元中学校教師が教える学校のウラ話

元中学校教師が教える学校のウラ話

公立の中学校で25年間、勤務していた私が「クラス替えの仕方」「修学旅行」「部活」「未納」「モンスターペアレント」「学級崩壊」「いじめ」「不登校」「人事異動」など、今まで話すことができなかった、学校のウラ話をお伝えしていきます。

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  学級会議でなかった名前が名簿にある?!

 

→より詳しく書き直した記事はコチラです。

 

1.クラス替えの最終決定権は校長!
2.小学校時代に学級崩壊した学年
3.学級崩壊主犯格の5人をどう分ける?
4.新クラス名簿完成!「エ~ッ!この子いた?」
5.主犯格5人のうち4人が私のクラス!?
6.主犯格のクラスが変わった理由
7.学級崩壊主犯格4人のいる元気なクラス
8.成人式での本音トーク

 

あなたは誰と同じクラスになりたい?(クラス替え①)

仲良しと同じクラスになれない理由(クラス替え②)

中1のクラス替えは誰がするの?(クラス替え③)
子供の悪口を言う教師!(クラス替え④)

好きな子と同じクラスになるワザ教えます!(クラス替え⑤)

 

 

  1.クラス替えの最終決定権は校長!

 

今まで、「クラス替えの仕方」を紹介してきました。基本的に紹介した「クラス替え」の手順に従って学級編成会議は行われます。

4月になると、学年部の先生が発表されます。そこで、学年主任を中心に各クラスの担任が決めていきます。

しかし、あくまでも最終決定権は学年主任、そして、校長にあります。ただ、クラス編成会議で決まったことが変更されることはほとんどありません。


 

  2.小学校時代に学級崩壊した学年

 

ある学年を担当することが決まりました。その学年は、小学校時代、学級崩壊をした学年です。

その中には、小学校の先生にことごとく反発して、クラスを学級崩壊に導いた主犯格の子どもが5人(A、B、C、D、E)いました。

私は、中学1年のときに主犯格の2人(A、B)の担任をしました。少し元気すぎる二人でしたが、その元気を学級のリーダーとして活きるように支援していきました。

結果、1人は学級委員、1人は体育祭のクラスリーダーとして活躍するようになったのです。もともと、学級崩壊をリードしていた2人だっただけに、人をリードするのは得意だったのです。

学年の先生からはもちろん、部活や他の学年の先生からもリーダーとして認められる存在になりました。


 

  3.学級崩壊主犯格の5人をどう分ける?

 

中学2年のクラス編成会議では、主犯格の5人をどうするかが話題となりました。

私は昨年も担任した主犯格の2人(A、B)を引き続き担任することになりました。また、主任に頼まれ、主犯格の1人(C)も担任することになりました。

そして、若い先生が学年部に来ることはわかっていたので、そのクラスには主犯格は入れないことになりました。学級編成会議で決まった内容がこれです。

1組(私のクラス)    主犯格 2人(A、B)+1人(C)
2組(30代前半) 主犯格 1人(D)
3組(40代後半) 主犯格 1人(E)
4組(新採2年目) 主犯格 0人

その学年のクラス編成が終わった3月の終わり、新2年部の先生が発表されました。

担任は当時30代後半の私、40代後半の先生、そして、30代前半の先生、大学を出て2年目の若い先生の4人でした。だいたい予想通りのメンバーです。

 

 

  4.新クラス名簿「エ~ッ!この子?」

 

4月の最初の学年部会で主任がこういいました。

「クラス名簿をつくりました!」
「気になった所は少し変えました!」
「今年はこれで行きたいと思います!」
「では、名簿を配ります」

その名簿をみた私は驚きました!
『エ~~~ッ!!この子いたっけ?』


 

  5.主犯格5人のうち4人が!?

