【映画】 L.A.ギャングストーリー
寒波到来で引きこもりたい日々が続いてますが、そんな時は映画に限ります!
今年に入ってから“映画ネタ”を書き始めてますが、感想は人それぞれ。。。
ストーリーにはほとんど触れず好き勝手な感想ばかり書きますが、ご興味があれば観て下さいね。
本日ご紹介の映画も、好き嫌いの分かれる世間ではビミョーな評価をされる映画です。
【L.A.ギャングストーリー】
・アクション(ギャング) 実話ベース
・2013年5月公開。9月DVD発売。英語。1時間53分
・評価 ★★★★★★☆☆☆☆ (6点)
1949年のロサンゼルスに実在したギャング“ミッキー・コーエン”と、ロス市警との抗争を描いた作品。
まあまあ良かったです。正直に言うと、“まあ、面白かったけど。。。”です。
この作品、ショーン・ペンがミッキー・コーエンを演じてますが、ショーン・ペンでなければ観てません。
ショーン・ペンでなければ星2つ程度の作品ですね。
それほどショーン・ペンの存在感がハンパなく、ショーン・ペンの魅力が映画を引っ張ってる感じ。
過去の名作と呼ばれる「ゴッドファーザー」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」は別格として、
「スカーフェイス」、「カリートの道」、「バグジー」、「アンタッチャブル」などのギャング映画と比べると物足りなさが。
最後のホテルでのアクションシーンはなかなかですが、
それも派手なアクションとカメラワークというだけで感動するものではないですね。。。残念!
そもそもギャング映画には派手なアクションシーンなんてなくてもいいんです。
結局は『残虐なギャングに立ち向かったヒーロー市警』を映画にしてみただけ。。。
それでも「まあまあ面白かった」と思わせるのはショーン・ペンの演技です!
残虐な人物を描きつつ、カメラワークや構成により残虐性を他のギャング映画よりも抑え、
スタイリッシュに仕上げようと思ったように感じました。
が!残念ながらそれが裏目に出て中途半端な仕上がりになったんじゃないかな?って感じ。
実話に着想を得て作った作品ですが、内容や設定は「アンタッチャブル」とほとんど同じです。
ただ、「アンタッチャブル」の方が良い意味で映画らしく感じましたし面白かった。
どちらの映画も実話に大きく脚色を加えており、実際には銃撃戦などは無かったといわれています。
ショーン・ペン演じるミッキー・コーエンではなく、ジョシュ・ブローリン演じる警察官が主役であるハズの映画なのに、
ショーン・ペンの存在感で他のキャストがボヤけて見えたのも残念でした。
そうそう!
ミッキー・コーエンって、「バグジー」という映画の大物ギャング“ベンジャミン・シーゲル”の右腕だったんですよ~!
ベンジャミン・シーゲルは不毛地帯だったラスベガスを“賭博の街”という現在の姿の元を作った実在のギャング。
「アンタッチャブル」や「バグジー」もそうですが、ギャング映画って実話をもとにした作品が多いですよね。
「L.A.ギャングストーリー」、そこそこ面白いので観ても損はしませんが、
多くのギャング映画を観られた方には物足りない作品じゃないかな?って思います。