猫の腎臓病と糖尿病 相談あれこれと機器の誤差 | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の腎臓病と糖尿病 相談あれこれと機器の誤差

昨日は調べたい事があったのでオロゴンを連れて近所の病院へ。

で、一昨日はプロジンクを買いに主治医先生の病院へ行って来ました。
 

近所の病院は僕の家の隣のマンション1階にあって空いてますが、
主治医先生の病院は車で30分くらいの大きな病院なのでメチャ混んでます。



以前の記事で、プロジンクが少しづつ出回ってきているって書きましたが、
なんかまだ入荷未定で買えないって方がいるようです。
血糖値測定器の「アルファトラック2」のテストストリップスも同じく。

僕も近所の動物病院では入荷未定で入手出来ませんでしたが、
主治医先生の病院では病院在庫ではなく発注で普通に買えました。

その病院が取引きしている問屋さんにたまたま在庫があったのか、
それとも問屋さんとメーカーとの付き合いの“深さ”が関係しているのか?
ちなみに、今はテストストリップスのケースが“紫”になってます。


 

あ・・・また横道にそれたので話し戻します。

昨日行った目的はプロジンクですが、ついでに色々質問してきました。
まぁ、たいした内容じゃないんですけど、少しだけサプリとかが変更になりました。

質問の内容は・・・

①サプリとお薬のタイミングや実際の効果とかオススメ度などなど。
②セミントラについて。
③血糖値測定器「アルファトラック2」の誤差について。


飼い主だけの診察(相談)は500円ポッキリなので15分程度にします。
2~3分で済むならちょっと合間に聞くだけでもいいですが、

それなりの内容だとある程度時間をとるので、500円では安くて気の毒なんですよね。

まず①のサプリとお薬について。
 

先日までMewさんに頂いたリン&尿毒素吸着剤の「リノパワー」を与えてましたが、
ちょうど無くなったタイミングで使用感が分かったので違うものをチャレンジ!

あと、腎臓病とか関係なく軽度の歯肉口内炎は全ニャンあるのでデンタル系も検討。
見直すというより“お試し”としてとりあえず下記を勝手に購入。



・カリナール2 
・マイトマックススーパー
・デンタルバイオ


この3つのサプリを追加するにあたり、
他のお薬との飲み合わせなどを相談してきました。
ちなみに、上記以外で我が家で服用させているお薬とサプリはご覧の通り。

・ベナゼハート
・ラプロス
・アムロジピン
・レンジアレン
・メニわんEye+NeoⅡ

 

です。

Mewさんから頂いた「アゾディル」は、ふくちゃんが投薬に慣れてからカプセルで試す予定。

あと、「アンチノール」は撃沈!でしたが、オロゴンは問題なく服用してくれたのでOKです。
「アゾディル」と「アンチノール」のご報告はまた次回に。

詳しくはあらためて個別に記事にしますが、今回追加の3種類を簡単にご紹介。



【カリナール2】 →
 

皆さまご存じの尿毒素吸着剤。
正しくは吸着剤ではなく“低減剤”といった方がいいですね。
いわゆるよく聞く「シンバイオティクス」という腸内環境を整える“菌”とその“餌”を配合したもの。
プロバイオティクス(菌)+プレバイオティクス(餌)=シンバイオティクスです。



【マイトマックススーパー】 →
 

こちらは“餌”ではなく“菌”のみの、「プロバイオティクス」です。
大きな特徴は、通常乳酸菌やビフィズス菌が死滅する環境でも生存が確認され、
胃の酸性環境を通過して生きたまま腸に到達することが確認された「ペディオコッカス菌」を配合。
効果は「カリナール2」と同じく、『消化管内の窒素物を低減』です。

こちらはカプセルですが、中身を出してウェットフードに混ぜて与えています。



【デンタルバイオ】 →

こちらも「プロバイオティクス」製品ですが、腸内環境ではなく口腔内環境を整える製品です。
口腔内善玉菌である“S,サリバリウスK12”が歯周病などの原因である悪玉菌の増殖を抑えます。
実際、服用して数日ですが、あきらかに口臭が激減しています。
ただし、悪玉菌を完全に死滅させる訳ではなく、病院で行うデンタルケアの効果とは全く違います。
錠剤ですが、あえて砕いて粉末にして口の中に塗る感じで与えています。
唾液に反応する事で効果が出るサプリなので、錠剤で飲みこむよりこの方がいいと判断しました。
 

