猫の慢性腎臓病 ふくちゃん編 お薬・サプリの変更 | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の慢性腎臓病 ふくちゃん編 お薬・サプリの変更

先日通院した時の詳しい診察内容は近々記事にしますが、
正直、かなり悪化してるので無い知恵絞って悩んでますw

BUN・Cre・IP、全てが大幅に上昇して、貧血まで始まってしまった・・・
やっぱりなんか進行が早すぎるような気がするんですが、
これと言った原因らしきものも見当たらず。



でも潜血尿は+3のまま改善されず、
なんとなく前屈みでお腹を庇うような座り方・・・
相変わらず関節炎で前脚をビッコ引きながら歩いてる。
超音波で腎臓付近に気になる画像が見られたので、
炎症マーカーの血清アミロイドA(SAA)を検査したけど問題なし。

えらいこっちゃで。


当然、悪化に合わせて薬が増えたり変更したりします。
減らしたいのに増えていく・・・困ったもんやね~

やっぱり気付いていない基礎疾患があるんかな?
見逃してる事って多いからな~・・・


投薬前の朝の血圧

とりあえず現時点での投薬内容を書き出してみます。
ちなみに、先日の血液検査はBUN 125、Cre 6.96、IP 8.2で、
この3項目が1月2日と比べて3カ月で倍になってます。

やっぱり悪化が早いわ。
このままやと夏までもたんね・・・なんとかせねば。
まずは、4月2日時点での投薬内容発表~!

【朝】 ドライ&ウェット
・食事に混ぜる:PEキドキュア
・食後に投薬:テルミサルタン、アゾディル、アンチノール

【夜】 ドライ
・食後に投薬:アムロジピン、アゾディル、レメロン(一日おき)

【夜食】 ドライ&ウェット
・食事に混ぜる:PEキドキュア、コセクイン
・その他:デンタルバイオ

①アムロジピン:カルシウム拮抗薬(高血圧治療)
②テルミサルタン:アンジオテンシン受容体拮抗薬(高血圧、尿蛋白漏出抑制)
③アンチノール:脂肪酸サプリ(主に関節炎対策)
④アゾディル:菌系腎臓サプリ(窒素代謝物吸着)
⑤PEキドキュア:カルシウム系吸着剤(リン、窒素代謝物吸着)
⑥コセクイン:グルコサミン&コンドロイチン(関節炎対策)
⑦デンタルバイオ:プロバイオテクス(歯肉口内炎対策)

上記以外に・・・

⑧レナトス:水素系サプリ(窒素代謝物吸着) 食べなくなったので休止中。
⑨オンシオール:消炎鎮痛剤(関節炎対策) 症状が酷い時。
⑩レメロン:抗うつ剤(食欲増進として)

こんな感じです・・・多いか少ないか分からんw

血圧対策として①と②は必須。
関節対策として③と⑥は必須。
口腔対策としては必須。

問題は毒素吸着やね。


投薬4時間後の血圧

今回の診察結果からリン吸着を強めて、貧血対策として鉄系サプリをプラス。
どれか止めて追加するか、止めずに追加するか、それとも追加しないか・・・

悩む時間が無駄なので、リンの吸着は以前使っていた“レンジアレン”にして、
貧血対策として鉄系サプリの“プロラクト鉄タブ”をとりあえず注文!

気になるのは他のお薬との飲み合わせやタイミングと、
組み合わせが悪くて肝臓や腎臓に負担がかかって逆効果になること。

・血圧を下げる。
・リンや尿毒素を吸着する。
・関節炎の炎症を抑える。
・歯肉口内炎を和らげる。
・造血剤以外での貧血対策。


こんだけやらなアカンから増えるよな・・・
素人が調べて分かる次元じゃないような気がするけど調べてみよう。

“レンジアレン”“フォルテコール”は同時服用OKでしたが、
“テルミサルタン”はどうだったか・・・???