 

名簿の私のクラスには、なぜか学級崩壊の主犯格5人のうち4人の名前が入っていました。さらに、その4人も前に決めた子と違ったのです。配られた名簿はこうでした。

1組(私のクラス)    主犯格 4人(B、C、D、E)
2組(30代前半) 主犯格 0人
3組(40代後半) 主犯格 0人
4組(若い先生) 主犯格 1人(A)

当時、生徒指導主事として、いろいろな経験をしていた私ですが、こんなことは初めてです。

 

 

  6.主犯格のクラスが変わった理由

 

後でわかった話ですが、2人の女性教諭が校長にこう言ったそうです。

30代

「私は子どもが小さいので、Dが何か問題を起こしても対応できません!」

 

40代

「私は担任はイヤです。担任をしろと言うならEは入れないで下さい!」

それを受けた校長は、主任にこう言ったそうです。

校「2人の先生の所には、主犯格は入れないように!」

そこで、主任が考えたのがこのクラス編成です。私のクラスに主犯格の4人を入れ、若い先生のクラスに主犯格の1人を入れたのです。ちなみに若い先生のクラスになったのは私のクラスで学級委員をしていたAだったのです。

そのときは、主任や校長先生に失望しましたが、1年後に私はこう思っていました!

 

「どうせなら全員いたほうが楽しかったな!」
 

 

  7.崩壊主犯格4人のいる元気なクラス

 

パワーを持った生徒が多かったこのクラス。合唱コンクールと体育祭のどちらも優勝することができました。

もちろん、いじめもなければ、不登校の生徒もいません。みんなが仲良く、楽しく過ごせるクラスになりました。

 

 

  8.成人式での本音トーク

 

それから、5年後、成人式でおもしろい話を主犯格のCやD、Eから聞きました。

「中1のとき、AとBが先生と話していることにビックリしたんだ!」
「さらに、AとBが先生に笑顔を見せてるのには本当に驚いたよ!」
「だって、『先生たちは敵だ!』って言ってたAとBが笑顔で話してるんだよ!」

さらに、こうも言っていました。

「2年の時のクラス発表はビックリしたよ!」
「だって、A以外が全員同じクラスだったんだから!」
「先生が担任ってすぐ分かったよ!」
「でも、主任もおもしろいことしたよね!」
「俺たちを信用してくれてたのかな?」

本当の理由を教えたい所でしたが、そこは我慢をしました。

 

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  あなたが面倒みてあげてね!?

→より詳しく書き直した記事はコチラです。

→「お世話係として7年間同じクラス!?」新記事はコチラ

 

1.お世話係って何?
2.チャイムが鳴っても観察に夢中!
3.「(マキちゃん)ユメちゃんをよろしくね!」
4.「授業に遅れてすみません!(マキちゃん)」
5.みんなの前で泣き出すマキちゃん
6.「お世話係から解放された!」(涙を見せた理由)
7.できる範囲で協力してね!
8.ユメちゃんに声をかけ続けたマキちゃん
9.ユメちゃんの成長
10.お世話係の気持ちを考えて!

 

あなたは誰と同じクラスになりたい?(クラス替え①)

仲良しと同じクラスになれない理由(クラス替え②)

中1のクラス替えは誰がするの?(クラス替え③)
子供の悪口を言う教師!(クラス替え④)

好きな子と同じクラスになるワザ教えます!(クラス替え⑤)

こっそりクラスを変えられた問題児!(クラス替え⑥)

 

 

  1.お世話係って何?

 

クラス替えをするときに、少し手のかかる子に対して、その子の面倒をみてくれる優しい子を同じクラスに欲しがる先生がいます。この面倒を見てくれる子をお世話係(お世話担当)といいます。

お世話係(お世話担当)とは、休み時間や授業中にその子のお世話をする係の事です。とにかく、優しくて面倒見の良い子を先生たちが選び、一緒のクラスに入れるのです。

ただ、お世話係の子の気持ちを考える先生はいません。

実際にあった具体例が下記の内容です。

ある学校で中学1年生の担任をしたとき、ちょっと不思議ちゃんのユメちゃん(仮名)が私のクラスにいました。(この言い方は好きではありませんが)いわゆる発達障害のグレーゾーンと言われる子です。

ユメちゃんはまっすぐです!興味があることに一直線です!