この3種類を新たに追加しましたが、レンジアレンやベナゼハートなどのお薬とのタイミングは?
というのが質問①でした。

結果から言うと・・・完璧な飲ませ方はないかも?って感じ。
そらそーやねwww
 

こんだけ種類があって、しかも「ラプロス」なんか本来は食後ですから。

「レンジアレン」、「カリナール2」、「マイトマックス」は食事に混ぜるのが基本。
「ベナゼハート」、「アムロジピン」、は食前でも大丈夫。

まぁ、「デンタルバイオ」は口腔内に留まる方がいいので寝る前にあげます。
さてさて、どのタイミングがベストなのか・・・こんなことを考えるのも楽しいです。
各サプリの詳細や、結局どうしたかはまた後日の記事で。
 

で、②のセミントラについての質問。



現在、「セミントラ」は年内入荷予定ナシとなっていますが、
じつは3本買える状態でちょっと検討中。

次回の検査でUP/Cの値が改善されていなければ「ベナゼハート」を「セミントラ」に変更します。
「セミントラ(ARB)」は「ベナゼハート(ACE)」よりも効果が高いという報告がありますので。

ただし、その3本を使い切った後は・・・人薬(錠剤)で対応しましょうとの事。
薬剤名は、テルミサルタン錠

効能は同じで薬価も安くなるので、錠剤の投薬が可能なら人薬でOKですね。
でも、ふくちゃんは投薬が命がけなんですよね・・・困ったもんです。

最後に!③の「アルファトラック2」の誤差について。

これは主治医先生の耳にも詳細は入っておらず、
「多少の誤差はあるけど、大きくても30~50くらいじゃないですかね?」でした。
(世話人といしては、30とか50とかってめちゃ大きい誤差なんですけど・・・)

なので、こればかりは試すしかないので、オロゴンを連れて近所の病院へ行ってきました。

結果は・・・やはり大いに誤差あり。

こちらも詳しくは後日記事にしますのでなるべく簡単に。



まず病院でいつも通り注射器で採血してもらい、その血で計測した値が「289」



さらにその血を病院の機器で計測したら・・・「318」
その差“29”・・・約“30”の誤差。

“全血(アルファトラック)”と“血漿(病院)”での検査方法の違いがあるにしても、
病院の検査機器との誤差“30”をどう捉えるか・・・大きいか小さいか?
各病院で使ってる検査機器も同じではないので、メーカーにより10~20程度は違いが出るそうです。
ちなみに「アルファトラック2」購入当初、今日と同じ方法での結果は確か“12か13”の誤差でした。

他の方から頂いたメッセでは、同じような比較方法で“50”の誤差が出たそうです。
2ちゃんねるなどの書き込みでは、これまた同じ方法で“10~15”の誤差と書いてましたし、
さらに別の方から頂いたコメントでは、ほとんど誤差が無かったと言ってました。

・・・なんでや?
 

スッキリしないので、自宅でオロゴンをいつも通り採血し、同じ耳の同じ血を使って2回測ってみました。


 

1本目は「273」



2本目は・・・「322」

・・・え?“50”の誤差?・・・全然あかんやんwww

1本目と2本目のテストストリップスを入れ替える時間は20秒程度です。
なので、血が乾燥したり凝固して値が変わるほどの時間差ではないので、
あきらかに「アルファトラック2」本体、もしくは「テストストリップス」の正確性の問題です。

即、メーカーに電話して今日の結果から理由を聞いたところ、以前の問い合わせとは少し違う回答が。
「誤差が100以上は問題ですが、50くらいはメーカーとしての許容範囲です。」
「血糖値が高くなればなるほど誤差が大きくなり、血糖値が100前後では小さくなります。」

との回答でした。
なるほど・・・だから購入当初に試した時は数値が低かったので誤差が少なかったんですね。

で、ちょっと試したい事を思いついたので夜も2回測ってみました。
1本目は「505」、2本目は・・・「578」。(同じ耳の同じ血玉)

“70”以上の誤差 www
予想通りだったので、すかさず同じ耳で違う血玉を作って測定したら、「510」

なるほど・・・同じ血玉を連続で測った場合、後に測った方が高い数値が出るのかも。
なので、初回でエラーが出た時は1~2分時間をおいて血玉を作りなおした方がいいのかもです。
(機器を休ませる感じかな・・・)

あと、テストストリップスを本体にさしてから計測するまでモタモタしてるとエラーが出やすいみたいです。
なので、テストストリップスは半差し状態で待機させ、血玉が出来てから差し込んで起動させる。
細かい事で数値が変わる可能性があるので、いろいろ試して随時報告します。
 

ふぅ~
なんにしても困ったもんやね。

問い合わせや獣医師との話など、調べて分かった事が多々あるので詳しくは別の記事に書きます。
フリースタイルリブレなんかも数値の範囲(帯域?)によって誤差が変わるみたいなので、
自宅ではどんな機器を使うとしてもその特性とか癖を知っておいて応用を効かせます。

またしてもダラダラ長くなって申し訳ないです。

でわでわ!