先日、先週と先々週の検査結果を聞いてきました。久しぶりに両親も一緒に。
画像上、他転移なし。
現状では1番いい結果でした。
最初から切開して肺全摘するということはなくなりました。
神様、ありがとう。
最近、Y先生ピリピリしてる気がする。
久々に外来に同行した両親はいろいろ聞きたそうだったけど、多分聞きたいことの10分の一も聞けなかっただろうなぁ。
セカンドオピニオンという言葉が初めて頭をよぎりました。
手術前の採血や感染症検査をして、入院の説明を聞いて、ってこういうのももう4回目だ。
初めての手術は21歳で、遊び盛りの学生で、精神的には自立しているつもりだったけど経済的には全く自立してなかったし、社会のことは右も左も分かっていませんでした。ほとんどお母さん任せだったなぁ。
2回目、3回目は再発のショックと闘いながら必死で踏ん張って、なんとか自分の足で立っていたかんじだったかな。社会人1年目、十分な貯金はないけれど、自分の力でできるとこまではやらなければという思いでお金の計算とかはしてたけど、お母さんはパートをやめてほとんどの時間を私のサポートにあててくれていた。今思い返すとまだまだ子供だったな。
今回は、ようやく自分で一通りのことを頭でイメージしてこなせるようになってきました。
入院手続き、お金の準備、心のケア、体調管理、手術まで2週間きったけど、しっかり進めていこう!職場にも話さないとな。これが1番私にとっては難しいかも、、、
話は変わりまして。
先日お母さんが、健康診断で「肺に影があると言われた」と言ってきました。
いや、言うつもりはなかったんだろうけど、話の中でふとでてきました。
「この歳になるといろいろあるのよ〜。まぁ、タバコも吸わないしお酒も飲まないし大丈夫よ!何もなくてもレントゲンに影が映っちゃうことはたくさんあるみたいよ。」
なんて笑顔で言ってたけど、一緒だ。私と一緒。
健康診断でレントゲンに影があると言われ、大丈夫、こんなに元気だから何もあるはずない、と思って、がんだと診断された。
目の前が真っ暗になりました。
けどきっとそれ以上にお母さんは怖くて、それでも私の手術を控えているから自分のことなんか心配してる余裕なんてなくて、こうやって笑顔を向けてるんだろう……。
もしお母さんが病気だったら
もしお母さんが入院したら
もしお母さんが手術したら
もしお母さんが抗がん剤したら
もしお母さんがよくならなかったら
もしお母さんが余命1年と言われたら
もしお母さんが………
そうやって、「当たり前」が「当たり前」でなくなるのを想像して、
あぁ、自分はなんて恵まれた環境で病気と向き合っているんだろう って
また思うのです。
自分が病気になるより、自分の大切な人が病気になる方がよっぽど辛いなぁ、
自分の検査結果を待つより、お母さんの検査結果を待つ時間のほうがずっと不安定でした。
検査結果、
肺の影は、
乳首
でした。
笑
でも、大切なことに気づかせてくれた乳首、ありがとう(;o;)