まぁ、血圧さえ確実に下がるようなら多少の同時服薬も問題ないと思ってます。
“キドキュア”を止めて“レンジアレン”“アゾディル”だけにするか・・・

いや、ちょっと待てよ・・・“レナトス”は弱アルカリ環境が必要なのに対し、
乳酸菌は酸性環境を作り出すから・・・“アゾディル”もダメって事か。



実は便秘気味なので、そっちの対策も考えたいんですが、
乳酸菌は腎臓にダメージを与える可能性があるというアドバイスを受けた事があります。

とても詳しく、理路整然とした説明をされるので、勝手に人医療関係者だと思ってます。
(以前記事にしたカルシウム拮抗薬のアドバイスを頂いた方です。)

実際に調べると、確かにその根拠を示した文献?報告?があったので、
半信半疑でしたが“マイトマックススーパー”を中止しました。

しかし、腎臓に対するダメージの程度や真偽はともかく、便秘ぎみに逆戻り!
便秘の方が全体的にダメージが大きくなるので菌系ですが“アゾディル”を再開。

“アゾディル”は評判いいし、便秘対策だけでななく高評価なのでまぁいいか!って。
若干便秘は改善されたけど、“マイトマックス”ほどの便秘解消効果は無いです。
(ちなみに、“アゾディル”はカプセルのまま服用出来てます。ふくちゃんエライぞ!)

そもそも炭酸カルシウムのリン吸着効果は弱いので、
“キドキュア”止めて“レンジアレン”もしくは“ホスレノール”“リオナ”に変えるか?

尿毒素系の対策は“レナトス”をなんとか工夫して復活させるか!?
正直、“レナトス”の効果は実感できませんでしたが、理論上はGOOD!!
効果の有無は組み合わせの問題だと思いますが・・・

まぁ、“レナトス”“コバルジン”との併用で相乗効果があるので、
やはり腎臓病には主治医もイチオシの“コバルジン”が必須か・・・

便秘対策を考えた上で、根本的に変えようかとも考えています。
“コバルジン”さえ服薬してくれれば大分違うのに・・・“ネフガード”は便秘になるからアカン。

ん? “コバルジン”も便秘になる子が多かったかな?
尿毒素は1種類じゃないので、サプリも複数必要になるし・・・カプセルに入れるか!?

せっかく“コバルジン”対策として色んなお薬・サプリの分子量調べたのに、
肝心の“コバルジン”を食べてくれない残念な結果w
(その記事は何処かに保存してるので見つけたらアップします。)



それと、発売当初から気になっている“エネアラ”なんですが、どうなんでしょう?
良い評判・悪い評判、どっちも聞かないので試してません。
まぁ、どれも単体で効果を感じられるものでは無いのはわかりますが・・・

あと、この状況で“テルミサルタン(セミントラ)”を続けてもいいのかどうか?
主治医は問題ないと言ってますが、脱水していれば理論上はNGなハズ。

いくら皮下輸液をしたとしても、ステージ4では水和状態を維持できないかと。
あ・・・それを“レナトス”が補ってくれれば問題ないという事か・・・どの程度補える?

もしくは、今使ってるソルラクト(等張性)から低張性の輸液剤に変えるか?
理論上は細胞レベルの脱水を補えるハずなんですが、獣医療ではエビデンスがないw

てか、サプリや薬剤について詳しい獣医さんって、今まで出会った事ないです。
サプリ否定派の獣医さんもいるので、結局最後は自己判断しかないのか・・・

ふぅ~・・・なんか疲れてきたわwww

今よりも少しでいいから改善させてあげたいねんけどなぁ~

長く生きる為というより、身体を楽にしてあげたい。
延命じゃなく、どう悪化させていくかに重点を置いてます。

低空飛行のまま、すぅ~・・・って降りて止まる感じ。
程よいスピードで悪化させていきたいけど、これがなかなか至難の業。



てか、そもそも投薬を減らすタイミングなのか・・・
もう少しだけ、あれこれチャレンジしてみて、ダメなら大きく変えてみよう。
組み合わせでも効果は違ってきますので。
ただし、時間はそんなにない・・・

でもなんか引っかかるんですよね・・・
お薬とかサプリの問題じゃなく、身体の中で何かが起ってるような・・・

血圧対策のお薬も“アムロジピン”から“ベニジピン”に変更したいんですけど、
猫での使用報告が全くないという最後の難関があります。

主治医も変更はOK出してないので、勝手に変更したら通院できないですしね。
中長期的にみて代謝に問題がないか分からないので。

やっぱりめちゃ難しい・・・獣医師目指したらよかったわw
恐るべし猫の腎臓病。

がんばりますよ~!

でわでわ!