朝読書の時間には、お気に入りの本を読んでその世界に入っています。
掃除の時間は汚い所をきれいにするため、集中して作業をしています。
学年で懇談会の準備をするときは、イス並べに没頭します。
得意な美術では作品作りに一生懸命です。

ただ、苦手な数学の時間は、周りの声が気になって常にキョロキョロしていることが多いそうです。

 

  2.チャイムが鳴っても観察に夢中!

 

入学式から2週間後、理科の授業で微生物の観察がありました。顕微鏡に興味をもったユメちゃんは、いろいろな微生物のプレパラートに興奮し、むさぼりつくように顕微鏡を覗いています。

授業の終わりを告げるチャイムがなり、担当の先生がみんなにこう言います。

「顕微鏡はそのままでいいです!」
「プレパラートだけ前に持ってきて下さい!」
「終わった子から、次の授業に言って下さい!」
「次の授業に遅れないように!」

しかし、ユメちゃんに先生の声は届いていません。そのまま、微生物の観察を続けています。

3分、5分、7分がたちました。

理科の先生はユメちゃんに声をかけます。

「やる気があるのはいいことだね!」
「でも、次の授業に遅れるよ!」
「急いで、行きなさい!」

先生の声に、渋々、観察をやめたユメちゃんでしたが、次の授業に急いで行こうとしません。

すると、ユメちゃんの横でユメちゃんをずーっと待っていた、マキちゃん(仮名)がユメちゃんにこう言って、ユメちゃんの手を引っ張りました。

「授業におくれるよ!」
「急いで行くよ!」

 

  3.「ユメちゃんをよろしくね!」

 

マキちゃんはとても真面目な女の子です。

提出物は丁寧に期限を守って出し、先生や友達、近所の人、誰にでも笑顔であいさつをする子です。そして、誰にでも優しく、面倒見がとてもいい子です。

後でマキちゃんに聞いた話ですが、小学校の3年生から、ユメちゃんと同じクラスだったそうです。もちろん、中学1年生でも同じクラスです。

さらには、小学校の担任の先生にいつもこう言われていたそうです。

「ユメちゃんをよろしくね!」

 

 

  4.「授業に遅れてすみません!」

 

次の授業は、担任の私の授業でした。

ユメちゃんとマキちゃんはギリギリアウトで教室に戻ってきました。

私は、息を切らしているユメちゃんとマキちゃんに理由を聞きます。すると、マキちゃんがこう言いました。

「ユメちゃんが微生物の観察に夢中になって!」
「間に合うように急いだんですけど・・・」
「先生、すみませんでした!」

担任になって、2週間程がたっているので、ユメちゃんの行動パターンはわかっています。ユメちゃんは観察に夢中になってしまったのでしょう。その光景が頭に浮かびます。

多分、マキちゃんは何度も何度も授業に遅れないように声をかけているはずです。しかし、ユメちゃんの集中力?にはかなわず、その声はユメちゃんに届いてなかったのでしょう。

私はマキちゃんにこう言いました!

「ユメちゃんに声をかけてくれてありがとう!」
「先生はうれしいよ!」
「でも、これじゃあマキちゃんが損しちゃうよ!」
「声をかけるのは先生の仕事だからね!」
「マキちゃんはやらなくていいよ!」

 

  5.みんなの前で泣き出すマキちゃん

 

私がこう話しをすると、急にマキちゃんが泣き出しました。

私は慌てます。

すると、クラスの子供たちはこう言って私を責めます。

「先生がマキちゃんを泣かした!」
「ダメだよ!女の子を泣かしちゃ!」

私も子供たちにこう返します。

「先生が泣かせたわけじゃないし!」
「先生、怒ってないし!」
「先生、何も悪くないし!」

これを聞いたマキちゃんが今度はクスクスと笑いはじめました。

 

  6.泣いた理由は?

