2年半ぶりにブログを開くと、タイトルも自己紹介内容も、今の自分自身から見ると、偏りがあり違和感を感じるが、開業をした3年半前の想いはそのままにしておこうと思う。
他者の治療に全身全霊を尽くしながら、自身の内面も探り、仏教や哲学、東洋思想の勉強もした。
この世の全てが陰陽論で成り立つこと。
自身の内面も全てその法則で相殺した。
仏教で云われる、自我、煩悩を無くすことで、自身の全ての苦痛苦悩は「無」となった。
所謂、「空」の意識。
それを客観視し、「空」を真だとする、「真空」。
「真空」=「涅槃」となる。
それに至る段階に於いて、「真」の自分は如何なるものか、深層を見つめる必要がある。
そして、自身の深層が理解できると、他者の深層も理解出来るようになる。世の中の深層も然り。
感覚が研ぎ澄まされ、ニーチェのいう「超人」になるのだ。
2年半前はその超人の最初の段階で、感覚が突然やって来た頃だった。
戸惑いながら、その感覚を解明分析するにはもっと自身を見つめる必要があった。
去年辺りから「空」から「真空」となったのだと思う。今もそうだが、常に正しさの追求をしていた。
世間に対する厭世観、哲学用語でいう、ペシミズム、あらゆる支配に対するルサンチマン。それらによる、ニヒリズムに陥っていたのも去年だった。
今年に入り、ニヒリズム(虚無主義)を克服出来たのが、TwitterなどのSNSだった。
同じ境地とはいかないが、同じような想いの人との出会い、ニヒリズムに楽観主義を取り入れることで、私は救われた。
SNSで出会った彼らはどうかわからないが、人それぞれ、「超人」的な何かを持っていると思う。
私は、感覚。肌に受ける感覚。そこから入ってくる感覚。
他者の顕在意識、苦悩や痛みの症状。集合意識、自他の潜在意識、あらゆる意識が私自身に入ってくる。
他者の苦悩が自分の苦悩として、自他の境なく理解している。
その状態が今は、真に涅槃の境地だと悟っている。