
・超音波画像特有のものではなく、主治医も特定できず。
・念のため炎症マーカーのSAAを調べたが問題なし。
・結局、何か分からず。
・腎臓の大きさなどは前回と変わらず。
・片腎がやや委縮。

 

【疑問や考察】


潜血尿は何が原因?
超音波診断の白い靄と腎臓からの液体漏れ画像は何?
それらの原因が悪化スピードに関係してそうな気がするんですけど・・・

今回の画像では液体漏れは確認出来なかったので単にのう胞が破れただけ?
潜血尿と関係があるのか?

超音波では、炎症がある場合にそのような画像になる事もあるそうで、
炎症マーカーの血清アミロイドA(SAA)を検査したけど炎症反応なし。

CTやMRIなどの検査はしていないし出来ないので、
潜血尿や白い靄が写る可能性のある疾患は何があるか考えねば。。。

サプリのチョイスが悪いとして、それだけでこんなに悪化のスピードが早いか?
血圧治療が上手くいってないのか?高いまま?逆に低すぎる?
もしくは何か重要な基礎疾患を見逃してるとか?

結局は原因が分からないので、分からないうえでの対処は何が出来るか?
世話人が出来る事は「皮下輸液」と「投薬」のみ。

「投薬」するお薬やサプリについてアドバイス頂いたので変えてみる。
血圧コントロールも獣医師指導ではダメだと痛感したので、
独自のやり方で対処してみます。 ← しています。

現状では脱水していてもおかしくないので「皮下輸液」はどの程度必要か?
量やタイミングは?毎日?1日おき?1回50ml?1回150ml?
意見がいろいろありすぎて正解が分からんね。

昔から末期腎不全でのフォルテコールはNGと言われてきました。
多かれ少なかれ、常に脱水状態にある末期ではテルミサルタンもNG?
ステージ2~3で有効と書いてるし、理屈ではダメなんじゃないのかな?

脱水→血管収縮→血圧上昇→テルミサルタン投与!→血管拡張→血流低下。

こんな感じで腎臓にはマイナスなるような気がするけど・・・どおかな?
脱水してなければ問題ないのでしょうけど・・・認識間違ってる?
いや、そもそもバランスの問題か・・・

獣医師は問題ないって言うけど、ここまで考えてるのかが疑問。
結局、現状での通院では状態が分かっても治療内容や方針は変わらずです。
そもそも、獣医領域での治療の選択肢が少ないので仕方がない。


10年前のふくちゃん。

高血圧治療のアムロジンについても大失敗。
僕のミスと言えばそれまでですが、言われるままに飲ませてたのがアカンね。
せっかく血圧計買ってたのに、データの捉え方や投薬の仕方が根本的に間違ってた。

獣医師からの指示では、

「収縮期や拡張期の値(上と下の値)ではなくMAP(平均)が重要なので、

収縮期(上の数値)が多少低くてもMAPが低すぎなければ指示通り投薬して下さい。」

「アムロジンは1日1回のお薬なので、半分に割って朝晩というのはちょっと・・・」

 

との事で服薬し続けてましたが・・・
恐らく現実では、ある程度の期間過降圧になっており、腎臓がダメージを受けていました。


実際、昼間の収縮期血圧が120以下になっている事があり、
何日か頻繁に計測しましたが、やはり間違いなく過降圧でした。


すぐさま自己判断でアムロジンを中止し、テルミサルタンの投与方法をスペシャリストに相談!

2回に分けたりアムロジンと併用したりと、フレキシブルに対応した方が良いと言われたので、

血圧の流れを見ながら時間や回数に拘らずに投薬しています。
1回の投薬量も指示では1/4錠でしたが、1/8錠にしたりしています。

8年前のふくちゃん。
 

ふぅ~・・・めちゃ長くなったので次回へつづきます!

でわでわ!