 

授業の後、マキちゃんは泣いた理由を私にこう話しました。

「ユメちゃんの事は好きです。」
「でも、ユメちゃん専用はちょっと嫌です。」
「私だって、他の友達と話したいときもあります。」
「他の友達と遊びたいときもあります。」

「小学校の3年生の時に、先生に『お願いね!』と頼まれました。」
「ユメちゃんの事は好きなので相手のするのは嫌じゃないです。」
「でも、毎年、毎年、私は同じクラスになりました。」
「そして、毎年、毎年、先生からこう言われました。」

『ユメちゃんをお願いね!』

「『お願いね!』と言わなかったのは先生が初めてです!」
「今日、『やらなくていいよ!』という言葉で肩の荷がおりました。」
「そしたら涙が出てきて。」
「ごめんなさい!」

 

  7.できる範囲で協力してね!

 

私はマキちゃんにこう言いました。

「ユメちゃんに声をかけてくれるのは助かるよ!」
「でも、それはできる範囲でいいよ!」
「無理にやる必要はないから!」
「もちろん、ユメちゃんにも先生が言っておくよ!」

「ユメちゃんも良いところがいっぱいあるよね!」
「先生がそれをみんなに伝えて行くから!」
「もちろん、ユメちゃんが悪いことをしたときは先生が怒るから!」

「マキちゃんはできる範囲で協力してね!」

 

  8.声をかけ続けたマキちゃん

 

その後も、マキちゃんはユメちゃんへの優しさはそのままにユメちゃんの手助けをしていました。もちろん、私は強制はしていません。ユメちゃんの善意です。

私はもちろん、ユメちゃんのお母さんもマキちゃんにとても感謝していました。私は、ユメちゃんのお母さんにこうお願いします。

「その気持ちを直接、マキちゃんに伝えて下さい!」

ユメちゃんのお母さんは、授業参観のたびにマキちゃんの所に行き、マキちゃんにお礼を言ったそうです。もちろん、マキちゃんのお母さんにもお礼を言い続けたそうです。

 

  9.ユメちゃんの成長

 

私の声かけや支援により、ユメちゃんも他の仲間とコミュニケーションを取るようになっていきました。

今までは、マキちゃんとばかり話をしていたユメちゃんの人間関係の輪も広がったのです。これにより、ユメちゃん自身も大きく成長しました。そして、回りの事も意識するようになっていったのです。

もちろん、集中しすぎて回りが見えなくなることもありましたが、クラスの仲間が上手に声をかけてくれたため、切り替えができるようになったのです。
 

 

  10.お世話係の気持ちを考えて!

 

先生たちには、気になる子の事だけでなく、お世話係の子どもの気持ちを考えてもらいたいと思います。

そして、気になる子を含め、クラスの全員がお互いに認め合い、お互いに尊重し合い、お互いに注意をし合える、学級運営を心がけてもらいたいと思っています。

ある学校の職員会議でこのような話をしたところ、こう言われたことがあります。

「そんなことできるわけがない!」
「理想を語るな!」

私は理想のクラスを作ることは可能だと思っています。ただ、このような学級をつくるのが不可能だったにせよ、先生たちにはこのような気持ちをもって仕事に取り組んでもらいたいと思っています。

「みんなが楽しいと思えるクラスをつくるぞ!」

おとなしい子や、我慢する子、真面目な子、優しい子にしわ寄せが行かないようにお願いします。

 

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  先生も告白された経験あるでしょ?そのときはどうしたの?

 


1.教師になった教え子からの相談
2.女子指導で悩んで相談してきた?
3.女子指導の具体的な相談内容は?
4.えっ?女子生徒から告白された!?
5.まさか、自分も好きとかじゃないよね?
6.先生も経験してるんでしょ!断り方を教えて!
7.手紙を変えそうとしていた教え子教師
8.手紙で断るのはやめておけ!
9.生徒指導の基本は「会って話す」だ!
10.学年主任や保護者に相談するのも可
11.ラブレターの対応を決めた教え子教師
12.気持ちが伝わり無事に解決!

