猫の中毒あれこれ | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の中毒あれこれ

2020年3月2日に加筆修正しました。
修正内容は  で修正し、加筆は文章最下段に書き込みました。


なんか最近、コロナウィルスの影響でマスク以外にも品切れになっているモノがありますねー

・猫の糖尿病では血糖値を測る際の採血やインスリン注射で必要なものです。
・腎臓病・腎不全では自宅での皮下輸液の際に翼状針を刺す時に必要なものです。



そう。“消毒液・エタノール”が品切れ続出です。
品切れも困りますが、この“消毒液”で思い出したことがあるので覚書としてちょっと書きます。

なんとなく元気がなくなり肝臓系の数値がハネ上がって・・・検査をしても原因不明。
病気が原因で肝機能障害になる事もありますが、思いもよらないもので中毒の可能性も。



ユリ等の植物やネギ等の野菜、チョコレートやレーズンなどの食品。
一部のアロマや芳香剤、消臭剤、香水やシャンプーなどに含まれる一部の成分。
エチレングリコールが入っている車の不凍液や一部の保冷剤など。

これらは一般的に認知されているものですが、“消毒液”に含まれる成分もその1つです。
有名なのは猫避けとして使用すると大変危険な「クレゾール(メチルフェノール)」




最近では塩化ベンザルコニウム」という成分も気を付けた方がいいという記事も見ます。
どの程度危険かは分かりませんし原液で使う事はないと思いますが、知ってしまうと気になります。

消毒液以外の除菌グッズにも「塩化ベンザルコニウム」含まれている製品も多いようなので、
インフルやコロナの予防としてテーブルや床などを拭く際には少し注意した方がいいのでしょうか?

その反面、「塩化ベンザルコニウム」は犬猫の点眼薬などにも含まれる成分ですし、
動物病院などでも消毒に使われているようなので過敏になる必要はないと思いますが、
何がどこまで本当で、どこから間違いなのか分からなくなります。



次から次へと分からん事ばかり押し寄せてきて困ったもんです。
良かれと思ってした事が、薬も過ぎれば毒となるでは元も子もないですからね。

薬剤などは全然詳しくないので、気になる方はお調べ下さいませ。
 

* エタノールとはエチルアルコールの事です。
エチルアルコールは猫では代謝出来ないので気をつけるよう、

注意を促す獣医さんや専門家もいますが、エタノールで良いという獣医さんもいます。
どっちなんでしょうね?
あと、猫にNG成分の入った消臭剤や香水などを知らずに使っている方が多いのかな?
とも思います。