ボビさんの『脾腫』。その後の経過② | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

ボビさんの『脾腫』。その後の経過②

昨日の記事の続きです。

【3月8日】
再診にて血液検査とレントゲン。

血液検査は相変わらず問題なし。
レントゲンでも『脾腫』の状況(大きさ)は全く変化なし。

画像と一緒にもらったビュアーソフトが上手く使えず、
陰影が下手くそで見にくくてスミマセン。


で、どうする?という話になりました。
主治医が他の獣医師と相談した結果、1案としてCT内視鏡検査を提案される。
ここで僕に「ん?」という最初の苛立ちが。

CT内視鏡当然麻酔が必要で、費用もそこそこ高額です。
疑わしい疾患があり、確認するために必要な検査なら即OKの返事をしますが、
なんか良く分からないからとりあえず検査するみたいな感じが許せず却下。

「CTや内視鏡検査をすればレントゲンで分からない腫瘍などが見つかる場合があるので。」と。
そりゃそうやろwww

14歳の猫を何か無いか闇雲に探して検査しまくれば、何か見つかる事があって当然です。
それは医療での論理的な“思考”ではなく、ただの“宝探し”。


健康診断しに来たんちゃうねん。



急な嘔吐で日々悪化する状況であれば必要な検査ですが、
数カ月にわたる嘔吐と6週間経過しても大きさの変わらない『脾腫』なら、
現状と経過からもう少し丁寧な思考で診察して欲しいです。

しかもレントゲンや超音波では『脾腫』以外に問題が見当たらずの状況です。
逆に言えば『脾腫』という問題が分かっている状況。

ここ数カ月、謎に胃腸炎と診断される猫が多いように感じますので、
もしかしたら『脾腫』とは関係ない慢性的な胃腸炎が時期的に悪化したのか?
それともよくある『IBD』とか?
やっぱり『脾腫』そのものの吐き気や違和感、胃腸を圧迫してるのが原因か?
 

もし胃腸の動きが悪くて嘔吐しているなら、それに作用するお薬で様子を見るのは?
という提案をしたところ、「プロナミド」で短期間経過を見ることに。

で!

「プロナミド」を飲ませたところ、24時間後に超下痢!
結局「プリンペラン」に変更して様子を見ることに。



仕事帰り、苦楽園口駅から見る夙川の桜(名所100選)のライトアップ。
入り口で撮ったのでショボイですが、下に降りたらキレイでした^^

【3月22日】
20日頃からなぜか嘔吐の回数が激減。

ただし、以前に比べて1回で食べる量にムラがあり、全体的に減ってるかも。
「プリンペラン」を飲ませたり飲ませなかったりしても全く変化なし。

以前が食べ過ぎだったのでちょうど良い量なんですが・・・
そのかわり、毎日、朝の5時~5時30分頃に「ゴハンくれや!」コール炸裂w

主治医曰く、今すぐ破裂するような脾臓の腫れ方じゃないので脾摘は様子見でOK。
しばらくして再度レントゲンと超音波で確認してみようと思ってます。

【4月2日】
結局、「ファモチジン」「プリンペラン」は全く関係なかったかも。

ここしばらく、数日に1回嘔吐はありますけど、徐々に減ってきてます。
1回に食べる量とタイミングさえコントロール出来れば、しばらくは大丈夫そう。

さすがにリンパ腫とかの悪性のものなら、現時点でもっと症状が酷くなってるのでは?
と、勝手に思っていますが・・・いいように考えすぎでしょうかね?

もちろん最悪の可能性もありますので手っ取り早く検査で確認するのもアリですが、
ボビさんの場合はこの検査以外に2回手術が必要になる可能性があります。

1つは肥大した脾臓を取る「脾摘」。
もう1つは、以前に『破歯細胞性吸収病巣』で抜歯した残りの治療。

この2つの手術は遅かれ早かれ必要になると思うので、
全身麻酔はできるだけ控えておきたいところ。

『破歯細胞性吸収病巣』とは、自分の細胞で自分の歯を溶かす病気です。
進行する病気で、ボビさんはすでに何本か抜歯してます。



どうしても必要な検査なら状態の良いうちにやりたいですが、
論理的に考えて絞り込めるなら・・・求めすぎか?!

CTやMRIなどの高度医療機器を揃えている獣医師の多くいる病院では、
ついつい獣医師にひっぱられてやり過ぎてしまう事もあります。

でも内視鏡検査くらいはするべきなのか・・・悩みます。
この判断が間違いではありませんように。。。

ちなみに、今のボビさんはよくおしゃべりをして元気です^^
次回は4月2日に行ったふくちゃんの通院報告です。

でわでわ!