 

 

  1.教師になった教え子からの相談

 

「先生!さっき、怒ったのってわざとでしょ?」
「あのとき『自由』って言ったのには理由があるよね!」
「クラスのみんなが○○するのを予測して準備してあったんだよね?」

25年も教師をしていると、私の発言や態度の意図を見抜く子がいます。

そんな教え子達の中には、教師になった子もいます。

先日、教師になった教え子から、相談の電話がかかってきました。

中学時代の彼は真面目で誠実な生徒でした。

勉強は中の上くらいで、英語が苦手な子です。

彼から「採用試験に受かった」と聞いたとき、私はこう思いました。

「彼は先生に向いているかもな!」
「勉強が苦手な子の気持ちも分かるし、真面目な子の気持ちも分かるだろうから。」

 

 

  2.女子指導で悩んで相談してきた?

 

「先生!ちょっと相談があるんだけど。」
「先生ってさ、女子と上手くやってたよね!」
「自分が教師になってから考えると、先生って女子指導が上手だったって分かるよ!」
「女子より男子の方がやりやすいよね!」
「良くも悪くも男ってストレートで単純だよね。」

どうやら、女子指導で悩んでいるようです。

「先生ほどじゃないかもしれないけど・・・。」
「何とか女子とも上手くやれてると思うんだよね!」
「でも、ちょっと困ったことがあって!」

やはりクラスの女子指導で悩んでいるようです。

 

 

  3.女子指導の具体的な相談内容は?

 

「先生も女子指導で経験あると思うんだけどさ・・・。」

私は初任者時代から退職するまでの25年間の間、学級担任をしてきました。

また、長年、生徒指導主事として多くの子どもと接してきました。

「まあ、他の先生より様々な経験はしてきたよ!」
「最近ではネットトラブルの対応もしたし!」
「多分、若い頃は同じような悩みを持っていたと思うんだ!」
「だから、少しは参考になるアドバイスができると思うよ!」
「どうした?どんなことで悩んでいるんだ?」

すると、彼はこのような相談をしてきました。

「先生も経験あると思うんだけどさ・・・・。」
「クラスの女子に告白されたんだ!」

 

 

  4.えっ?女子生徒から告白された!?


『えーーーーーーーー!』
『そんな経験はないよーーー!』

私は心の中で叫びました。

しかし、先輩教員として、もと教え子に醜態は見せられません。

「あ~!そうなんだ!」
「まぁ~、良くあることだな!」
「先生も何度か経験があるよ!」

正直、教員経験25年の間、教え子から告白されたことは1度もありません。

イケメンの先生は、何度も告白をされているのでしょうか?

少なくとも、同僚の先生から告白されたという話は聞いたことがありません。

もしかしたら、生徒から告白されるのは「教員あるある」なのでしょうか?

 

 

  5.まさか、自分も好きとかじゃないよね?


「クラスの女の子からラブレターをもらったんだ!」
「真面目でとっても良い子なんだ!」

私は彼に、その子に対しての気持ちを聞きます。

「まさか、お前も好きとかじゃないよな?」
「えっ、付き合いたいとか思っちゃってる?」

すると彼はしっかりと否定します。

「もちろん、教え子としては好きだよ!」
「でも、恋とか愛とかじゃないよ!」
「その子と付き合いたいとか、結婚したいとかいう気持ちはないよ!」

 

 

  6.先生も経験してるんでしょ!断り方を教えて!

 

その後、彼は続けます。

「でも、彼女を傷つけたくはないんだ!」
「だから、先生!」
「お願いだから、上手に断る方法を教えて!」

中学校のころから、真面目で優しい彼らしい言葉です。

「先生は何度も告白されたことがあるんでしょ!」
「そのときは、どうやって断ったの?」
「どう言えば、彼女を傷つけずに断れるの?」
「他の先生には相談できないんだよ!」
「先生、頼むよ~。正しい断り方を教えてよ~。」

 

 

  7.手紙を変えそうとしていた教え子教師

 

私は彼がどのような対応をしようと考えているのかを聞きました。

「手紙をもらったから手紙で返そうと思うんだ!」
「そこに、自分の気持ちを書こうと思ってる。」

『ゴメンね。生徒としてあなたのことは好きだよ。』
『でも、愛してるとか恋してるではないんだ。』
『これからも、クラスではみんなの見本となって欲しいと思ってる。』
『そして、ダメダメな先生の手伝いをして欲しいと思ってる。』
『これからも、よろしく頼むよ。』

「こんな感じの手紙を書こうと思うんだけど・・・。」
「どうかな?」

 

 

  8.手紙で断るのはやめておけ!

