ボビさんピンチ!・・・『脾腫』ってなんやねん。 | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

ボビさんピンチ!・・・『脾腫』ってなんやねん。

腎臓病のふくちゃん、糖尿病のオロゴン。
そして、なんにもない健康優良児のボビさん。

最近までそう思って油断してました。
実は一昨日の2月1日、ボビさんと病院に行ってきました。


 

以前からみんなの中で一番良く吐いてたんですが、

爆食いなのと朝しか吐かないのでスルーしてました。

1ヶ月くらい前から回数が増え、ごく稀に数時間おきに吐いた事も。
よくグルーミングするので毛玉を吐くことが多いですし、
たまたま食事を変えた事もありその後は何もないので、
食品アレルギーだと勝手な判断をしてしまい放置。

それがここ1週間くらい吐く回数が増えて、朝以外も吐くように。
これは食べ物・毛玉や高齢とかじゃなくヤバいと思い、
主治医の予約をとって検査に行きました。



下記、とりあえず最初に行った検査です。
採尿出来なかったので尿検査はナシで。

・血液検査
・腹部レントゲン
・腹部超音波


検査の前に抱き上げた瞬間、
「ん?なんか硬い脂肪やなぁ~。」という違和感があったそうです。

まず血液検査は全く問題なし。
ちょっと基準値ズレてる項目ありますが、問題なしです。



お次は腹部レントゲン。
「・・・なにコレ?めちゃ大きい。」

すぐさま腹部超音波。



腎臓とかいろんな臓器を見ても異常なしですが、
“脾臓”が大きすぎる。
 

通常の“脾臓”はかなり小さく、探さないと見逃すくらいの臓器ですが、
ボビさんのソレは通常の5倍以上に肥大化していました。

猫の脾臓が肥大化する病気として1番多いのは・・・
ぶっちぎりの1位は「内蔵型肥満細胞腫」
続いて多いのは「リンパ腫」

しかし、大きさは尋常じゃないですが、肥満細胞腫の超音波画像でもない。
ボビさんの場合、脾臓の輪郭も内部も綺麗な状態で肥大しているだけ。

ちなみに、全ての処置はお預けしてやってもらってますので、
僕は一切その場におらず、後から映像で説明されます。
(希望すれば立ち合えますが、任せてます。)



 

とりあえず説明を受ける為に呼ばれました。
確定診断するには開腹&切除で組織診断ですが、
現時点ではあまり現実的ではないのでヤメました。

他の選択肢として・・・

1つ目の選択肢は、あるお薬を飲んで経過観察。
そのお薬の反応次第で開腹切除か針生検での細胞診断。

2つ目の選択肢は、経過観察せず針生検で細胞診断し、
その結果により様子見若しくは摘出手術を検討。

迷わず2つ目の選択肢です。

再度お預けして夕方お迎えに行きました。
針生検の結果は・・・100%断言はできないですが非悪性の“脾腫”
“脾腫”とは、全体が腫れて大きくなる状態。

2カ所刺して調べた結果、その2カ所からは悪性のものは検出されず、
通常の脾臓細胞や血液だけだったようです。


とりあえず現時点では悪性の肥満細胞腫やリンパ腫ではないとの結果ですが、
たまたま運悪く針で採取出来なかっただけかもしれないので、
2週間、4週間の間隔で様子を見ることに。

肥満細胞腫やリンパ腫ではないとなると、現時点では嘔吐が多い原因は不明。
麻酔下での内視鏡なら分かるかもしれないですが、今は必要なし。

嘔吐と“脾腫”との因果関係は結局分からずでしたが、
脾臓があまりにも大きくなっているので胃に干渉しているか?
というのも無きにしも非ずらしいですが、う~んって感じ。



まずは吐き止め程度のお薬で嘔吐が止まるかどうか?で様子見。
“ファモチジン(ガスター)”を飲ませて症状が変わるかどうかです。

変わらず嘔吐もしくは症状悪化となれば、すぐ診察して開腹切除かも。
“ファモチジン”で治まれば・・・なにが原因で“脾腫”に?

どう考えても嘔吐は“脾腫”が関係していると思いますが・・・
現時点での非悪性は良かったですが、それでも謎と不安は残ります。

結局、異常に肥大化した“脾腫”なので、これ以上大きくなるなら切除です。
ただし、切除すると細菌やウイルスへの抵抗力が下がるので、
出来れば原因を追及して切除せず根本治療をしたいです。

この原因を探るのが難しいし、追求してくれる獣医さんはいないような気がします。
しかも実は“内蔵型肥満細胞腫”である可能性もあるのでどうすべきか悩みます。

なんてこったいボビさん!
いきなりピンチやないか!

う~ん・・・とりあえず病院から帰宅してゴハン食べて爆睡してました!
また勉強しまくらないとダメです・・・



現時点でのボビさんデータは・・・

・体重7.75kg (1kgくらい減ってた!)
・体長(鼻先~シッポ先まで、1m)
・お水を飲み始めたら1分以上はずっと飲んでる。(子供時代から)
・おそらく、1日に400~500ccは飲む。
(注1)
・とにかくよくグルーミングしている。(注2)
・吐く回数が増えるまでは爆食いだった。

もしかして、内蔵型肥満細胞腫から皮膚に小さな腫瘤ができ、
それを気にしてグルーミングしてるかと思いましたが、身体には異常なしでした。

そう言えば・・・子供の頃、多血症ぎみかな?って言われた事があったような・・・
なんとなくですが、もしかしたら(注1)(注2)が何か関連してるかも?

そうそう、最初は大騒ぎしていたボビさんですが、
病院付いたら慣れたらしく、「ゲージから出してくれ!お願いや!」でしゃべりまくり。

出したら納得でキョロキョロしながらウニャウニャしべりまくり。
吐く以外は家でも外でも元気なヤツでした^^
 

悪性でない脾臓の肥大の症例や、生まれつきの肥大って探しても見つからないし、
主治医先生も「肥満細胞腫じゃなかったら、なんなんでしょう?」でした。

あっ!
話変わりますけど、↓コレ欲しい!



『もふもふ猫神社』

 

 


とにかくボビさんの経過はまた記事にします。
悪いものじゃありませんように!

メッセやコメントのお返事せず申し訳ございません!ちょっとお待ちくださいませ。
でわでわ!