 

生徒から告白されたことは1度もない私ですが、長年の生徒指導主事の経験から、このようにアドバイスをします。

「手紙はやめておけ!」

「いくら上手な文章を書いても、それが伝わるとは限らない。」
「こちらの伝えたい気持ちが伝わらないことはあるんだよ!」
「だから、絶対に手紙はやめておけ!」

さらに、このようなアドバイスをします。

「トラブルに発展したときに現物があるとヤバいぞ!」
「その子が良い子だとしても、万が一にも訴えられる可能性もあるからな!」

 

 

  9.生徒指導の基本は「会って話す」だ!

 

また、このようなアドバイスもしました。

「話すなら、目の前で、顔を見てちゃんと伝えろよ!」
「本気で、真剣に話をすれば、気持ちは伝わるから。」
「手紙や電話で同じ事を言っても伝わらないことはあるが、直接のときは伝わる可能性が高くなる。」
「これは、生徒指導の基本だ!」
「だから、その子以外の対応や親の対応のときも、基本は会って話すんだぞ!」
「これがトラブルを回避する正しい対応の1つだ。」

私から生徒指導の基本をきいた彼は感心しているようです。

 

 

  10.学年主任や保護者に相談するのも可


さらに、直接、話をするときのポイントも伝えます。

「可能なら話し合いの場に女性の先生にいてもらった方が良いぞ!」
「万が一、彼女が振られたショックで、お前に襲われたと言うかもしれないだろ!」
「そんなとき、男と女が1対1で話をしていたら、どっちの言葉が信じてもらえる?」
「力もなく、立場的に弱い、女子生徒の言葉を信じるのが普通だろ!!

そして、最後にもう一つだけアドバイスをしました。

「親御さんに事前に伝えておくのもいいと思うよ。」
「真面目な子みたいだから、お母さんも真面目の可能性が高いだろ。」
「だから、子どもには内緒にしてもらって事前に『断る旨』を伝えるんだ!」

『娘さんにもらった手紙は本当に嬉しかったです。』
『ただ、娘さんを恋愛対象とすることは出来ません。』
『明日、直接、本人に断りの話をするつもりです。』
『なるべく、傷付かないように話をします。』
『ただ、もし様子がおかしかったら・・・。』
『おうちの方でフォローをお願いできませんか?』

そして、最後にこうも伝えました。

「学年主任の先生にも相談してみろよ!」

 

 

  11.ラブレターの対応を決めた教え子教師

 

教え子の彼は私のアドバイスを元に対応を決めたようです。

「先生!ありがとう!」
「手紙を書くのはやめるよ!」
「自分の正直な気持ちを彼女に伝えるよ!」
「多分、彼女は分かってくれると思う。」

女性の先生に同席してもらう対応や保護者に伝える対応はしないとのことでした。

ただ、学年主任には事前に相談をして助言?をいただいていたそうです。

「そんなの普通にNOと言って終わりだよ!」
「教師と生徒なんだから無理って言えばいいんだよ!」

 

 

  12.気持ちが伝わり無事に解決!

 

数日後。

彼から私に連絡がありました。

「先生!ありがとう!」
「上手くいったよ!」
「本気で、本当の気持ちを伝えた。」
「そうしたら、彼女も本気で考えてくれてありがとうって言ってくれた。」
「泣かしちゃったけど、トラブルにはならないと思う。」

そして、最後にこう言いました。

「さすが女子指導が得意な先生だね!」
「何度も告白された経験があるから正しい対応を知っていたんだね!」
「また、何かあったら相談させてね!」

もちろん、私はエラそうに答えました。

「まっ、まあな!」
「いろいろな経験をしているからな!」
「なんか困ったことがあったら、連絡してこいよ!」

 

 

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このブログは、筆者の経験を元に作成しています。ただし、個人情報や学校が特定ができないように事例を少し変えて作成しております。掲載している情報により生じたいかなる損害に関しても、筆者が責任を負うことはできません。